トヨタ FJクルーザーで快適に車中泊できる?

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トヨタ FJクルーザーで快適に車中泊できる?

2018.03.20

ビッグサイズの本格SUV、トヨタ FJクルーザー。残念ながら生産終了となりましたが、幸運にも同車を手に入れたオーナーは、どのような使い方をしているのでしょうか?最近、話題になっている車中泊をする場合の使い勝手はどうなのか確認しました。

シートを倒したときに充分の広さがあるか

車中泊に適した車の条件で、最初にあげられるのが室内の広さであることは間違いないでしょう。誰でも狭苦しい車内より、広々とした車内で休みたいのですから。しかし、前席のシートバックから荷室まで、最大でも1,505mm。後部座席を倒して、荷室で寝た場合、標準的な体格の大人でギリギリ。お子さんか、小柄な女性なら、荷物の隙間に体を潜らせて寝ることは不可能ではありませんが、思い切り体を伸ばして就寝とはいかなそうです。そのかわり、幅に余裕があるので、膝を曲げてということなら十分なスペースが取れます。ですが、現実的には前席にてシートバックを目いっぱい倒して、足をダッシュボードに上げてというワイルドな休み方になるのではないでしょうか。
しかし人によっては、後部座席を取り外し、前席のシートバックから荷室までのスペースを拡大させて車中泊する方もいるようです。リアシートを前に倒せば、リアシートの背もたれから荷室まではフラットになります。しかし、リアシートと荷室の間に少し段差がありますので、エアーベッドで埋める必要があります。また平らな板で上下を仕切るといった方法もあります。こちらは上をベット、下を収納スペースとすることができ、荷物の分、スペースが開くためより快適に眠れると思います。

車中泊を快適に楽しむには


車中泊を快適に楽しむには、車を選ぶ段階から考えられれば理想です。どんな車種が向いているかというと、シートがフラットになり、しかもでっぱりが少なく、極力平面になること。そして、サイズに余裕のあるフロアであること。出来れば運転席はすぐに移動可能な状態にしておいて、その後ろのスペースだけで体を伸ばせる180㎝は確保したいところです。
車中泊をする以上、それなりの荷物はあるはずです。そのことを忘れていると、荷物に埋もれてしまいます。特にスキーやスノボなどのスポーツへむかう際には荷物が多くなるので注意が必要です。キャンプへ行く途中などで車中泊を考えているのであれば、最初からルーフキャリヤやルーフボックスを利用することをおすすめします。
また忘れがちなのは、プライバシーの確保です。外から車内を見えなくする必要があります。誰でも寝姿を車外から見られたくないと思いますし、光が入っていると睡眠の妨げにもなります。車中泊の際は、車中泊用のカーテンやシェードを別途購入し、装備するとよいでしょう。その他にもトイレは近くにあるか?周りの迷惑になるような場所に車を停めていないか、治安は悪くないかなど、車を停める場所にも気付けるとよいでしょう。
冬に車中泊をする場合には積雪でマフラーが詰まり、エンジンを掛けている場合は排ガスが逆流して、一酸化中毒になる可能があります。寒いときにはエアコンで暖まりたいものですが、エンジンを切り、寝袋や毛布で暖を取るようにしましょう。

まとめ


トヨタ FJクルーザーと車中泊は相性が悪いのですが、イメージ的に似合いそうな気がしてしまうのも確かです。それはアウトドアライフにピッタリというトヨタ FJクルーザーならではのDNAが感じられるからかもしれません。しかし、本大自然の中、テントやターフを利用した本格的なキャンプなら似合いますが、一般的に車中泊には不向きかもしれませんね。 それでもトヨタ FJクルーザーが欲しい、あるいは所有していて、車中泊をしながら長距離ドライブを楽しみたいのであれば、フロントシートでゆっくりくつろぐといった方法や後部座席を取り外すといった方法を考えてみましょう。

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