中古車だからこそ買えるSUV、日産 デュアリス

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

中古車だからこそ買えるSUV、日産 デュアリス

2020.02.26

日産のミドルクラスSUVであるエクストレイルは、現在3代目に進化しています。


そのエクストレイルの2代目がデビューした同じ年、ひとまわり小さいボディのSUVが投入されました。


日本名デュアリス、欧州ではキャッシュカイ(ローグスポーツ)という名前で販売されたコンパクトSUVは、世界戦略車として主にヨーロッパを中心に大人気となりました。


2014年まで販売されたデュアリス(2010年8月モデル)の、特徴や成り立ちについて解説しましょう。





■デュアリスの開発コンセプトは?




中古車だからこそ買えるSUV、日産 デュアリス


2007年3月、欧州市場に投入され、続く5月に日本でも販売が開始された日産 デュアリスは、「スマート&コンパクトクルーザー」をコンセプトに開発されれたコンパクトSUVです。


その特徴は、”Look”=俊敏な走りを予感させる流麗な曲線美と力強いデザイン、 ”Fee”l=クルマとの一体感やコントロール感を演出するドライビングスペース、”Drive”=キビキビかつ安定した走りがもたらす快適な乗り味の3つで、欧州の日産車ラインアップにおいて2007年から2010年の4年連続で販売台数No.1を達成。


さらにアフリカ、中近東、オセアニア、アジア、中南米などでも高く評価され、2011年には累計販売台数が100万台に達する人気車種に成長しました。





■俊敏な走りを予感させるエクステリア




中古車だからこそ買えるSUV、日産 デュアリス


欧州の開発拠点が手掛けたエクステリア(外装)デザインは、ハッチバック的な軽快でコンパクトな上半身と、SUVらしいダイナミックさと安心感をもつ下半身を融合させたもの。


なおかつ流麗で洗練されたシルエットのなかには、ダイナミックな印象を与えるキャラクターラインや、アスリートの筋肉のようにシャープで伸びやかなウエストライン、当時の欧州市場の日産SUVに通じるデザインを採用したフロントグリル、ブルーのクリアランスランプが配置され、先進的な印象のヘッドランプ、空力性能の向上も考慮してデザインされたリヤコンビランプなどが内包されています。


ボディサイズは、全長4,315mm×全幅1,780mm×全高1,615mm、ホイールベースは2,630mm、最低地上高は205mmと、都会的なイメージを持ちながら十分なロードクリアランスも備えていました。





■走る楽しさと快適性を両立したインテリア




中古車だからこそ買えるSUV、日産 デュアリス


インテリア(内装)は、ブラックを基調にメタリック調のフィニッシャーをバランス良く配置することで、実用的でスポーティなデザインとなっています。


具体的には、アルミ調パネルのメーター、丸形デザインのベンチレーション、メタリック調フィニッシャーのシフトノブ、スタイリッシュなアームレスト付センターコンソールボックス装備類が、SUVの内装にスポーティ感をプラスしています。


フロントのドライバーズシートは、リクライニング機構にラチェット式シートリフターを装備、チルト&テレスコピックステアリングとあいまって、理想的なドライビングポジションを取れるよう設計。


さらに、運転席と助手席のそれぞれで温度調節が可能な、エアコン左右独立温度調整機能オゾンセーフフルオートエアコン、3.6インチの車両情報ディスプレイなどによって、ロングドライブの疲労を軽減します。


室内の収納スペースは、1.0LのペットボトルとCD8枚が収納可能なアームレスト付センターコーンソールをはじめ、リアセンターアームレストカップホルダー(2名分)、携帯電話や音楽プレーヤーの収納に便利なセンタークラスター小物入れや、コンソールポケットがあります。


ラゲッジ(荷室)ルームは、9インチ相当のゴルフバッグと、特Aサイズ(760mm×560mm×260mm)のスーツケースがそれぞれ2個積載できる容量を確保。


6:4分割式のリヤシートを倒すと、さらに大きな荷物も収納可能です。



■ヨーロッパで鍛えられた俊敏かつしなやかな走り




中古車だからこそ買えるSUV、日産 デュアリス


デュアリスのエンジンは、同時期に販売されたエクストレイルやセレナにも搭載されたMR20DE型。


2.0L 直列4気筒DOHCガソリンエンジンで、最高出力は101kW(137PS)/5,200rpm、最大トルクは200Nm(20.4kgm)/4,400rpm。2,000rpm付近から4,400rpmまでフラットなトルクを発生させるエンジン特性は、低速域から高速域まで使いやすく、力強い走りを提供します。


トランスミッションはエクストロニックCVT-M6で、シフトゲートをマニュアルモードに切り替えれば、ダイレクトな操作でスポーティな走りが楽しめます。


駆動方式はFF(前輪駆動)と4WDがあり、車両重量はFFが1,440kg、4WDが1,520kg、燃費はFFが13.0km/L、4WDが11.8km/L(いずれもJC08モード燃費)となっています。


サスペンション形式は、フロントがストラット式、リアがマルチリンク式。高剛性スタビライザー、リバウンドスプリング、ハイスピードダンピングコントロールショックアブソーバーなどの採用により、コーナリング時の軽快感と安心感、長距離走行でも疲れない快適な乗り心地を実現しています。


ブレーキはフロントがベンチレーテッドディスク、リアがディスク式で、全車にABS、EBD(電子制御制動力配分システム)、ブレーキアシストを標準装備しています。


タイヤサイズは215/60R 17インチとなっています。



■当時の先進安全装備を搭載



白色光で明るいキセノンヘッドランプ、オートライトシステム、LED式ハイマウントストップランプ、助手席側ドアミラーに内臓されたCCDカメラによるサイドブラインドモニター(オプション)、バックビューモニター(オプション)によってドライバーの視認性を高めています。


万がいちの衝突の際に乗員を保護するエアバッグについては、運転席・助手席に加え、カーテンとサイドエアバッグシステムを全車に標準装備しています。



■当時の価格は?



デュアリスの発売当時の新車販売価格は、下記のとおりです。


●20S(FF):195万3000円

●20G(FF):222万750円

●20S FOUR(4WD):216万3000円

●20G FOUR(4WD):243万750円


日本では、2007年から2014年まで販売。現在では、中古車での入手が可能です。


2020年1月の時点での中古車相場は、約25〜160万円となっており、いまだに人気が高いことが伺えます。


欧州の道路は石畳や荒れた路面が多く、また平均走行速度が高いという特徴があります。


こうした環境でもデュアリスは快適な乗り心地と、高速道路でもしっかりした走りを楽しめる設計になっており、世界中で高い評価を得てきました。


欧州で生まれ、鍛えられた走りを体感できるのは、いまが最後かもしれません。



最新のデュアリスの在庫情報を見る≫



SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る