150万円で買えるイケてる中古SUV5選
2020.04.28
SUVは、その作りから同じサイズのコンパクトカーやハッチバック、ステーションワゴンより、どうしても割高になっています。
しかし、現在流行中のカテゴリーなだけに、見た目がイケているSUVに乗ってみたいと考えている方は少なくないはず。
ここでは、コンパクトカーを新車で乗り出すときの予算に近い150万円前後というプライスで、イケてる特選SUVをピックアップしてみました。
■初代スズキ ハスラー
中古車相場:約80〜160万円
スズキ自動車が手がけ、軽のクロスオーバーというトレンドを生み出したハスラー。
2019年末にフルモデルチェンジを行ない、2020年からは2代目モデルが販売されています。
軽のトールワゴンにSUVらしさを組み合わせたデザインと、野外で実力を発揮する使い勝手の良さで、2014年の発売以来、大ヒットを記録し続けています。
2代目は初代からのキープコンセプトで、内外装のデザイン変更やマイルドハイブリッドの採用などが行なわれ進化していますが、初代ハスラーの完成度は非常に高く、現在、中古車市場では狙い目のモデルとなっています。
パワートレインは、0.66L 直3ガソリンエンジンとターボエンジンの2種類で、トランスミッションは5速MTとCVTを用意。
駆動方式は、FFとフルタイム4WDがあり、さらにグレードはA、G、X、Jの4種類と、非常に多岐にわたるモデルが用意されていました。
当時の新車価格は約110〜160万円。
その他にも約161万〜174万円の特別仕様車Jスタイル2ターボ、180万円台のJスタイル3ターボ 4WDなどが、ラインアップされていました。
中古車市場では、特別仕様車を除けばおおよそのモデルを150万円以下で購入可能。
さらに高年式モデルには、低走行やワンオーナーといった良質な個体も数多く存在しています。
キビキビと走りたい方はターボ車、オフロードを楽しみたい方は4WD、都会的な雰囲気を楽しみたい方は2018年に登場したブラックパッケージ装着車がそれぞれおすすめです。
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※価格は支払総額
■三菱 アウトランダー PHEV(マイナーチェンジ前)
中古車相場:約120〜200万円
三菱自動車が、2005年から販売しているアウトランダー。
現在販売されているのは、2012年に登場した2代目モデル。
2015年にはダイナミックシールドデザインを採用し、現代的なフロントマスクになった人気SUVですが、ここでおすすめしたいのは、2012年末に登場したのがプラグインハイブリッドのPHEVです。
当時、世界初の4WDプラグインハイブリッドとして話題を集めた同モデルは、クルマを蓄電池として使い家庭に電力を供給するV2Hにも対応。 ハイブリッドのパワートレインは、電気モーターのみで走行するEVモード、発電機としてのエンジンを用いて電気モーターで走行するシリーズ走行モード、エンジンを主力としてモーターで補助を行なうパラレル走行モードを状況にあわせて自動で切り替えます。
また内外装もPHEV専用デザインとなり、フロントグリルやテールランプ、スティック式のセレクトレバーや電動パーキングスイッチの増設などが行なわれています。
発売当時の新車価格は、約330〜430万円。
グレードはEとGがあり、Gには装備内容によってセーフティパッケージ、ナビパッケージ、プレミアムパッケージが用意されていました。
アウトランダーPHEVは、現在も販売が継続され、最上級グレードのSエディションは500万円を超える高級SUVです。
そんなアウトランダーPHEVですが、2015年以前のマイナーチェンジ前モデルに的を絞れば150万円でも中古車を探すことが可能です。
パワートレインや駆動方式は全グレード同じなので、装備にこだわりがなければ最廉価グレードのEを第一候補で考えるとコストパフォーマンスの高い1台が見つかるでしょう。
■3代目 日産 エクストレイル
中古車相場 約140〜300万円
「4人が快適で楽しい、200万円をきるオフローダー」として2000年に登場した日産 エクストレイル。
現在販売されているのは2013年にフランクフルトモーターショーで発表された3代目で、ルノーと共同開発した新アーキテクチャー CMF(Common Module Family)を採用し、スタイリングは洗練されたものへと進化しています。
