ハスラー最大のライバル!?ダイハツ タフトはどんなクルマ?
2020.11.09
軽SUVの大人気モデル、スズキ ハスラー。
そのライバルとして2020年6月にダイハツから発売されたニューモデルがタフトです。
2020年1月の東京オートサロンで、展示注目されたTAFTコンセプトが、ほぼそのまま市販されました。
ハスラーとタフト。両モデルは似ているようで、意外と個性があります。
タフトはやっぱり違うんです。
■タフ&力強いスクエアデザイン
両モデルともボンネットのあるスクエアなスタイリングで、トールワゴンまではいかないものの、それなりに背が高くいかにも遊び心を持ったSUVらしいデザインです。
エクステリアでいえば丸目のハスラー、異形角目のタフトです。
ハスラーが親しみやすい、ちょっとカワイイ感じなのに対して、タフトはアウトドアでのタフさを強調したスクエアデザインです。
車名がTough&Almighty Fun Tool(タフ&オールマイティ ファン ツール)の頭文字なので、それも当然です。
使い方では、ハスラーはファミリーまで狙いますが、タフトは2名乗車(もちろん4人乗りですが)に遊び道具をたくさん積んでアクティブに活動できるキャラクターと、コンセプトも違うんです。
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※価格は支払総額
■開放的なガラスルーフの前席クルースペース
タフトの大きな特徴は、前席頭上に広がるスカイフィールトップを全グレードで標準装備していることでしょう。
多くのサンルーフが後席寄りにセットされるのですが、タフトの場合はフロントシートの乗員がメイン。
これにより、素晴らしい開放感を味わうことができます。
またガラスにはスーパーUV&IRカット機能があり、シェードも付きますから、強い陽射しでも安心です。
室内空間は、フロントが“クルースペース”、リアは“フレキシブルスペース”と区分けした使い方を提案。
ファミリーに向けにはスーパーハイトワゴンのタントがあるので、タフトには違った個性を持たせたのでしょうね。
座り心地の良い形状のシートは、アウトドアツールとしてファブリックはカモフラージュ柄のみと割り切っています。
前席は、G、Gターボグレードにシートヒーターを標準装備しました。
後部座席はスライド機能をあえて排除し、積載性を重視。
フレキシブルスペースと謳うだけあって、シートアレンジで長物、背の高い物、大物まで、さまざまな遊び道具を積めるようになっています。
また後部座席を倒せばフルフラットで、荷室はフレキシブルボードで上下の寸法をアレンジできます。
バックパックからインスピレーションを受けた室内空間は、シンプルなデザインですが、便利な収納も多く用意されています。
■優れたパワートレインとSUVらしい悪路走破性
タフトは、DNGA(ダイハツ ニューグローバル アーキテクチャー)による新開発のプラットフォームを採用。
走りの良さや、使いやすい室内空間は、この優れたプラットフォームがあってこそです。
パワーユニットは、ガソリン0.66L 直3 DOHC12バルブの自然吸気(NA)とインタークーラー付きターボの2タイプです。
駆動方式はFFとフルタイム4WDで、トランスミッションはCVTです。
細かいことですが、全モデル電動パーキングブレーキで、EPBシフト連動機能をオンにしておけば、Pレンジに入れるだけで、パーキングブレーキがオンになります。
前後オーバーハングが短く、最低地上高を190mmとしたことで、アプローチアングルは27度、ディパーチャーアングル58度に設定。
ライバルのハスラーは、最低地上高180mmで、アプローチアングルは29度、ディパーチャーアングルは50度です。
タイヤも軽SUVとしては大径(165/65R159)で、アウトドアでの悪路走破性に優れています。
燃費は、WLTCモードでNAが20.5km/L(FF)〜19.7km/L(4WD)、ターボが20.2km/L(FF)〜19.6km/L(4WD)です。
■先進安全機能は最新「スマアシ」
先進安全・運転支援機能「スマートアシスト(通称スマアシ)」は、従来の単眼カメラ+レーダーからステレオカメラに刷新されました。
もちろんソナーも装備してパーキング、後退などをアシストします。
タフトのスマアシは、衝突回避ブレーキ(対車両・歩行者・昼夜)、前後誤発進防止(ペダル踏み間違い)、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、レーンキープコントロール、スマートパノラマパーキングアシスト、オートハイビーム/アダプティブドライビングビームなど、全17種の予防安全機能を持っています。
※グレードによって標準装備・オプション設定が異なります。
ボディも衝突安全性や歩行者障害軽減性に優れているので、総合安全性はとても高いクルマです。
遊び道具として割り切りも随所に見られタフトは、スクエアな押しの強いスタイリングが街中でも目を引く、アクティブなイメージの軽SUVです。
パートナーと2人(子どもが巣立ったシニア世代も含みます)で、もしくは1人で、アウトドアで遊ぶための相棒なら、断然タフトはおすすめなのです。