マニュアルも選べるSUV5選
2020.06.06
クルマ好きのなかには、自分でクルマを操る楽しさを求めて、あえてMT(マニュアルトランスミッション)車にこだわる人がいます。
しかし、現在、日本国内で販売されているSUVはATが主流で、そもそもMTの設定なんてない車種がほとんどです。
それでもマニュアルを駆使して運転を積極的に楽しみたい!という方にむけて、ここではMTの設定があるSUVを、新車、中古車にこだわらず紹介しようと思います。
■SUVでマニュアルを選ぶといいこと
MTは、変速時のギア操作をドライバー自身で行います。
これがMTの魅力であり、醍醐味であるとも言えます。
技術の向上により、発進時や変速時のなめらかさ、燃費性能において、いまやATのほうが優れた性能を持つようになりましたから、そこであえてMTを選ぶ理由は、運転する楽しみということに尽きるでしょう。
またMTは、アクセルを戻したときのレスポンスが良く、エンジンブレーキがかかりやすいという特徴があります。
これは急な下り坂を下る際や、長い下り坂でフットブレーキを使用せずに強めの減速をしたい場合などに便利です。
アップダウンのある郊外のワインディングを走行する機会が多い方や、路面状況の変化が大きいオフロードの山道を走るアウトドア派の方であれば、マニュアルのほうが便利で楽しいと感じるシーンは多いのではないでしょうか。
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■新車のおすすめ3モデル
・トヨタ C-HR GRスポーツ
トヨタの人気コンパクトクロスオーバーSUVであるC-HRには、2WDモデルに設定されるS-TグレードにMTが設定されています。
なかでもスポーティな専用装備と外観が特徴のGRスポーツは、おすすめモデルといえるでしょう。
1.2L 直列4気筒ガソリンターボに6速のiMTを組み合わせたパワートレインは、軽快な走りと優れた燃費性能が両立されています。
ちなみにiMTとは、インテリジェント・マニュアル・トランスミッションの略で、スイッチONで変速動作(クラッチ操作、シフト操作)を行うと、発進時の回転数を自動で調整するほか、変速時のエンジン回転数を合わせるよう制御し、スムーズな変速をアシストするという機能です。
・マツダ CX-3
独創的な技術と魂動デザインによるエモーショナルなエクステリア(外装)が特徴のマツダSUVですが、コンパクトクロスオーバーSUVであるCX-3のディーゼルに、MTが設定されています。
CX-3に搭載されるクリーンディーゼルエンジンは、燃焼技術に徹底的にこだわった1.8Lターボで、ディーゼルならではの力強いトルクとゆとりのパワー、快適な静粛性、優れた環境性能を実現しています。
ひと昔前のディーゼルとはまるで違う性能に、多くの人が驚きました。
ディーゼルは太いトルクがあるのでマニュアルとの相性も良く、発進加速時の力強さを味わうのにぴったりと言えるでしょう。
CX-3はSUVでディーゼル、しかもマニュアルが選べる数少ないモデルです。
ATと同じという車両本体価格からは、SKYACTIV技術によるマニュアル+クリーンディーゼルを押したいマツダの自信がうかがえます。
・スズキ ジムニー
軽自動車の本格クロカンSUVという、唯一無二の存在であるジムニーは、その個性ゆえに根強いファンが数多く存在します。
クルマの性格上、MTを選ぶ方も多いという、現代では珍しいモデルのひとつです。
ジムニーは軽自動車ですから、排気量が小さい(=パワーとトルクが限られている)ため、路面状況が刻々と変化するオフロード走行において、エンジンのパワーを細かくコントロールできるマニュアルのほうがメリットは大きいのです。
強靭なボディと軽い車体、信頼の4WDシステムと、オフロード走破性能を高める条件が揃ったジムニーのMTは、他では得られない楽しさが味わえます。
■中古ならこんなモデルも
・2代目 日産 エクストレイル
2000年に登場したエクストレイルは、オンでもオフでも使える便利で快適なクロスオーバーSUVとして人気となりました。
2007年にフルモデルチェンジとなった2代目は、悪路走破性を高める4WD性能、力強いスクエアなフォルムに機能的なインパネ、フル防水インテリアといったアウトドアでの使い勝手を高めつつ、快適装備の充実や広い室内空間など、アーバンユースでの快適さも両立させたモデルでした。
その2代目は、デビュー時の2.0Lガソリンエンジンの4WDモデルにMTが設定されていたほか、2008年に追加された2.0Lクリーンディーゼルの20GTは、6MTのみという設定でした。
20GTは、2010年のマイナーチェンジでATが追加されています。
・4代目 フォレスター
インプレッサから派生したスバルのクロスオーバーSUVであるフォレスターも、デビューから5代目を数えるほどの歴史を刻むモデルとなりました。
モノコックフレームを採用しながら、ラダーフレームに匹敵するほどの強靭なボディと、水平対向エンジン+スバル伝統の4WD技術による走行性能は、高いオフロード性能を持ちながらもオンロードでのハンドリングにも優れ、まさに本物志向のクルマ好きに支持されてきた魅力的な1台です。
その4代目の2.0LのNA車に、MTが設定されました。
数少ない希少なSUVのMTモデルは、頻繁に発進・停止を繰り返すような渋滞時でなければ、シフトチェンジやクラッチ操作が苦になることはなく、それよりもクルマを運転する(操る)楽しさを倍増させてくれます!
AT限定免許が普及して、いまやMT車を運転できる方は減少傾向にありますが、これをきっかけに興味がわいたらMT免許への限定解除に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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