1998年に発売された「THE KING OF 4WD」、ランドクルーザー100

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1998年に発売された「THE KING OF 4WD」、ランドクルーザー100

2019.04.23

1998年に発売された「THE KING OF 4WD」、ランドクルーザー100


1950年代に登場以来、世界中から愛されてきたトヨタの誇るSUV、ランドクルーザー 。このランドクルーザー100は、1998年にデビュー。「The King of 4WD」をコンセプトに、先代のランドクルーザー80から悪路走破性や機動性、耐久性が高められたモデルです。※画像は2007年モデルのVXリミテッド Gセレクションと、2004年モデルのシグナスです。



1998年デビュー!ランドクルーザー100とは?


1954年に初めて「ランドクルーザー」の名前が冠されて以来、現在まで脈々と生産され続けているトヨタ ランドクルーザー。トヨタの高い信頼性に加え、圧倒的な悪路踏破性により海外からも絶大な支持を集めています。


100系と呼ばれる同モデルは、4WDとしての基本性能を向上するだけでなく高級SUVとしてのプレステージ性を高めたのも特長です。セパレートフレーム構造を採用し、ボディサイズを先代モデルよりも大型化することで室内寸法を拡充、居住空間も大幅に向上されています。


1998年に発売された「THE KING OF 4WD」、ランドクルーザー100


ランドクルーザーの要となるサスペンションは、先代モデルのリジッドアクスル式に代えてダブルウィッシュボーン/トーションバー独立式となり、トップモデルの「VXリミテッド」では油圧車高調整機構(AHC)とスカイフックTEMSを合わせた新システムを採用(オプション)。またステアリングは新たにラック&ピニオン式が採用されています。


エンジンは8名乗車のワゴン用として235psを発揮する4.7L V型8気筒DOHC32バルブガソリンユニット(2UZ-FE)を新開発。5名乗車のバンには205psを発揮する4.2L 直列6気筒直噴FFIディーゼルターボユニット(1HD-FTE)を搭載していました。




100系の改良の歴史


1998年の発売当時は、バンタイプに4グレード、ワゴンタイプに3グレードの7種類をラインナップしていましたが、1998年12月にはトップグレードのシグナスをワゴンタイプに追加。4灯ヘッドライトやレザーインテリアを標準装備し高級感を演出していました。


1999年8月の装備追加により、コンピューターの制御により、加速スリップで失われる駆動力を4輪それぞれに配分し、強力なLSD効果を発揮することで、走破性を高めたアクティブTRCと、障害物回避のための、急激なハンドル操作などによる横滑りを車両安定性制御システムVSCがセットで、ガソリン車にオプション設定(一部グレードを除く)されました。

また、本木目ステアリングホイール&シフトノブ(AT車)と、ボイスナビゲーション付エレクトロマルチビジョンも一部グレードを除きオプション設定されました。



1998年に発売された「THE KING OF 4WD」、ランドクルーザー100


2000年5月に改良が施され、撥水フロントドアガラスを全車に標準装備したほか、ドアミラーにレインクリアリングミラーを採用し、雨天時の視認性を向上。


またワイヤレスドアロックリモートコントロールを全車に標準装備するとともに、車両のドアをロック/アンロックした際、作動確認用としてハザードランプが各々1回/2回点滅するシステム(アンサーバック)を採用しました。


トップグレードのシグナスでは、本木目ステアリングホイール&シフトノブ、専用クローム調塗装アルミホイールを標準装備したほか、クロームメッキアルミホイールをオプションで設定。


VXリミテッドGセレクションでは、クローム調塗装アルミホイール、パワーシート、シートヒーターを標準装備するとともに、オプティトロンメーターの設定を拡大し、全車標準装備にするなど高級装備を充実させています。


さらにエンジンイモビライザーシステムやフリーホイール機能付キーシリンダーを全車に採用するなど、盗難防止装備も合わせて充実させています。


2002年8月には、トランミッションが5速ATへと進化。安全面でも抜かりはなく、全グレードにデュアルエアバッグを標準装備させ、SRSサイドエアバッグと乗員の車外放出を防ぐ新開発のSRSカーテンシールドエアバッグをオプション設定するなど、当時の最高峰のSUVとして相応しい安全装備が備わっていました。


また2003年の一部改良により、ナビゲーションシステムの機能が向上したほか、音声ガイダンス機能付カラーバックガイドモニターを新設定(ナビゲーションシステムとセットでオプション設定)。


そのほかにも、ウインドシールドガラスとフロントドアガラスのガラス色をグリーンに変更、VSC+アクティブTRCシステムの設定をバン(VXリミテッド、VXリミテッド“Gセレクション”)にも拡大、情報ネットワークサービス「G-BOOK」に対応、ISOFIXに対応したトップテザー付チャイルドシート固定専用のアンカーをセカンドシート中央席・右席に標準装備するなどの改良が行われました。


同時に、特別仕様車VXリミテッド“プレミアムエディション・Gセレクション”、シグナス“プレミアムエディション”が設定されました。


また2005年4月には、マイナーチェンジが行われ、シグナスを除くグレードのヘッドランプがワイドで存在感のあるデザインとなったほか、フロントグリル、リヤコンビネーションランプ、アルミホイールが意匠変更され、VX、VXリミテッドは力強さを、シグナスは高級感を高めたスタイルとなりました。


そのほかにも、対向車への眩惑を少なくする光軸調整用ヘッドランプレベリング機構(マニュアル式)を採用され、テール・ストップランプにはLEDが採用されました。


それに加え、2UZ-FEエンジン搭載車は燃費が向上。新色にホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリックが設定されました。


同時に特別仕様車として、VXリミテッド“ツーリングエディション”、VXリミテッド“Gセレクション・ツーリングエディション”、シグナス“インテリアセレクション”が設定されています。



揺るぎのない信頼性を持つ100系。その圧倒的な性能に妥協はなく、年を重ねるごとに利便性も向上させています。ユーザー目線による使い勝手の良さもまた、100系の人気を裏付けているのではないでしょうか。


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