5代目RAV4の3つの4WDシステムを紹介
2019.07.23
新型RAV4の4WD車には、グレードによって異なるシステムが装備されています。ここではそれら3つの4WDシステムの特長や仕組みについて紹介します。それぞれに特徴があるので、RAV4の購入を考える際には、期待する効果と費用を勘案してグレードを選びましょう。
ダイナミックトルクベクタリングAWD
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※価格は支払総額
ダイナミックトルクコントロール4WD
ダイナミックコントロール4WDは、2WDと4WDを電子制御によって使い分けるシステムです。GとXの4WDグレードに標準装備されています。
通常走行時は前輪駆動の2WDですが、発進時や路面ミューの少ない場面では車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分するとともに、コーナーリング時には車両の挙動に応じて、後輪にトルク配分を行うフルタイム4WDシステムです。この制御により、雪道だけでなく舗装路でも安定した走行を実現しています。
E-Four
E-Fourは、トヨタがハイブリッド車用に開発した電気式4WDシステムです。フロントモーター、バッテリー、そしてリアモーターで構成されており、フロントとリアをつなぐプロペラシャフトはありません。
新型RAV4に採用された新しいE-Fourは、従来よりも後輪の最大トルクを1.3倍に増加させたうえで、走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する制御を採用。前後トルク配分を100:0〜20:80とし、より緻密なコントロールを可能としています。
これにより、走行状態や路面コンディションを見極めて、駆動方式を適宜変化させ、コーナーリング時のライントレースの精度や、走行時の安定性の向上をはたしました。
また、減速時には、2WDに切り替え、フロントユニットで効率よくエネルギーを回生しています。
いずれの4WDシステムも、走行中は、
「Robust Accurate Vehicle With 4 Wheel Drive(SUVらしい力強さと使用性へのきめ細かな配慮を兼ね備えた4WD)」をコンセプトに据えた新型RAV4は、この