ミラクルオープンドアで使い勝手バツグンの3代目ダイハツ タント
2020.09.01
軽とは思えないほどの圧倒的な室内空間と、充実した装備で人気の軽トールワゴン、タント。
2019年には4代目へとモデルチェンジしましたが、先代モデルもまだまだ魅力たっぷりです。
2代目から採用されたミラクルオープンドアをさらに進化させ、家族みんなの使い勝手を隅々まで研究し、利便性を向上させたという3代目タントの魅力に迫ります。
■樹脂を使って軽量化を図ったエクステリア
タントのエクステリア(外装)は、タントの持つ親しみやすいイメージをそのままに、立体的なノーズまわりとバンパーの造形、ワイドなグリルデザインで、フロントまわりの質感を向上させています。
またサイドビューは、メリハリのある陰影をつけて立体的な造形にするとともに、シャープなキャラクターラインは、前後に長く見せるキャビンテーマを強調しています。
ボディ外板は、従来のフロントバンパー、リアバンパーに加え、ボンネットフード、フロントフェンダー、バックドア、フューエルリッド、レールカバーを樹脂化し、約10kgの軽量化に成功しています。
これにより両側スライドドアや性能向上のための装備、安全装備など重量増加の要素があるものの、2代目と同等の車両重量に抑え、燃費に貢献しています。
空力性能は、風を受ける面が大きくなるため、空気抵抗が大きく燃費性能の面で不利な軽トールワゴンでありながら、フロントやリア、フロア下のそれぞれの風の流れをスムーズにすることで空気抵抗低減を実現し、セダンタイプの軽自動車、ミラ並みのCd値を達成しています。
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※価格は支払総額
■ミラクルオープンドアとシートのロングスライドが使い易さのカギ
インパネは、フラットなデザインに横長のセンターメーターを奥に配置することで、視覚的な広さを表現。
助手席側のトレイや運転席側のアッパーボックス、ポケットにも使えるプルハンドルなど、ちょっとした小物を入れるのに便利な収納スペースは各所に配置されています。
助手席側には、助手席側のドアピラーをドアに内蔵させることで、開口部を広く取ることができるミラクルオープンドアが装備されています。
助手席の380mmのロングスライドと、リアシートの240mmのスライドを活用すれば、リアシートの足元にはベビーカー(A型)を折りたたまずに積載することも可能な、695mmのスペースが現れます。
また、リアシートは左右独立して格納することができるので、荷物の大きさや乗車人数に応じて多彩なアレンジが可能。
使い勝手の幅をさらに広げています。
さらに、大画面の8インチメモリーナビや、10.2インチの後席モニターをディーラーオプション設定し、後席の子供が映画やアニメを見ながら長時間のドライブを楽しむこともできます。
■安定した走行性能も魅力
軽トールワゴンは重心が高いので、高速走行時やカーブ走行時のふらつきという弱点があります。
3代目タントではこれを解消するために、2WDモデル全車にリアスタビライザーを搭載するとともにフロントスタビライザーの採用グレードを拡大し、走りの基本となるロール剛性を向上させています。
またサスペンションのばね定数やブッシュ類の最適化を実施し、あらゆる走行域での高い操縦安定性を実現しました。
走行中の騒音に対しては、各種吸音材や遮音材の追加、面積の拡大を実施することで、小型車並みの静粛性を実現。
会話明瞭度の向上、エンジン始動時のクランキング音やマフラー排気音の減少を達成しています。
■燃費とパワーを両立したパワートレイン
タントのエンジンは、自然吸気のNAとターボの2種類があります。
いずれも0.66L 直3ガソリンで、全車エコカー減税を「免税」レベルとしています。
燃費は、CVTのトランスミッションには低粘度フルードの採用やハイギヤ化、CVTサーモコントローラーの搭載、エンジンの圧縮比向上、気筒別燃焼制御、吸気温度の低減、エコ・アイドルの進化などの技術を採用し、ボディの空力性能と合わせて高い燃費性能を実現。
JC08モード燃費は、28.0km/L(2WD、NAモデル)を達成しています。
■豪華さをプラスしたカスタム
タント カスタムは、スタンダードモデルをベースに大型グリル、LEDヘッドランプ、LEDクリアランスランプで先進性と存在感を表現した、豪華なスタイリングとされた兄弟車です。
リアは大型リアスポイラーやLEDコンビランプ、バックドアガーニッシュが装備され、精悍でスタイリッシュな印象。
RSグレードには、イルミネーショングリルや15インチの切削アルミホイールが装着され、上質感が高められています。
ボディカラーは、夜の帳をイメージしたという”ナイトシャドーパープルクリスタルメタリック”をはじめ、カスタムのイメージにマッチしたカラーが7色用意されています。
重厚感やラグジュアリーな雰囲気が好みの方にはぴったりです。
3代目タントは、軽トールワゴンの使い勝手をとことん追求した、完成度の高いモデルです。
シートアレンジや機能も豊富ですから、ぜひ実際にクルマを見て、操作感や使いやすさを確かめてみてください。