5代目レガシィ ツーリングワゴン

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5代目レガシィ ツーリングワゴン

2019.10.25

5代目レガシィ ツーリングワゴン


世の中の時流に乗って、レガシィを一躍にメジャーな存在へと押し上げるきっかけとなったツーリングワゴンですが、スバルの車種整理によって現在は、ツーリングワゴンをクロスオーバーSUVに仕立て直したアウトバックのみとなっています。


そんなツーリングワゴンの最終モデルとなった、5代目について見て行きましょう。



■エクステリア

5代目レガシィ ツーリングワゴン


5代目にあたるレガシィは、2009年5月に販売が開始されました。グランドツーリングイノベーションをキーワードに、走り、快適性、環境性能の面を強化、さらに大きく広くなったボディが特徴でした。 ボディサイズは、全長4,775mm×全幅1,780mm×全高1,535mmで、ホイールベースは2750mm。重量は1,480kgです。


エクステリア(外装)のデザインテーマは「力強さ」と「存在感」。厚みをもたせることで力強さと落ち着きのある走りを想起させるロアボディに、流れるようなフォルムを採用してスポーティな存在感を持たせたキャビン部分、さらにDピラーの存在を高めることで、新しさと品格のある豊かさを強調しています。


また、翼をモチーフにしたフロントグリルや前後に長いヘッドライトは内部を立体的にすることで精鋭な表情をつくり出していますし、各部に採用されたクロームパーツは、キャビン全体のデザインを引き締めています。



■インテリア

5代目レガシィ ツーリングワゴン


デザインテーマ「品格」と「ゆとり」を実現するためインテリア(内装)は、単に広いだけでなく、居住空間としての仕上がりと乗る人すべてが快適に過ごせる機能性が追求されています。 インテリアカラーは、アイボリーとオフブラックの2色。


加飾パネルには、グレード のキャラクターに合わせ、アルミ調、木目調、カーボン調の3種類が用意されていました。 インストルメントパネルのスイッチ類は、液晶ディスプレイを中心に、ドライバーの視線移動を意識したレイアウトとして、安全性向上に配慮。


デザインはフロントドアトリムの交差面を直交させることで、陰影によって横方向の広がりが感じられるように考えられています。



■パワートレイン

5代目レガシィ ツーリングワゴン


ツーリングワゴンに用意されたパワートレインは、2.5Lの自然吸気水平対向4気筒と、2.5L水平対向4気筒ターボの2つ。 自然吸気エンジンは、最高出力125kW(170PS)/5,600rpm、最大トルク229Nm(23.4kgm)/4,000rpmで、燃費(JC08モード)は12.4km/L。ターボエンジンは、最高出力210kW(285ps)/6,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/2,000-5,600rpmで、燃費は10.2km/Lとなっています。


駆動方式はいずれもAWD。 トランスミッションは、自然吸気エンジンに6速マニュアルモードを備え、ステアリングに備え付けられたパドルシフトを使えば、ダイレクトかつスポーティな走りを楽しむことができる新開発のリニアトロニック(CVT)。


ターボには変速フィーリングが気持ちよいスポーツシフトE-5AT、または6速MTが用意されていました。 走行モードを切り替えるSI-DRIVEは、全車標準装備。ドライバーは走行状況や気分によって、インテリジェント/スポーツ/スポーツシャープという3つのモードから、任意で選択することが可能です。



■足回り

5代目レガシィ ツーリングワゴン


足まわりは、フロントにマクファーソンストラット。リアにダブルウィッシュボーンという組み合わせ。 フロントは、ロアアームをクレードル構造マウントに取り付けることで剛性を向上。スタビライザー径を大きくして、ロール剛性もアップしました。その結果しなやかな乗り心地を確保しながら、コーナリング時の踏ん張り感を高めました。


リアは、サスペンションと車体の間にすべてブッシュを装着するとともに、サブフレームと車体のあいだにも大型ブッシュを介する二重防振構造を採用。路面からの振動やノイズを抑え、上質な乗り心地と静粛性を実現しました。



■安全装備

5代目レガシィ ツーリングワゴン


5代目レガシィのボディは、フロントバンパーの後方にクラッシュボックスを設置して、エアバッグが作動しない低速度域の衝突では、メインフレームに影響を与えることなく衝撃を吸収する構造。車体後方には同様の効果が得られるリヤバンパービームも採用しています。


安全装備として、スバルが得意とする全車速追従機能と運転支援機能を備えた「SIレーダークルーズコントロール」が装着されています。


またシートの骨格や内部構造を見直し、むちうちを軽減する「フロントセイフティシート」、フロントデュアルエアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグで衝突時に乗員を包み込むように保護する「SRSエアバッグ」、ドライバーの膝周りを保護する「運転席下肢保護機能」、歩行者の脚部保護をする衝撃吸収素材を採用したフロントバンパー、歩行者の頭部を保護するボンネットフードなど、万がいちの際も安心できる機能が非常に充実しています。


ちなみに、2010年には衝突回避性能をさらに高めたプリクラッシュブレーキを装備したアイサイトver2が追加されています。


シンメトリカルAWDによる優れた走行性能に、高い居住性、さらにアイサイト装着モデルなら安全性能もいちおう満足のゆくレベルが確保された5代目レガシィ ツーリングワゴン。現在、手に入れようと思ったら、新車販売がなく中古車のみという条件にはなりますが、そのぶん買い求めやすく魅力の詰まった車種となっています。

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