中古で探そう。初代スズキ ハスラー特別仕様車
2020.09.03
初代ハスラーは特別仕様車が豊富で、それも発売年だけでなく継続販売されてモデルも多いのが特徴です。
特別仕様車は装備や仕上げではかなりお得なので、中古車を選ぶ場合でも狙い目。
見つけたら、即買いと思って中古車探しをしましょう。
■特別仕様車は、人と違ったハスラーが欲しい人にもおすすめ
ハスラーの大きな特徴は、ルーフとボディを塗り分けたツートーンカラーですが、特別仕様車にはボディカラーにも専用色があり、たとえば、ルーフだけでもホワイトルーフ、ブラックルーフ、シルバールーフがあります。
その組み合わせは本当に豊富で、カラーリング選びだけでも迷ってしまいます。
また装備で言えば、特別仕様車のなかにも「デュアルカメラブレーキサポート・全方位モニター用カメラパッケージ装着車」というように特別仕様車・限定車(例えばFリミテッドⅡに設定)もあって、注意深く選べばかなり充実した装備のモデルが存在します。
基本構造、スタイリング、使い勝手は大きな変更がないので、この点でも中古車を選ぶ際は安心材料ですね。
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※価格は支払総額
■初代ハスラーとは?
ハスラーは軽クロスオーバーSUVとして、2014年1月にデビューしました。
ここから2019年12年に第2世代が発売されるまでが、初代ハスラーです。
プラットフォームはワゴンRと共通で、かわいいスクエアデザインのスタイリング、広い室内空間、なかなかのオフロード性能を備えデビュー直後から人気モデルになりました。
エンジンは、0.66L横置き直3DOHC12バルブ(可変バルブタイミング機構付き)で、ターボエンジンもラインナップ。
CVTモデルは、アクセルOFFで燃料カット、ブレーキキングして13 km/h以下になるとアイドリングストップ(エンジンOFF)が作動するとともに、この減速時にバッテリーに充電する「エネチャージ」を装備します。
これにより、エンジンの負担を軽減し(低燃費化にも貢献します)、電力を効率良く蓄えます。
2015年には、自然吸気CVTから小型モーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッド「S-エネチャージ」の搭載を開始。
発進時や加速時にはかなり効果を発揮します。
また初期型から4WD・CVTモデルには、急な下り坂で車速を約7km/hに維持する「ヒルディセントコントロール4」や、滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」を装備(軽自動車初)。
安全性でもレーダーブレーキサポート[衝突被害軽減ブレーキ]、誤発進抑制機能など軽自動車のなかでも先進的です。
■RJCカーオブザイヤー受賞を記念した特別モデル、Jスタイル
2015年次RJCカーオブザイヤー受賞記念の特別仕様車が「J STYLE(Jスタイル)」で、2015年1月から販売開始。
FFと4WDがあります。 J スタイルをベースとし、ホワイトルーフとした2トーンカラーをベースとした専用の車体色とインテリアカラーの組み合わせが特徴です。
その組み合わせ色(車体/室内シートパーピング)は、フェニックスレッドパールレッド/レッド、クールカーキパールメタリック/カーキ、ブルーイッシュブラックパール/ホワイトの3つ。
あえて選択されたスチールホイールとフロント&リアバンパーガーニッシュは、ホワイトで塗装されます。
その他、専用装備として、フロントグリルのHUSTLERアルファベットエンフブレムと、バックドアのホワイトエンブレム、左右ドアのJ STYLEエンブレム、RJCカーオブザイヤーエンブレム、LEDフロントフォグランプ、運転席・助手席シートヒーター、プレミアムUV&IRカットガラスなどが標準装備となっています。
■スポーツテイストを高めたJスタイル2
年始に発売されたJスタイルの好評を受けて、年末に投入された特別仕様車が、X、Xターボをベースに製作された「J STYLE Ⅱ(JスタイルII)」です。
車体色(ボディ/ルーフ)は、精悍でSUVテイストが際立つ、専用のフェニックスレッドパールレッド×ホワイト、クールカーキパールメタリック×ホワイト、ブルーイッシュブラックパール3×ホワイトの3色に、通常ラインアップを加えた全7パターンを選べました。
黒基調のインテリアは、「ナノイー」搭載のフルオートエアコン、プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)、「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備するとともに、オプションで全方位モニター付メモリーナビゲーションを設定。
この発表と同時に、ターボモデル全車は加速時にモーターでエンジンをアシストする「S-エネチャージ」(マイルドハイブリッド)となり、JスタイルⅡにも採用されました。
■人気グレード”G”をさらに魅力的にしたFリミテッド
2016年12月に設定された「F リミテッド」は、自然吸気モデルの人気グレードである”G”をベースに用意された特別仕様車です。
