エスクァイア ハイブリッドの走行性能について解説 !
2019.08.17
トヨタのミニバンユーザーに人気の高いノア、ヴォクシーよりも高級感、上質感を高めたパッケージとし、2014年に登場したエスクァイア。基本のプラットフォームをノア、ヴォクシーと共用するエスクァイアは、パワートレインも同様ですが、そのなかから環境性能にすぐれたハイブリッドモデルを紹介します。
※2019年8月時点の現行モデルについて解説しています。
ハイブリッド モデルの燃費について
エスクァイア ハイブリッドのJC08モード燃費は23.8km/L。この数値は、発表当時クラストップレベル、現在でもミニバンとしては良好な部類です。
そのハイブリッドシステムは、1.8Lのアトキンソンサイクルエンジンに、排出ガスを再循環させるクールドEGR、電動ウォーターポンプを採用し、無駄のない低燃費を実現しています。
また、動力分割機構やモーター、発電機、リダクションギヤなどを組み合わせて効率の良い走りを実現するハイブリッドトランスアクスルや、小さな電流で大きな電力供給を可能とする昇圧コンバーター付パワーコントロールユニットなどによりモーターの性能を最大限に引き出しています。
さらにハイブリッドシステムを構成するバッテリーは、フロントシート下に配置して低重心化。さらに静粛性を向上したことで、ひとクラス上の乗り心地と走行性能を実現しました。
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走行状況に応じて最適化!
ハイブリッドシステムの基本動作は、走行状況に応じて最適化されています。
発進の際は、アクセルを踏むとモーターだけ(状況によってはエンジンが作動している場合もあり)が作動。モーターのトルクを使ってスムーズに発進。通常走行に移ると、モーターとエンジンを効率よく使用し、低負荷時はモーターのみで走行します。
高速道路などでの追い越し加速は、エンジンにバッテリーからパワーが供給されたモーターがアシストを行い伸びのある加速を行います。ガソリンエンジンでは発進時や加速時に多くの燃料を消費しますが、そういった場面でモーターだけ、またはモーターをパワーアシストに使うことで、ガソリン消費を抑えているのです。
また減速時は、車輪がモーターを駆動する回生ブレーキによって、エネルギーを効率よく回収し、バッテリーに充電。この動作は、通常走行時にも行います。
そして停車時はアイドリングストップで燃料の供給をカット。その間もエアコンの冷房は使用できるので、真夏でも快適にエコドライブが楽しめます。
室内のメーターには、ハイブリッドシステムの出力やチャージの状態をリアルタイムで表示するシステムインジケーターが備わるほか、マルチインフォメーションディスプレイでもシステムの細動状態を確認することができます。
自分がどんな走行をしているのかを知ることができるほか、インジケーターのエコエリアを意識することでさらなる燃費向上が期待できます。
シーンに合わせて選べる3つのモード
走行状況に応じて、エンジンとモーターを使い分けることで、低燃費かつ軽快な走りを提供しているエスクァイア ハイブリッドには 前述の通常走行モードに加えて、「EVドライブモード」「エコドライブモード」「パワーモード」という3つの走行モードを用意。ドライバーが任意で選ぶことができます。
まず「EVドライブモード」ですが、これは文字通りエンジンを停止して走るモードで、深夜や早朝の住宅街など、エンジンによる騒音を抑えたいときに役立ちます。ただし、それほど大きなバッテリーを積んでいないため、モーターだけで走行できるのは、約1㎞程度と言われています。
「エコドライブモード」は、アクセル操作に対する駆動力の反応をおだやかにするとともに、暖房・冷房の効きを抑え、燃費を向上させる燃費重視のモード。ロングドライブなどで活躍します。
「パワーモード」は、アクセル操作に対するレスポンスが高まり、クルマがドライバーの意思に近い反応となるモード。上り坂やコーナーなどでもパワフルかつストレスフリーな走りを味わうことができます。
モード切り替え操作は、センターコンソール横に設置されたボタンスイッチで行い、選択したスイッチをもう一度押すと、通常走行モードにもどります。
大きく重くなりがちなミニバンにあって、エンジンとモーターの駆動を最適化することで、燃費の向上とゆとりのある動力性能を手に入れたエスクァイア ハイブリッド。上質さや高級感があるだけでなく、家計や乗り手にも優しいエコなクルマなのです。
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