パワートレインは、初年度こそ2.0L 直4ガソリンエンジンのみでしたが、翌年には2.0L 直4ターボディーゼルエンジン(2014-2015年販売)、2015年にはハイブリッドモデルも追加。トランスミッションは全モデルCVTで、駆動方式はFFと4WDの2種類があります。
初期のグレードは、ガソリン車が20X、20S、ディーゼル車が20GT、20GT Sという構成。
新車価格は発売当初こそ200万円台が中心でしたが、現在は200万円台のグレードは2種類のみ、それ以外は300万円台を超え、最上級モデルのオーテックハイブリッド iパッケージにいたっては400万円超の価格です。
3代目は、2017年にマイナーチェンジを行なっており、それに合わせて快適装備や安全支援機能などが充実しました。
デビューから6年が経過したことで、中古車のタマ数も揃い、平均中古車相場も約140〜300万円。
初回車検を終えていない2017年以降のモデルは強気の価格設定ですが、前期モデルであれば150万円台で狙うことができます。
探せば、3列シート7名乗車仕様もありますので、大勢を乗せる機会の多い方は、7人乗りを探すのも良いかもしれません。
■ホンダ ヴェゼル ハイブリッド
中古車相場:約140〜250万円
3代目のフィットをベースに開発されたホンダ ヴェゼルは、2013年末から販売を開始したコンパクトSUVモデルです。
クーペのようなスタイリングに、SUVらしいどっしりとした下半身を組み合わせるとともに、ディテールを工夫することでスポーティな雰囲気を演出しているのが特徴で、2013年の発売から現在まで仕様変更やマイナーチェンジは行われているものの、ほぼ変わらないデザインで販売を継続しています。
今回注目したいのはそのハイブリッドモデル。
ヴェゼル ハイブリッドは、発売当初よりガソリンエンジンとともに設定されていたパワートレインで、最高出力97kW(132PS)/6,600rpm、最大トルク156Nm(15.9kgm)/4,600rpmmの1.5L 直4ガソリンエンジンに、最高出力22kW(29。5PS)、最大トルク160Nm(16.3kgm)の電気モーターを組み合わせています。
トランスミッションはガソリン車が全モデルCVTなのに対し、ハイブリッドは7速AT。駆動方式はFFと4WDがあり、グレードはベースグレードにくわえて、X、Zの3つで構成されます。
発売当時のハイブリッド車の新車価格は、200万円台。
中古車相場は、140〜250万円前後で推移しており、初期型のXであれば100万円を切る個体も見つけることができます。
2016年にはガソリン車およびハイブリッド車ともにホンダの安全運転支援システムHonda SENSING(ホンダセンシング)が採用され、さらに2018年にはマイナーチェンジを行なっていますが、150万円までの予算で狙うのであれば、2016年以前のモデルを探すほうが良いでしょう。
マツダ CX-5 XD
中古車相場:約140〜300万円
マツダの最新技術SKYACTIV TECNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)を惜しみなく投入し2012年にデビューしたミドルサイズSUVのCX-5。
デビューからわずか5年でフルモデルチェンジを敢行し、2017年に2代目へ移行しました。
ボディサイズを先代より大型化する一方で全高は低くなり、結果としてSUVの持つ力強さが強調され、存在感も増しています。
外観は洗練されモダンな雰囲気となり、室内空間もデザインや素材の工夫で上質感を演出しています。
パワートレインは、2.0L 直4ガソリン、2.5L 直4ガソリン、2.5L 直4ガソリンターボ、2.2L 直4ディーゼルターボエンジンの4種類が設定されていますが、販売の中心はSKYACTIV-D 2.2を搭載するディーゼルモデルです。
トランスミッションはガソリンが6AT、ディーゼルは6ATと6MT。
駆動方式は、2.0LガソリンはFFのみ、2.5LとディーゼルにはFFと4WDがそれぞれ用意されます。
そのなかからおすすめは、クリーンディーゼルのXDです。
XDには、安全装備などを充実させたプロアクティブ、豪華装備のLパッケージ、さらに特別仕様車のシルクベージュセレクションやエクスクルシーブモードが設定され、新車価格帯は200万円台後半から400万円近くまで、幅広くなっていますが、限られた予算で選ぶのであれば、2代目発売時のXDを探しましょう。
予算150万円でも見つけることができる、燃費も良くてイケてるSUVたち。
新車は確かに気持ちの良いものですが、車歴の若い中古車ならそれほどヨレていることもなく、低走行車を見つけることができるかもしれません。
賢者の買い物のおすすめです。