パッションオレンジ×ブラック、クリスタルホワイトパール×ブラック、アクティブイエロー×ホワイト、クールカーキパールメタリック×ホワイトという専用のボディカラーに、ガンメタリック塗装のフロント&リヤバンパーガーニッシュ、黒色のスチールホイールなどを装着し、アクティブで引き締まった印象となっています。
インテリアにはカーキ色の専用シート表皮にガンメタリックのパイピングの組み合わせ、カラーパネルも専用色として特別感を高めています。
さらにステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」をオプション設定することで、安全面も高められていたことも特徴です。
■安全性能を高めた2台の特別仕様車、Fリミテッド2/Jスタイル3
2017年12月には、「FリミテッドII」と「J STYLE III(JスタイルⅢ)」という2台の特別仕様車が用意されました。
いずれも先進安全装備を充実させたことが特徴で、「FリミテッドII」はスズキ セーフティ サポートとしてレーダーブレーキサポート、誤発進抑制機能を搭載。
さらにオプションとしてデュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能を設定するとともに、全方位モニター用カメラパッケージをセットで選択可能とされました。
エクステリアは、全車にスチールシルバー2トーンルーフを採用するとともに、ボディ同色のフロント&リヤバンパーガーニッシュ、LEDサイドターンランプ付きドアミラー、専用エンブレムが特徴。
ボディカラーは、ブリスクブルーメタリック、アクティブイエロー、クールカーキパールメタリック、ブルーイッシュブラックパール3の4色が設定されました。
インテリアのカラーパネルは、全車アイボリー、シート表皮はネイビー、スピーカーリングとシートパイピングは、ボディカラーに合わせたものとなるほか、「ナノイー」搭載フルオートエアコンも採用されています。
いっぽう「J スタイルIII」は、スズキ セーフティ サポートとして、デュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能を搭載し、オプションで全方位モニター用カメラパッケージを設定。
X、Xターボをベースに、エクステリアのルーフおよびドアミラーカバー、スチールシルバー2トーンルーフとブラック2トーンルーフを設定するとともに、標準装備されたルーフレール、スモークメッキを施したフロントグリルが特徴です。
インテリアはチタンシルバーをアクセントとした落ち着いたネイビー色のインパネ、レザー調とファブリックのシートなど、上質感を追求しています。
■ファニーとタフが融合した特別仕様車、タフワイルド
2018年7月に発売された特別仕様車「タフワイルド」は、GをベースにAピラーからルーフ、リヤクォーターパネルをブラックに塗り分けた2トーンカラーが特徴です。
全5色のボディカラーは、すべてブラックルーフと組み合わせで、そこにLEDの電動格納式リモコンドアミラーの2トーンカラー、ブラックメタリックのスチールホイール、カラードドアハンドル、専用エンブレムなどが装備されます。
インテリアは、専用色オフブルーのインパネやレザー調とファブリックの専用シートを採用するとともに、「ナノイー」搭載フルオートエアコン、フロント2スピーカー/フロント2ツイーター/リヤ2スピーカーのオーディオシステムを標準で装備。
さらにスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を採用し、デュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能を標準装備していました。
■モデル末期のお買い得品、ワンダラー
カシオの人気時計BABY-Gとのコラボ商品としても話題になった「Wanderer(ワンダラー)」は、2018年11月に発売された特別仕様車です。
ルーフやバンパーガーニッシュに新色のウッディブラウンを採用し、ボディカラーは、シフォンアイボリーメタリック、ブルーイッシュブラックパール3、パッションオレンジ、ピュアホワイトパールの4色を設定。
エクステリアには、ディスチャージヘッドランプ、LEDフロントフォグランプが標準装備されました。
インテリアは、ウッド調インパネに、ビビッドなオレンジステッチがアクセントになったレザー調&ファブリックシート表皮や、本革巻ステアリングホイールなど、上質感を求めた内容になっています。
また「スズキ セーフティサポート」として、 デュアルカメラブレーキサポートをはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、エマージェンシーストップシグナル、 ESPをセットで装備するなど、安全装備も充実していました。
SUVらしい大径15インチホイールや175~180mmの最低地上高など、オフロード性能もちゃんと備えたハスラー。
ジムニーのような本格的なクロカンモデルに抵抗があるという人には、最適な遊び心満載の軽SUVです。
なかでも特別仕様車は、これは欲しいと思わせる装備や、他とは違う内外装が魅力。
スタリングでも初代のほうが好き、という人も多いぐらいで、1世代前だから…を気にしなく済むモデルです。