坂道でも安心!ヒルスタートアシスト/ヒルディセントコントロールのススメ

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坂道でも安心!ヒルスタートアシスト/ヒルディセントコントロールのススメ

2022.02.08

急な上り坂の途中で一旦停止しなければならないような状況の時、発進しようとして一瞬クルマがずり落ちそうになってヒヤッとしたという経験はありませんか?


また急な下り坂でエンジンブレーキが働かず、思ったよりも速度が出て怖い思いをしたことがあるかもしれません。


そんな時、最近のクルマには便利な機能が付いています。


今回はその機能と搭載しているモデルをいくつか紹介していきましょう。



■ヒルスタートアシスト/ヒルディセントコントロールとは?



坂道でも安心!ヒルスタートアシスト/ヒルディセントコントロールのススメ


ヒルスタートアシストとは、坂道発進を補助してくれる装置のことです。


AT車でも、クリープ現象が働かないほど急な上り坂であれば、ブレーキを離した瞬間にクルマが少し下がってしまいます。


通常はサイドブレーキなどを使ってクルマがずり落ちるのを防ぐ操作をする必要がありますが、ヒルスタートアシスト装着車はブレーキを離しても、クルマがずり落ちてしまうことなく発進をさせることができます。


具体的には、規定の角度で車両が完全に停止したことをシステムが検知した場合に作動を開始。


ブレーキペダルから足を離してもブレーキの圧力を1〜2秒間保持します。


その間にアクセルペダルを操作するとブレーキは解除され、発進することができます。


坂道でも安心!ヒルスタートアシスト/ヒルディセントコントロールのススメ


一方、ヒルディセントコントロールは、下り坂で一定の速度に保ってくれる機能のことです。


エンジンブレーキだけでは十分減速できないような急な下り坂ではブレーキ操作も必要となりますから、運転に不慣れな方だと慌ててしまい、ハンドル操作を誤ってしまうことにも繋がりかねません。


このシステムはメーカーやモデルによって作動条件が異なりますが、例えばホンダ 2代目ヴェゼルの場合は車速が20km/h以下の時にスイッチを押すとシステムが起動し、下り坂で一定の速度を保ちながら走行してくれます。


3〜20km/hの範囲内であれば、システム作動中にブレーキペダル、もしくはアクセルペダルで設定車速を調節することもできます。



■どんなシーンで役に立つの?



坂道でも安心!ヒルスタートアシスト/ヒルディセントコントロールのススメ


それぞれのシステムはアウトドアシーンでも活躍します。


たとえば狭い山道で相手のクルマとすれ違う時、上り坂の途中で一旦脇に寄せて停止することがあるとしましょう。


やや大きな段差にタイヤが乗りかかるようなタイミングで止まってしまい、再発進しようとしたら勢いよくずり落ちてしまうということもあり得ます。


後ろにクルマが付いていなければ事故にはならないと思いますが、あまり気持ちの良いものではありませんよね。


そんな時にヒルスタートアシストがあれば、スムーズに再発進できます。


ヒルディセントコントロールは、アウトドアシーンでかなり威力を発揮します。


ぬかるんで滑りやすい下り坂を降りる際でも一定の車速をシステムが自動で保ってくれるわけですから、ドライバーはステアリング操作に集中することができます。


路面状況を見極めながらルートを決めて進む場合にこの機能は便利ですし、より安全に走行できます。



■どんなSUVに搭載されているの?



坂道でも安心!ヒルスタートアシスト/ヒルディセントコントロールのススメ


これらのシステムはどんなSUVに搭載されているでしょうか。


いくつかのモデルを紹介します。



・日産 3代目エクストレイル


エクストレイルにはヒルスタートアシストが全車に標準装備されています。


またヒルディセントコントロールは「アドバンスドヒルディセントコントロール(速度設定機能付)」という名称で、4WD車のみに搭載されています。



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・スバル 5代目フォレスター


フォレスターには「AVH(オートビークルホールド)」という機能が全車標準装備で搭載されています。


このシステムをONにすると、ブレーキペダルから足を離してもクルマが停止した状態を維持してくれます。


平坦な道路でも機能しますので、渋滞時にも便利ですね。


ただしエンジンを始動するたびにシステムをONにする必要があります。


またフォレスターには、路面状況に応じて2つのモードを選択するだけで、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールする「X-MODE」が搭載されていますが、こちらにヒルディセントコントロール機能が備わっています。



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・三菱 3代目アウトランダーPHEV


アウトランダーPHEVには、ヒルスタートアシスト、ヒルディセントコントロールが全車標準装備されています。


また、平坦な道路でも使用できるブレーキオートホールドも搭載されています。



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・スズキ ジムニー(JB64型)/ジムニーシエラ(JB74型)


ジムニーのヒルスタートアシストはヒルホールドコントロールという名称です。


MT車を含め、全車に標準装備となります。


特にMT車の場合はサイドブレーキを使って坂道発進をする必要がないので、便利ですね。


ヒルディセントコントロールも全車標準装備で、トランスファーレバーが4Hまたは4Lのとき、そして車速25km/h以下かつ勾配7%以下の場合に作動します。



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・ホンダ 2代目ヴェゼル


コンパクトクロスオーバーSUVとして人気のヴェゼルにも、ヒルスタートアシストとヒルディセントコントロールが全車標準装備です。



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もちろんこれらの装備は、アウトドアシーンだけでなく都市部でも役立つ装備です。


雪国にお住まいの方は、滑りやすい路面での坂道発進だと空転しやすいですし、また下り坂でもステアリング操作に集中できますので、より安全にドライブできるというメリットがあります。


最新のシステムを上手に活用して、安全で快適なSUVライフを楽しみましょう。



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