【魂動(こどう)を初採用】マツダ 初代CX-5のエクステリアを解説

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

【魂動(こどう)を初採用】マツダ 初代CX-5のエクステリアを解説

2021.10.13

2012年2月に登場したマツダのミドルクラスSUV、CX-5。


生命力と躍動感を表現した新しいデザインコンセプト「魂動(こどう)」に基づいた、力強くて機能的なエクステリア(外装)デザインや、新世代クリーンディーゼルの搭載、高性能軽量シャーシの採用、人間中心の発想でしつらえた高い機能性のパッケージングなどで人気となり、マツダの基幹車種に成長しました。


初代の登場からわずか5年弱となる2017年に現行型の2代目が登場しましたが、基本的なメカニズムは変わっておらず、デザインもキープコンセプトですので初代の魅力もまだまだ衰えていません。


それで今回は、初代CX-5のエクステリアを中心に、その魅力を解説していきます。



■ミドルクラスでありながら、街乗りでも扱いやすいボディサイズ



【魂動(こどう)を初採用】マツダ 初代CX-5のエクステリアを解説


初代CX-5のボディサイズは、全長4,540mm×全幅1,840mm×全高1,705mm、ホイールベースは2,700mmとなります。


ミドルクラスSUVとしては平均的なサイズですが、全長がやや短めですので街乗りでも扱いやすい大きさでしょう。


最小回転半径は5.5mで、こちらも平均的な数字です。


最低地上高は210mmありますので、ほとんどのラフロードや雪国でも下回りを心配することなく走行できるでしょう。



■躍動感のある魂動デザインと充実したボディカラーラインアップ



【魂動(こどう)を初採用】マツダ 初代CX-5のエクステリアを解説


初代CX-5は、マツダの新世代デザイン 魂動(こどう)を採用した初めての市販モデルです。


「アクティブで力強く、機能的」というイメージを表現するスタイリングを目指し、デザインされました。


羽ばたく鳥をイメージさせるシグネチャーウイングを採用した存在感のあるフロントノーズと、踏ん張り感のある張り出したホイールアーチ、車両の姿勢を前傾させ、Aピラーを後方にレイアウトした躍動感のあるサイドビューが特徴的です。


リアゲート周りをボリューム感のある造形とすることで、鍛え上げたアスリートの後ろ姿を感じさせるデザインとなっています。


2014年11月発売の最終型のボディカラーのラインアップですが、メーカー標準仕様として

・ジェットブラックマイカ

・チタニウムフラッシュマイカ

・ディープクリスタルブルーマイカ

・メテオグレーマイカ

・ソニックシルバーメタリック

・ブルーリフレックスマイカ

・ソウルレッドプレミアムメタリック(メーカーオプション)

・クリスタルホワイトパールマイカ

の全8色が用意されています。



■高性能軽量シャーシが高い走りの質を提供



【魂動(こどう)を初採用】マツダ 初代CX-5のエクステリアを解説


初代CX-5には、高性能軽量シャーシ SKYACTIV-CHASSIS(スカイアクティブシャーシ)が採用されています。


マツダならではの人馬一体のドライビングプレジャーを実現させるべく、快適性や安心感を高めて走りの質を向上させるシャーシです。


サスペンション形式は前:マクファーソンストラット式、後:マルチリンク式ですが、CX-5では軽快感と快適性、乗り心地を両立させるために、サスペンションのダンパーやスプリングに対するチューニングではなく、サスペンションの構造そのものを見直しています。


たとえばリアサスペンションのトレーリングアームの位置を工夫することで乗り心地を向上させ、ブレーキ時に車両の後方が浮き上がることを抑制させています。


また、ボディ周りの空気の乱れによって発生する騒音を抑えるため、Aピラーの断面形状やドアミラーの表面形状と脚部の断面形状、フロントワイパーのレイアウト、カウル周りの形状を最適化し、スムーズに風が流れるよう設計されています。



■個性的な上級装備で魅力を向上させた特別限定車 2013アニバーサリー



【魂動(こどう)を初採用】マツダ 初代CX-5のエクステリアを解説


2013年9月には、2013アニバーサリーという特別限定車が設定されました。


こちらは初代CX-5が2012年度の国内SUV市場で販売台数1位を記録したことを受けて企画されたモデルで、特別装備としてオフホワイト色の本皮シートや、職人が手塗りで仕上げたデコレーションパネル(レッド)、高輝度塗装のアルミホイールなど、素材や色味、触感にこだわった専用装備や配色が内外装に施されています。


この特別限定車の登場と同時にCX-5の商品改良が実施され、新たに2.5Lガソリンエンジンのラインアップや、衝突被害軽減ブレーキシステムの全車標準装備など、より魅力を向上させています。



■安定した人気を誇る初代ヴェゼルが、価格帯では真っ向勝負のライバルとなる



【魂動(こどう)を初採用】マツダ 初代CX-5のエクステリアを解説


初代CX-5は中古車で探すことになりますので、同価格帯で検討できる初代ヴェゼルをライバルとして挙げることができます。


初代ヴェゼルは1.5Lのガソリンモデルとデュアルクラッチ式1モーターハイブリッドモデル、2019年には1.5Lガソリンターボモデルも追加されました。


しかし初代CX-5の最終モデルが2016年式ですので、ここでは初代ヴェゼルも同じ2016年式までで絞りこんで比較してみましょう(データは2021年10月初旬現在)。


初代CX-5の価格帯は約100〜180万円で、ディーゼルモデルがおよそ8割を占めています。


4WDは全体の3割ほどですが、在庫数は950台ほどありますので、探しにくいほど少ないというわけではありません。


初代CX-5は2014年11月に改良を実施し、アダプティブ・LED・ヘッドライトの搭載やレーンキープ・アシスト・システム、AT誤発進抑制制御といった先進安全運転支援機能を充実させていますし、フロントグリルとヘッドランプ内部の造形が新しくなってモダンな印象になりましたので、こちらの改良モデルを探すと良いでしょう。


初代ヴェゼルの価格帯(2016年式まで)は約120〜200万円で、在庫は2000台以上あります。


そのうち8割近くはハイブリッドで、4WDは全体の2割程度です。


しかし分母が大きい分、こちらも比較的好みの条件で探しやすいと言えます。


ただしマイナーチェンジは2018年ですので、同価格帯で探すとなるとヴェゼルはマイナー前を中心に探すということになります。



ヴェゼルの中古車情報を見てみる



大幅改良が実施された初代CX-5の最終型は、安全装備の充実やブラッシュアップされたエクステリアなどを考慮すると価格も安く、かなりお買い得に感じます。


クリーンディーゼルの評判も良いので、気になる方はぜひ一度ご覧になるのはいかがでしょうか。



CX-5の中古車情報を見てみる

SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る