予算300万円で狙うなら日産 キックス OR 三菱 エクリプスクロス
2022.02.01
コンパクトクラスのSUVは各自動車メーカーからラインアップされていますので、どれを検討したら良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は予算300万円で狙える魅力的なモデルを2台ご紹介しましょう。
予算300万円ということなら、日産 キックスのX(2WD・275万9900円)と、三菱 エクリプスクロスのガソリン・M(4WD・275万1100円)がほぼ同じ価格ですので比較できます。
今回はそれぞれの特長を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
■都市部でもアウトドアシーンでも映えるエクステリアデザイン
キックスのボディサイズは全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,610mm、ホイールベースは2,620mm、最低地上高は170mmです。
エクステリア(外装)は精悍なダブルVモーショングリルを中心に、先進的なLEDヘッドランプや厚みのあるボンネット、塊感のあるフォルムが特長のデザインです。
都会でもアウトドアシーンに持ち込んでも映えるバランスの良いデザインと言えるでしょう。
エクリプスクロスのボディサイズは全長4,545mm×全幅1,805mm×全高1,685mm、ホイールベースは2,670mm、最低地上高は180mmです。
キックスに比べるとやや大きめですが、都市部でも十分扱いやすいサイズです。
三菱のフロントデザインコンセプト、ダイナミックシールドで力強い表情を見せるとともに、くっきりと彫り込まれたサイドのプレスライン、シャープで立体的な六角形のリアデザインが特長的です。
スポーティな走りを予感させるスタイリッシュなデザインです。
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※価格は支払総額
■上質なインテリアデザインとゆとりのある居住空間
キックスのインテリア(内装)はゆったりとした広がりを感じさせる開放感のあるインパネと、使いやすさに配慮したシンプルなスイッチ類が特長です。
強い個性が感じられるわけではありませんが、本革巻ステアリングの採用やパネルの質感の高さなど、車格以上の上質感が感じられます。
シートにはマットスプリングタイプのゼログラビティシートを採用。
座り心地がよく、ドライバーの疲労度を軽減します。
後席は6:4の分割可倒式で、荷室側からの操作でシートバックを倒すことができます。
また荷室は定員乗車時でも423Lを確保しており、ロングドライブや旅行でも十分実用的な大きさがあります。
エクリプスクロスのインテリアは、やわらかな曲線でデザインされたダッシュボードパネルと、立体的な造形のセンターパネルで構成されています。
鈍く輝く金属調のパネルがアクセントとなり、上質かつスポーティな雰囲気に感じられます。
後席シートは乗る方の好みに合わせて9段階に調節できるリクライニング機能を備え、ゆったりとくつろぐことができます。
また6:4の分割可倒式ですので、荷物の大きさ、量に合わせてフレキシブルに対応することができます。
荷室も9インチのゴルフバッグを4個積むことができますので、キックスと同様、たっぷりの荷物を積むことができます。
■モーター駆動のe-POWERか、ガソリンターボの4WDか
キックスはガソリンで発電し、電気で走るパワートレイン「e-POWER」が搭載されています。
搭載される発電用のエンジンは1.2L 直3ガソリンで、最高出力は60kW(82PS)/6,000rpm、最大トルクは103Nm(10.5kgm)/3,600〜5,200rpmというスペックです。
駆動用モーターの最高出力は95kW(129PS)/4,000〜8,992rpm、最大トルクは260Nm(26.5kgm)/500〜3,008rpmです。
コンパクトSUVクラスの中では平均的な数値ですが、モーターの特性を生かした鋭いレスポンスや加速を楽しむことができます。
駆動方式はFF(前輪駆動)のみで、WLTCモード燃費は21.6km/Lです。
一方エクリプスクロスのガソリンモデルは、1.5L 直4直噴MIVECターボを搭載し、最高出力は110kW(150PS)/5,500rpm、最大トルクは240Nm(24.5kgm)/2,000〜3,500rpmです。
直噴ターボチャージャーの特性を活かし、2.4L自然吸気エンジン並の大きなトルクを低回転から発揮するのが特長です。
トランスミッションは8速スポーツモードCVT、4WDのWLTCモード燃費は12.4km/Lという数値です。
エクリプスクロスの四輪駆動システムは、ドライバーの操作と車両の挙動をセンサーで検知し、四輪のトルクを制御するS-AWCを採用しています。
これにより、さまざまな走行状態で四輪のタイヤ能力をバランスよく、最大限に発揮することができます。
■どちらも先進安全運転支援システムを装備、しかし同じ価格帯ならキックスの方が充実
キックスに搭載される先進安全運転支援システムには、高速道路でのドライバーの負担を軽減するプロパイロット、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、ふらつき警報、踏み間違い衝突防止アシスト、フロント&バックソナー、万一の際にボタン一つで専門オペレーターに接続するSOSコールなどが装備されます。
またオプションで空から見下ろしたような映像で駐車を支援するインテリジェント アラウンドビューモニターも用意されています。
エクリプスクロスには三菱の先進安全運転支援システムe-Assist(イーアシスト)が搭載されますが、こちらには衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、後側方車両検知警報システム、オートマチックハイビーム、後退時車両検知警報システム、誤発進抑制機能などが含まれます。
安全性能ではプロパイロットやSOSコールが搭載されるキックスの方が装備は上だと言えるでしょう。
予算300万円で狙えるコンパクトSUV2台を比較してみました。
キックスはモーターならではのレスポンスや高い燃費性能、充実した安全機能が特長です。
街乗りが多い方や先進的な装備・パワートレインに興味がある方におすすめです。
エクリプスクロス(M・4WD)は、スタイリッシュでスポーティなデザインと三菱ならではの四輪駆動システムが特長です。
雪国にお住まいの方やアウトドアレジャーによく出かけるという方、ガソリンターボの力強い走りが好みという方におすすめです。