マツダ CX-8の6人乗りと7人乗り。どっちがおすすめ?

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マツダ CX-8の6人乗りと7人乗り。どっちがおすすめ?

2023.02.05

2017年末に発売されたマツダ CX-8。


道路事情や駐車場の広さといった問題などから、国内で販売されるSUVは、3列シートを設定しているモデルであっても、それほどボディを長く大きくできないという事情がありました。


そのため3列シートを謳っていても、実際には簡素で窮屈なモデルも少なくないなか、マツダはミニバンに変わる選択肢として、3列シートのSUVを企画。


北米で販売されるCX-9とCX-5のプラットフォームを使い、3列目にも十分な居住性を確保したCX-8を作り上げました。



■6人乗りか7人乗りか、はたまた豪華な6人乗りか



マツダ CX-8の6人乗りと7人乗り。どっちがおすすめ?


魂動デザインのスタイリッシュで伸びやかなフォルムを纏ったCX-8は登場直後から大人気になり、いまや国内SUV市場においてその存在感は確かなものになっています。


ボディサイズの全長4,900mm×全幅1,840mm×全高1,730mmは、トヨタ アルファードなどのラージサイズミニバンと同等という絶妙なもので、使い勝手と車内空間、そしてドライブフィール等をうまくバランスしたパッケージングになっています。


シートの数はグレードによって、6人乗りと7人乗り、または両方が用意されます。


マツダ CX-8の6人乗りと7人乗り。どっちがおすすめ?


まずエントリーグレードにあたる25SとXDはベンチシートタイプの7人乗り仕様のみで、2列目シートの中心に跳ね上げ収納式のアームレストがあり、カップホルダーが2つとシンプルな仕様になっています。


続いてプロアクティブとLパッケージ、一部特別仕様車などの上位グレードの7人乗りにはUSBポート×2と小物収納が付く使い勝手が向上したアームレストを装備。


マツダ CX-8の6人乗りと7人乗り。どっちがおすすめ?


2列目は、左右独立した6人乗りのキャプテンシートを選択できるようになっています。


ウォークスルーで3列目にアクセス可能になった代わりに先述のベンチシートのようなカップホルダー等はなくなりますが、前席センターコンソールの手の届く位置にそれらは備わっているため不便はありません。


マツダ CX-8の6人乗りと7人乗り。どっちがおすすめ?


そして高級グレード、25TおよびXDエクスクルーシブモードには、シートヒーターやベンチレーションを備えた豪華な電動キャプテンパワーシートになっているほか、もはや第二のセンターコンソールとも呼ぶべき質感のアームレストが鎮座するようになります。


カップホルダー×2とUSBポート×2、収納ボックスに、シート関連の操作系スイッチがピアノブラックのパネルにあしらわれます。



■2列目を選ぶときに見るべきポイントを解説



豪華さを求めるだけなら25TおよびXD エクスクルーシブモードのキャプテンシートですが、ほかのシートものそれぞれに特徴があるので、それらについて解説します。


まずCX-8一番の特徴である3列目シートへのアクセスが良いのは、プロアクティブとLパッケージ。一部特別仕様車などの上位グレードに用意されるキャプテンシートでは左右シート間にウォークスルー可能な通路が存在する為、圧倒的に移動や荷物の積み込みも楽です。


ベンチシートは、2列目に3名で乗車できる代わりに、3列目へのアクセスはシートを前にずらして背もたれを倒す必要があります。


また、高級グレードの豪華なキャプテンシートはパワーウォークイン機構が組み込まれているとはいえどうしても操作を終えるまでにワンテンポ必要。


さらにセンターコンソールもあるので、ウォークスルーも使えないというデメリットがあります。


つまり頻繁に3列目を使用するようなユーザーの場合は、通常のキャプテンシートに軍配が上がるというわけです。


いっぽう荷物の積載という観点から見ると、また違った魅力がみえてきます。


SUVといえば、たくさんの荷物を積んだり、車中泊に使ったりといった用途を考えている方は多いです。


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そういった場合に欲しいのはフルフラットになる積載スペースですが、この部分についてはもっとも有利なのがベンチシートです。


2列目のセンターに隙間がなく、2列目座面の形状もフラットなため、背もたれ部分をパタンと綺麗に畳むことができます。


プロアクティブとLパッケージ、一部特別仕様車などの上位グレードのキャプテンシートも同様の畳み方が可能ですが、センターのウォークスルー部分にすき間が残りますから、車中泊などをする際にはクッションなどを詰め込む必要がありそうです。


とはいえ3列目だけを格納した状態でも、ウォークスルー部分を利用して長尺物を積めてしまうのはこのキャプテンシート仕様の強みです。


しかし同じキャプテンシートでも高級グレードのものは、豪華で2列目の快適性を重視しているぶん積載性については一歩譲ります。


このあたりは優劣というよりは用途の違いというところですね。



■それぞれにおすすめしたいユーザーは?



マツダ CX-8の6人乗りと7人乗り。どっちがおすすめ?


前述したようにCX-8の2列目は、ベンチシート、キャプテンシート、高級キャプテンシートそれぞれに一長一短がありますが、それぞれおすすめのユーザーを解説します。


まず通常のベンチシートですが、こちらは

・フルフラットの積載スペースが欲しい方

・2列目までを乗員用に、3列目を主に積載に使う方

・車中泊を視野に入れている方

家族でアウトドアレジャーなどを頻繁に楽しむ方や、仕事でも使いたいという方におすすめです。


上級グレードのウォークスルーを持ったキャプテンシートは

・日常的に3列目シートを利用する方

・釣り竿やスキー、スノーボードなどの丈が長い荷物を積む予定がある方

2列目の居住性を大事にしたい方や、日常なにかと3列目を使う機会の多い方におすすめ。


最上級の高級キャプテンシートは

・2列目の居住性を重視する方

・高級感のあるシートと装備に魅力を感じる方

前席よりも2列目に座る機会が多いという方や、2列目でも前席と変わらない快適性を重視する方におすすめです。


いずれにしても実際に見て触ってご検討いただくのが最善なので、お店でチェックするとより良く理解できると思います。


どの仕様にも異なる魅力と使い勝手があり、検討すればするほど悩んでしまいます。


個人的にはキャプテンシートをおすすめしたいところですが、ご自身の使用状況を鑑みて決断をしてください。


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