ハイエースの上を行く、トヨタ グランエースとは

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ハイエースの上を行く、トヨタ グランエースとは

2022.12.14

ゴージャスなインテリアとゆったりくつろげる室内空間を持ち、個人向けから法人仕様まで幅広いニーズに応えてくれるのが高級ミニバンの魅力です。 そんな高級ミニバンのなかでも日本最高峰といえるのが、圧倒的な広さを備えたトヨタ グランエースです。


3列シートは当たり前、4列シートも備えた極上の室内空間を誇るグランエースの魅力をあらためて検証していきたいと思います。



■グランエースってどんなクルマ?




ハイエースの上を行く、トヨタ グランエースとは


トヨタ自動車が誇る商用車ハイエース(H300系)をベースにした、大型サイズの高級ミニバンがグランエースです。 2019年10月の第46回東京モーターショーでお披露目された後、同年11月に正式発表され、12月に販売を開始しました。


ハイエースがベースといっても、ハイエースエンジンの上にキャビンがあるキャブオーバースタイルなのに対し、グランエースはパワートレインの後端上にキャビンを設けたセミボンネットスタイル。


全長5,300mm×全幅1,970mm×全高1,990mmというロング&ワイドなボディサイズにより、圧倒的な存在感を放つフルサイズワゴンとなっています。 サイドメンバーをストレートに通すストレートラダーフレーム構造の基本骨格と、FRレイアウトもハイエース譲りです。


インテリアは全長を活かしたゆとりのある空間。3列シート6人乗りのほか、4列シート8人乗り仕様もラインナップし、ユーザーの多用なニーズに対応しています。 新車価格は8名乗り仕様の「G」が¥6,200,000、6名乗り仕様の「プレミアム」が¥6,500,000となっています。



■適度な押し出し感に好感が持てるエクステリア



ハイエースの上を行く、トヨタ グランエースとは


グランエースのエクステリア(外観)は、迫力と押し出し感を前面に打ち出したものになっています。 フロントマスクは金属調のガーニッシュをあしらったラジエーターグリルがヘッドランプと融合し、上下左右方向にそれぞれ張り出したことで強い押し出し感を演出しています。


またグリルフレームとつながり、ヘッドランプに突き刺さるような意匠のLEDデイタイムランニングランプと、クローム加飾フレームで囲んだプロジェクター式2眼LEDヘッドランプが高級感を醸し出しています。


サイドビューではクラッディングパネルおよびリアバンパー下端までつながるモールによって低重心を印象付けます。


ハイエースの上を行く、トヨタ グランエースとは


リアセクションはフロントマスクと呼応するようなデザインとなり、リアコンビネーションランプとバックドアガーニッシュの組み合わせを高い位置に配したことで、堂々とした風格を生み出しています。



■2列目以降は特別な移動空間を提供



ハイエースの上を行く、トヨタ グランエースとは


室内長3,290mm、室内幅1,735mmというゆとりのあるグランエースには、6名乗車ができる3列シート仕様と8名乗車が可能な4列シート仕様の2タイプが設定されます。


3列シート車は、2列目と3列目に乗員がゆったりとくつろげる専用のエグゼクティブパワーシートを採用。


座り心地の良さに加えて、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構、パワーオットマン、快適温熱シート、格納式テーブルなどを装備しています。 いっぽう4列シート車では、2列目にエグゼクティブパワーシート、3列目にレバー操作でシート調整できるリラックスキャプテンシートを採用。 4列目は左右がつながったベンチタイプですが、サイドサポートもある上質な設計です。


スライドドアの開口幅は1,000mmで乗降性が良くなっているほか、スマートキーを携帯し車両に近づくとスライドドアが自動で解錠し開く、ウェルカムパワースライドドア機能を搭載したスマートエントリー&プッシュスタートシステムを標準装備しています。


ハイエースの上を行く、トヨタ グランエースとは


インスツルメントパネルはブラックを基調とした低くワイドなデザインで、エアベントまわりに金属調加飾を、助手席正面には木目調加飾をそれぞれあしらい華やかさを演出。 表皮巻きと本ステッチが施されたメーターフードに、本革ステアリングと木目調加飾によって高級感と洗練された雰囲気を生み出します。



■静粛性と十分なパワーを備えた2.8L ディーゼルターボ



グランエースのパワートレインは、高級車に求められる滑らかさと静粛性を持ち、低回転からトルクフルな走行を実現する2.8Lの直4クリーンディーゼルターボと6速ATの組み合わせです。


エンジンルームと室内を隔てるダッシュパネルにサンドイッチ鋼板を使用し、室内へ侵入するエンジンノイズを抑制するとともに、ボディの徹底した振動、遮音対策などによって、さまざまな道路環境において高級ワゴンにふさわしい心地よい静粛性を追求しています。


サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式独立懸架、リアは新開発のトレーリングリンク車軸式で、高いボディ剛性とサスペンションジオメトリーの最適化やストロークの確保によって、上質な乗り心地と高い走行安定性を実現しています。



■Toyota Safety Senseを標準装備



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安全面では、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備。


また駐車時など、静止物を検知して衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー「パーキングサポートブレーキ(静止物)」、駐車場での後退時に左右後方から接近する車両を検知し衝突の可能性がある場合、ブレーキを制御するリアクロストラフィックオートブレーキ「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」、切替レバーを操作することで車両後方カメラの映像をミラー内ディスプレイに表示する「デジタルインナーミラー」などの安全装備を採用しています。


圧倒的なボディサイズと高級感をあわせ持つ、日本屈指のプレミアムミニバンとして君臨するグランエース。 ライバルは同じトヨタが手掛けるアルファード&ヴェルファイアですが、使い勝手の良さはそれら以上かもしれません。


また高級感という意味では、メルセデス ベンツのミニバンであるVクラスもライバルといえるでしょう。 すでに販売から3年近くが経とうとしており、中古車市場での流通量も増えてきているため、中古車でグランエースを探してみるのも良さそうです。



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