初代ジープ コンパスってどんなクルマ

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初代ジープ コンパスってどんなクルマ

2019.11.28

それまで、ラングラーとチェロキーの2台で屋台骨を支えてきたジープが、新しい顧客を開拓するため企画されたモデルが、パトリオットでありコンパスでした。なかでもコンパスは、もっとも安価なジープとして2006年より市場に投入。ジープの裾野を広げることに貢献しました。そんな初代コンパスについて、見ていきましょう。




■2006年の北米モーターショーで発表



初代ジープ コンパスってどんなクルマ


初代コンパスは2006年、デトロイトモーターショーで発表され、同年に発売を開始しました。 すでに悪路走破性能については、高い評価を集めていたジープブランドが、日常使いにクルマを求めるユーザー向けに、エントリーモデルとして市場へ投入されました。


ダイムラークライスラー/三菱自動車が開発したプラットフォームは、ほぼ同時期に登場したパトリオットと共通で、駆動方式は4WDとFFを用意。 日本へ正式輸入されたのは、2011年のマイナーチェンジ後の後期モデルだけです。




■ボディ



全長×全幅×全高:4,460mm×1,810mm×1,665mm

ホイールベース:2,635mm 車両重量: 1,450kg

乗車定員:5名

タイヤ:215/55R18 95H

サスペンション:(前)マクファーソン式 /(後)マルチリンク独立懸架式 駆動方式:FF


日本に輸入されたコンパスは、当初、前輪駆動の2.0Lモデルのみ。2.4Lを積んだ4WDモデルが追加されたのは2013年からで、それ以降、2.0Lの2WD、2.4Lの4WDがラインアップされるようになります。


コンパスの4WDシステムには、一般的なフルタイム4WDのフリーダムドライブ1と、ローギアを持つフリーダムドライブ2がありましたが、そのうち日本へ導入されたのはフリーダムドライブ1のみでした。




■エクステリア



初代ジープ コンパスってどんなクルマ


7つのスロットを持つフロントグリル、台形のフェンダーアーチなど、そこかしこにジープのアイデンテティを散りばめたコンパス。


フロントマスクの処理は、前期モデルが丸いヘッドライトと大きな7スロットグリルの組み合わせで、ラングラーの面影を残すデザインでしたが、2011年のマイナーチェンジで、フェイスリフトを行い、グランドチェロキーを彷彿とさせるフロントマスクに変更されました。


クロスオーバーSUVらしいハッチバック的なスタイリングは、前後期とも同様です。




■インテリア



初代ジープ コンパスってどんなクルマ


日本仕様のインテリア(内装)は、レザーシートやソフトパッドの採用、マルチファンクション機能付きステアリング、多機能センターコンソールなど使い勝手を重視。2013年モデルからはさらに改良が施され、レザーの質感、ステッチの変更などにより、高級感を増してます。



■エンジン



初代ジープ コンパスってどんなクルマ


エンジン:直列4気筒 DOHC16バルブ

排気量:1,998cc

最高出力:115kW(156ps)/6,300rpm

最大トルク:190N・m(19.4kg・m)/5,100rpm

トランスミッション:CVT(無段変速)

JC08モード燃費:10.5km/L


日本導入された初代コンパスに搭載されたエンジンは、FFモデルが2.0L 直列4気筒。4WDモデルは2.4Lの直列4気筒が搭載され、トランスミッションはFFモデルにCVT、4WDモデルは6ATのパワーテック オートマチックという組み合わせでした。


導入時に用意された限定モデル、アティテュードは、300万円を大きく切る260万円という価格設定で話題となりました。




■改良の歴史



2代目コンパスは、2016年のLAモーターショーで発表されました。2006年の初登場から10年。その間に、行われた大きな改良は、2011年のフェイスリフトおよびサスペンション改良と、国内では2013年7月にリミテッドのグレードに、2.4Lの4WDモデルが追加されたことです。




■まとめ



レネゲードの登場以前、コンパスはジープのエントリーモデルという位置づけで、新たなユーザーをジープブランドに引き込むうえで重要な役割をはたしました。


現在、初代コンパスは、大手中古車サイトで98万円~276万円(2019年10月現在)で、販売されていますので、比較的手の届きやすいモデルとなっています。


ジープの魅力に触れてみたい方、アメリカンSUVの購入を検討されている方は、コンパスを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?




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