2代目BMW X3の進化の歴史

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2代目BMW X3の進化の歴史

2019.10.08

2代目BMW X3の進化の歴史


1999年に登場したBMW初のSUV、X5の成功によって、2011年に登場したモデルが、3シリーズのSUV版となるX3でした。現在は3代目に進化しているX3ですが、走りの良さと質感の高さは、初代より変わることのないX3の美点。中古車で、狙っているという方も少なくありません。そんな方々のために、現在、狙い目の2代目X3について、進化の歴史をたどります。




2011年3月発売。2012年にラインナップを完成。


2011年3月から日本での販売が開始された2代目X3。基本は初代からのキープコンセプトでしたが、拡大されたボディサイズや、ボリューム感のあるフロントマスク、フロントのホイールアーチから車両後方に伸びるウェストラインなどによって、エレガントさと力強さが加わりました。


2代目BMW X3の進化の歴史


インテリア(内装)を見ると、メーターパネルとインパネの中央に位置する8.8インチのディスプレイに一体感のある流れを持つようなデザインが施され、実用的で使いやすく、開放的な印象を受けます。クロームシルバーの加飾は控えめであり、上品で質感の高い仕上がりを感じさせます。


当初のエンジンは、3.0L 直列6気筒ガソリンのみで、28iに最高出力190kW(258PS)/6,600rpm、最大トルク310Nm(31.6kgm)/2,600rpmを発生するバルブトロニック付きの自然吸気。35iには、最高出力225kW(306PS)/5,800rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,200rpmの直噴ツインスクロールターボ。JC08モード燃費は28iが10km/L、35iは11km/L。駆動方式は、いずれもBMW独自のフルタイム4WDであるxDriveでした。


2代目BMW X3の進化の歴史


2012年3月には、X3にエントリーモデルとなる20iを追加。搭載エンジンは、2.0L直列4気筒DOHCターボで、最高出力135kW(184PS)/5,000rpm、最大トルク270Nm(27.5kgm)/1,250rpm。xDriveながら、燃費は13.4km/L(JC08モード)を達成しています


2012年5月になると、28i系がダウンサイジングターボに置き換えられます。28iの新しいエンジンは、20iと同じ2.0L 直列4気筒ターボエンジンですが、チューニングの違いにより最高出力180kW(245PS)/5,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,250〜4,800rpmを発生。このエンジンには、エンジン・オート・スタート/ストップシステムが搭載され、13.4km/Lの燃費を(JC08モード)を実現していました。


さらに同年の9月には、2.0L直列4気筒ディーゼルターボのxDrive 20d ブルーパフォーマンスを追加。最高出力135kW(184PS)/4,000rpm、最大トルク380Nm(38.7kgm)/1,750rpmを発生すると同時に、18.6km/Lいう優れた燃費も達成していました。




その他、改良の歴史


・2013年9月

車載の通信モジュールを利用して、乗員の安全と車両の状態を見守る「BMW SOSコール」と、「BMWテレサービス」を標準装備。また、リモートコントロールキーの操作やテールゲート先端のボタン操作により、テールゲートの自動開閉が可能な「オートマチック・テールゲート・オペレーション」を全車に標準装備、利便性を向上。


・2014年6月

エクステリアデザインの変更。ヘッドライトのデザインをキドニーグリルへと直接つながるデザインにし、フロント・エアインテークが大型化。インテリアも、ハイグロスブラック仕上げのセンターパネルや、クロームインサートを随所に採用。

また、「歩行者検知機能付衝突回避・被害軽減ブレーキ」や、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、車両の前方と左右の交通状況をパノラマビューで映し出す「サイド・ビュー・カメラ」などを装備し、安全機能を充実させる。


・2016年6月

車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行うことが可能な「アクティブ・クルーズ・コントロール」を含むドライバー支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」と、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」を新たに標準装備。



さらに、それまで上位モデルにのみ標準装備の「ネバダ・レザー・シート」、および「フロント・シート・ヒーティング(運転席&助手席)」を全車に標準装備。


2代目BMW X3の進化の歴史



2代目X3の販売されていた期間を振り返ると、経済性や環境への配慮という観点から、ユーザーが小排気量ターボやクリーンディーゼルへの関心を高めていった時期でもありました。また安全装備の技術革新も行われ、X3も順次対応。中古車購入を考えている方は、年次改良についてじっくり調べてから行動に移すことをおすすめします。

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