三菱 アウトランダーPHEVのPHEVならではの魅力
2020.02.16
人気のSUV市場で、プラグインハイブリッドを搭載し、ライバルとの違いを見せているのがアウトランダーPHEVです。
ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドなど、さまざまなパワートレインがあるなかで、なぜアウトランダーはプラグインハイブリッドを選んだのか、PHEVならではの魅力をお伝えしていきます。
■そもそもPHEVってなに?
PHEVは、Plug-in Hybrid Electric Vehicleの頭文字をとったもので、外部からの給電が可能なハイブリッドカーです。
プリウスに代表されるハイブリッドカーは、バッテリー容量が小さく、1kWh~1.5kWh程度の容量に抑えられています。
バッテリーへの充電は、エンジンか回生ブレーキが行い、電気モーターだけで走行できる距離は、満充電でも2㎞程度です。
これに対し、アウトランダーPHEVでは13.5kWhと格段に大きくなっており、普段乗りの近距離はモーターとバッテリーだけで済ますことができます。
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■静粛性が高く、航続距離も長い
PHEVは、電気モーターだけでのEV走行を行うことができ、エンジンの振動や騒音がまったく出ません。
モーターなので、車内の静粛性は高く、静かなクルマを求めるユーザーにとっては、非常に快適な空間となります。
このEVによる航続距離は、57.6kmです。 燃費は、WLTCモードで16.4km/L。
タンク容量が45Lとなっており、理論上はEV走行と合わせて約795kmを無給油で走ることができます。
日常的な使い方なら、EVのみで事足りますし、長距離移動では燃費性能の高さと航続可能距離の長さが際立っています。
室内のラゲッジスペースは、セカンドシート折りたたみ時には、奥行き約1,685mm、荷室幅は最小でも約975mmと、体格にもよりますが大人の人の車中泊も可能となります。
■走行状況に合わせてハイブリッドを切り替える
ハイブリッドシステムは、一般市街地ではEV走行をメインにし、バッテリー残量が少なくなると、エンジンが始動し、シュチエーションや走行状態によって、シリーズ方式とパラレル方式を効率よく切り替えます。
上り坂や加速時のような、電力消費の多い場合には、エンジンでも発電してモーターへ電力を供給。
バッテリー残量が少なくなったときは、自動的にシリーズモードに変わり、エンジンが発電を行います。
いっぽう高速道路のような場面では、バッテリー残量がしっかりと残っていれば、EV走行可能。
バッテリー残量が少ないときは、動力はエンジンに切り替わり、バッテリーへの充電と走行を行います。
また追い越しなどのシーンでは、モーターがエンジンをアシストすることでスムーズな加速を実現します。
このように、EV、シリーズ、パラレルの各走行方式をクルマが順次切り替えていくことにより、さまざま場面で力強く、パワフルな走りを体感できます。
もちろん、回生ブレーキも備えており、下り坂では減速時に発生するエネルギーを電力に変換します。
回生レベルセレクターも備えており、回生ブレーキの強さを細かく調整できるのも魅力のひとつです。
■路面に合わせて、走行モードを選択可能
4WDシステムのS-AWCは、4輪のトルク配分を最適化し、走行安定性を高める機能です。
横滑りにくわえて、コーナリング時の外側へのふくらみを抑制したり、高速道路でのレーンチェンジの際にも、車体が大きく振られることなく、安定した走行を行うことができます。
走行モードは、ノーマル、SNOW、LOCK、SPORTが用意されており、路面状況や走行状況によってモードを切り替えることで、快適なドライビングを可能にしています。
■外部電源として利用可能
アウトランダーPHEVに貯められた電力は、クルマの走行だけでなく、キャンプや災害時に外部電源として使用できます。
100V 1500Wまで使用可能なので、コーヒーメーカー、トースター、ヘアドライヤーなどの電化製品が利用可能です。
V2H機器を利用すれば、クルマに蓄えた電力を家に送ることもでき、満充電では最大1日分、ガソリンも使用すれば、最大約10日分の電力供給が可能です。
家電を使ったオートキャンプも楽しむこともできるでしょう。
プラグインハイブリッドとしたことで、移動するためだけではなく、電気の貯蔵庫としても使用できるアウトランダーPHEVは、あらゆる場面で活躍してくれる魅力たっぷりのクルマになっています。