新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説

2022.12.01

2022年7月20日にフルモデルチェンジを受けた新型エクストレイルが話題です。


今度のエクストレイルは、初代からのDNAであるタフギアを継承しつつ新たに”上質さ”を加えたデザインがひとつのトピックとなっています。


ここでは、その”上質さ”を引き上げる大きな要因となっている新型エクストレイルのエクステリアを詳しく解説します。


■ファミリーカーとしても最適なボディサイズ



新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説

新型エクストレイルのボディサイズは、全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mm、ホイールベース2,705mmです。


旧型となった先代エクストレイル(T32)が、全長4,640mm×全幅1,820mm×全高1,740mm、にホイールベースは同じ2,705mmですから、サイズ的にはそれほど変わってないのです。


もともと先代の登場当時は、やや大きめといわれたボディサイズでしたが、今日ではミドルクラスSUVとしては標準的な大きさで、ファミリーカーとしても実用的で使いやすいサイズになっています。


また最低地上高は200mmと、ある程度のラフロードでも問題なく走行できる高さを確保しています。


■歴代エクストレイルが継承してきたテーマと上質なデザインが融合



新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説


新型エクストレイルのデザインテーマは『タフギアと洗練の融合』で、初代から受け継がれたタフな力強さに、余裕と上質さを感じられるエッセンスを加えることで、まったく新しい印象のエクステリアに生まれ変わりました。


フロントフェイスのポイントは、上下二段に分かれたランプ類で、上段にポジションランプとターンランプ、下段にメインランプの配置にすることで上質感を演出しています。


日産のアイデンティティでもあるVモーショングリルはピアノブラックカラーで仕上げられており、ブーメランシェイプのランプと相まって引き締まった精悍な雰囲気になっています。


サイドビューはゆったりとしたルーフラインと、大きな面を生かしたドアパネル、大径ホイールを強調するホイールアーチ形状など、ゆとりのある上質感とSUVならではの力強さが融合したデザインとなっています。


新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説

リアコンビネーションランプのシグネチャーは、無垢のインナーレンズに日本の伝統的な切子パターンからインスピレーションを得たという緻密でキラキラと光輝く加工が施され、視認性が高く高級感もあります。


ボディカラーは、ルーフとミラーをブラックで塗装した2トーン5色とモノトーン7色の全12色をラインアップ。


ただし、グレードによって用意されないカラーがあるので注意が必要。


アルミホイールは上級グレードの「G」に19インチ、それ以外は18インチとなります。


おすすめはシャンパンのような上質でエレガントな色合いの”シェルブロンド×スーパーブラック”、タフで力強い印象の”ステルスグレー×スーパーブラック”、先代モデルのタフなイメージを継承した”サンライズオレンジ×スーパーブラック”、深紅のバラからインスピレーションを受けて鮮やかさと深みを表現したという”カーディナルレッド””などあります。


■専用パーツを装着した2台の派生モデル



新型エクストレイルのデビューと同時に投入された「エクストリーマーX」と「AUTECH(オーテック)」は、それぞれ専用のカスタマイズパーツによって独自性を発揮するモデルです。


新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説


まずエクストリーマーXは、フロント/リアのアンダープロテクターやブラックのドアミラー、アウトサイドドアハンドル、ルーフレール、切削面とブラック塗装を組み合わせて力強さを表現した専用デザインの18インチアルミホイールなどを採用し、SUVとしての存在感や重厚感をより高めています。


いっぽう日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社が手がけたAUTECH(オーテック)は、専用ボディカラー”カスピアンブルー”にはじまり、ドットパターンのフロントグリルやブルーカラーのシグネチャーLED、メタル調フィニッシュ、専用20インチアルミホイールなど、スポーティで高級感のある印象となっています。


■先代に引き続きCMFモジュールを採用


新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説


新型エクストレイルの基本骨格は、先代エクストレイルに引き続き日産・ルノーアライアンスのCMF(コモン・モジュール・ファミリー)C/D(中型クラス)を使用しています。


ただしe-POWER専用モデルとして開発された新型エクストレイルでの採用にあたり、CMFはボディ剛性の向上など最適化が図られています。


その結果、e-POWERによってバッテリーの搭載などによる重量増加は避けられませんでしたが(先代に比べて約200kgの増加)、走行性能や安全性能は向上しています。


■新型エクストレイルのライバルは?



新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説


新型エクストレイルのライバルは、トヨタのTNGAのGA-Kプラットフォームを使ったRAV4とハリアーの2台です。


デザインは、RAV4が幾何学形状の八角形(オクタゴン)2つを90度ずらしてはめ合わせたクロスオクタゴンを造形テーマとしたSUVらしい力強さと都会的な洗練を融合させたもの。


ハリアーは、それまでのデザインを下敷きにしながらシャープな前後デザインと、おおきなくびれを導入したボディサイドなによって、これまで以上に流麗で都会的な印象です。


新型エクストレイル(T33)のエクステリアを解説


つまり、アウトドアで活躍するタフギア感と洗練された大人が納得できる上質な雰囲気を融合させたエクステリアが特徴の新型エクストレイルは、トヨタのミドルクラスSUVの2台に対し、1台で対抗できる質感と性能を兼ね備えた欲張りなモデルになっているということです。


単に高級化を図ったわけではなく、初代から継承されてきたエクストレイルの信頼性やラフロードでの頼もしさも感じることができる、それが新型エクストレイルの個性にもなっています。


新型エクストレイルの中古車情報を見てみる


SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る