RAV4、ハリアー、プラド。トヨタ製SUVを装備と室内で比較
2022.12.12
トヨタのSUVラインアップはとても充実しています。そのなかでもミドルクラスクロスオーバーのRAV4とハリアー、本格オフロードモデルのランドクルーザープラドを、装備や室内空間を中心に比較してみたいと思います。購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
■SUVらしい力強いデザインと優れたパッケージング性能が魅力のRAV4
現行型のRAV4は2019年4月に販売が開始されました。 SUVらしい力強いデザインとTNGAに基づく軽量高剛性のシャシーがもたらす気持ちの良い走りや乗り心地、高いパッケージ性能による広々とした室内空間「ダイナミックトルクベクタリングAWD」など新4WDシステムによる運動性能などが魅力です。
シティユース向けのZ、X、Gと、オフロード性能を意識したAdventureでデザインが異なり好みに応じて選ぶことができます。
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※価格は支払総額
■高級感のある内外装とスタイリッシュなデザインが人気のハリアー
”高級クロスオーバーSUV”というジャンルを築き、押しも押されぬ人気モデルとなったハリアー。 2020年6月にデビューした現行型は、歴代モデルでも採用されてきた流麗なクーペフォルムを継承しつつ、立体的な造形の前後バンパーやボリューム感のある前後フェンダーでSUVならではの逞しさも表現されています。
また調光パノラマルーフや、馬の鞍をイメージしたという幅の広いセンターコンソールなど、日本人の美意識に寄り添ったデザインで居心地の良さや高級感を表現しているのも特徴です。
■本格オフローダーのベストセラーモデル、ランクルプラド
ランドクルーザープラドは、ランドクルーザーの持つ本格的なオフロード性能や信頼性を引き継ぎながら、オン/オフ問わず快適な走行性能と、都市部でも扱いやすいボディサイズ、ユーティリティなどを持つ本格4WDモデルです。
現行型の基本は2009年に発売された4代目ですが、年次改良や数度のマイナーチェンジによりエクステリはモダンで洗練された印象。 特に2017年のマイナーチェンジではグリルとヘッドランプが一体化し、LEDタイプとなることでより現代的なスタイリングに生まれ変わりました。
■唯一7人乗りもあるランクルプラド
RAV4の室内空間は、インストルメントパネルを低くすることで圧迫感を抑え、室内から見えないように設計されたワイパーなどによってすっきりとした前方視界を確保しています。 室内寸法は、室内長1,890mm、室内幅1,515mm、室内高1,230mmで、しっかりと室内高が確保されており、ファミリーでの使い勝手も良いでしょう。
いっぽうハリアーは、コントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックといった3色の内装色に、触り心地にもこだわったというレザー調素材、ウッド調加飾、パイピング加飾などで、上質でありながらシックな大人の室内空間を表現しています。
室内は、室内長1,880mm、室内幅1,520mm、室内高1,215mmで、大人4名での移動もゆったりとくつろぐことができる広さです。
唯一3列シート7人乗りを用意しているのがランドクルーザープラドです。
機能的と表現するにふさわしいシンプルなインテリアですが、ウッド調やメタル調加飾も上手にあしらい、洗練された上質感が感じられます。 室内寸法は7人乗りが室内長2,520mm、室内幅1,565mm、室内高1,240mm、5人乗りは室内長が1,825mmで、その他の数値は7人乗りと同じです。
高い全高を活かして室内空間もゆったりとしていますし、3列目シートは広くないものの、いざというときのために欲しいという方には便利です。
■快適装備で選ぶならハリアー
RAV4にはインパネの運転席側と助手席側、そしてセンターコンソールに、小物類を置くことができるオープントレイを設置しています。 また充電用USB端子を各席で使えるように、コンソールボックス内に2個、後端部に2個用意するなど、細やかな配慮が感じられるユーティリティでファミリーユースにも最適です。
いっぽうハリアーにもコンソールカップホルダーやドアポケット、オープントレイなどの便利なユーティリティが備わっています。 頭上には調光パノラマルーフを用意するほか、スマートフォンのおくだけ充電、快適な空気を送り出すナノイーX、イルミネーテッドエントリーシステムなどなど快適装備も充実しています。
もういっぽうのランドクルーザープラドの快適装備は、エアコン送風機能付きのセンターコンソールボックスとシートヒーター程度ですが、カップホルダー、ボトルホルダー、小物収納など、収納はひと通り備わっています。
またセカンドシートは135mmのスライド機構とリクライニング機構が備わっており、アームレストとあわせてくつろぎの移動空間を楽しむことができます。
■使い勝手、スペースともに有利な四角いボディ
RAV4の荷室は、リアシート使用時でもクラストップレベルの580Lの容量を確保しています。 奥行きは1,015mmでゴルフバッグは4個まで収納可能です。またデッキボードは上下二段にセットすることが可能で、下段時には高さ935mmの空間が表れます。
ハリアーの荷室容量は、リアシート使用時で409Lとなります。ミドルクラスとしてはそれほど大容量ではありませんが、ゴルフバッグ3個は積載可能なので十分だと言えるでしょう。
リアシートは6:4の分割可倒式ですので、シートアレンジによって大きな荷物を積むこともできます。 7
人乗りランドクルーザープラドの荷室容量はフル乗車時で104L、サードシートを床下に格納すると5人乗車時で553L。
5人乗り仕様はフル乗車時で621Lと大容量で、ゴルフバッグ4個を積載可能です。また床面がほぼフラットなので、クーラーボックス等のレジャー用品を安定して運ぶこともできます。
街乗りやオンロード主体の使い方で快適な走りを楽しみたい方、またファミリーでアウトドアレジャーを楽しみたい方や広々とした室内空間が欲しいという方には「RAV4」。
高級感のある雰囲気や都市部で映えるクーペデザインが好きな方、2〜3名での移動が多いという方には「ハリアー」。
エマージェンシー用でも良いので3列シートが欲しいという方、高い悪路走破性が欲しいという方、ディーゼルモデルが欲しいという方には「プラド」。
似たような形の車でも、使用シーンを想像すると大きな違いがあります。