2022年に新しくなったミニバン。ノアとステップワゴンを比較
2023.02.03
扱いやすく、多人数が乗車ができるミニバンは、2022年にモデルチェンジラッシュを迎えていました。
その中から、話題のトヨタ ノアとホンダ ステップワゴンをピックアップし、それぞれ特徴を比較します。
どちらのモデルにしようか悩んでいるときの参考にしてみてください。
■2022年1月に新しくなったノア
2022年1月に新しくなり4代目となったノアは、みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして誕生しました。 エクステリアは、標準ボディとエアロパーツを装着したS-Z/S-Gグレードが用意されます。
デザインは、使いやすい箱型を継承しながら躍動的で力強さのあるスタイルを追求。
ボディ同色のおおきなグリル(エアログレードはメッキグリル)と切れのあるランプのフロントフェイスなどにより、先代よりもモダンな印象となりました。
ボディサイズは、全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895〜1,925mmで、全グレード3ナンバー登録。
乗車定員は、キャプテンシートの7人乗りとベンチシートの8人乗りです。
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※価格は支払総額
■2021年5月に新しくなったステップワゴン
2022年5月に販売を開始した6代目ステップワゴンは、「素敵な暮らし」をグランドコンセプトに、生活スタイルに合わせて、暮らしを豊かにするアイテムとなることを目指して開発されました。
エクステリアは、AIR(エアー)と SPADA(スパーダ)の2タイプを設定。
ステップワゴンエアーは、クリーンでシンプルなデザインに細いメッキモールをさりげなく施して上質感を表現。
スパーダは、リアに向けて伸びやかな流れをイメージできる造形としながら、ワイドかつ重厚なフロントグリルとボディ下端全周に配置したメッキモールによって、力強く品格ある佇まいとしています。
ボディサイズは、全長4,800~4,830mm×全幅1,750mm×全高1,840〜1,855mmで、こちらも全グレード3ナンバー登録となります。
乗車定員は、キャプテンシートの7人乗りとベンチシートの8人乗りです。
■室内と荷室の広さや使い勝手は?
インテリアデザインは、両モデルとも水平基調で広々感とした印象です。
ノアのダッシュボードは、奥行きのあるトレイを備えており、手持ちの小物をサッと置くことができます。
いっぽうステップワゴンは、蓋のついたボックスと薄型トレイを用意。物によって収納場所を分けることが可能です。
特徴的なのはステップワゴン ハイブリッド「e:HEV 」のセンターコンソールで、シフトレバーがなく切り替えは、レバー位置に配置されたボタンで行ないます。
室内空間は、どちらも頭上空間が十分に広く余裕があります。
ノアの7人乗りキャプテンシート仕様の2列目は、クラス初となるオットマン機構(2WDのみ)やシートヒーター(一部グレードにメーカーオプション)、折りたたみ式大型サイドテーブルなどを装備。
また、超ロングスライド(スライド量745mm)により、快適性や利便性を追求しています。
3列目シートの格納は跳ね上げ式で、シートを格納すれば大きな荷物も収納することが可能です。
荷室は、任意の位置で止められるフリーストップバックドアの採用により、狭い場所でも荷物の出し入れがしやすくなりました。
ステップワゴンの7人乗りキャプテンシート仕様の2列目は、前後のロングスライドだけでなく、左右にもスライドできる構造で、サードシートへのアクセスを高めています。
3列目は、着座位置を高くするとともに、前方のシートやヘッドレストの形状の工夫により、開放的な視界を実現。シートクッションの厚みを増すことで、快適な座り心地としています。
3列目の収納は、ステップワゴンのセールスポイントでもある床下収納式を採用。
タイプ別に設定されているパワーテールゲートは、開く角度を任意に設定できるメモリー機能を追加して、使い勝手を向上させています。
■燃費が良いのはノア、税金が安いのはステップワゴン
パワートレインは、ノアが、2.0Lガソリンエンジン(ダイナミックフォースエンジン)と1.8Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド。
ステップワゴンは、1.5Lガソリンターボと2.0Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせた2モーター式ハイブリッド「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と、両モデルともガソリンエンジンとハイブリッドの2タイプ。
駆動方式は、ノアはすべてに2WDと4WDを設定。ステップワゴンは、ガソリンターボが2WDと4WD、e:HEVが2WDのみとなっています。
気になる燃費(WLTCモード)は、ノアのガソリン車で14.3〜15.1km/L、ハイブリッドが22.0〜23.4km/L、ステップワゴンは13.1〜13.9km/L、e:HEVが19.5〜20.0km/Lとなっています。
■安全性能は両車互角
安全性能は、両モデルとも先進的な運転支援システムが標準装備されています。
ノアには、衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報・支援などの機能がパッケージとなっているトヨタセーフティセンス。
ステップワゴンは、衝突被害軽減ブレーキシステム、車線逸脱抑制機能、誤発進抑制機能などがパッケージになっているホンダセンシングです。
多人数乗車をすることが多いモデルであるため、どちらも運転支援システムや先進的な安全機能が標準装備となっています。
多人数乗車や車中泊など、あらゆる用途に使える運転しやすいミニバンのノアとステップワゴンは、どちらも上質感ある内外装やゆとりある室内空間が特徴です。
ただしキャプテンシートの機能や3列目シートの格納方法などに違いがあるため、ご自身の使い方に合ったモデルを選択することをおすすめします。