気になるミドルクラスSUV 4代目フォレスター×現行エクストレイルを居住性&荷室で比較

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気になるミドルクラスSUV 4代目フォレスター×現行エクストレイルを居住性&荷室で比較

2020.12.08

スバル フォレスターと日産 エクストレイルは、都会でもアウトドアでも映えるスタイリッシュなデザインに、普段使いからアウトドアレジャーまで使いやすいパッケージ、あらゆるシーンで安定したオールラウンドな走りなどなど、素性の良さで人気のミドルクラスSUVです。


中古車での購入を考えた場合、2012年デビューの4代目フォレスターと、2013年デビューの現行エクストレイルがガチンコのライバルに当たります。


それぞれの性能もさることながら、実際に所有するとなるともっとも気になるのは、クルマの使い勝手です。


2台の居住性や荷室について比較してみましよう。



■使えるSUVのライバル



気になるミドルクラスSUV 4代目フォレスター×現行エクストレイルを居住性&荷室で比較


4代目フォレスターは2012年11月に発売されました。


エクステリア(外装)デザインは、スバル車共通の要素をボディの厚みを強調したボディにちりばめ、SUVならではの力強さと実用面での使いやすさを両立しています。


優れたパッケージングに水平対向エンジン、シンメトリカルAWD「X-MODE」など、SUVの利便性とオン/オフ問わずハイレベルな走りを提供するメカニズム、そして先進安全装備のアイサイトがユーザーへの訴求ポイントです。


4代目フォレスター(2012年〜2018年の販売)の中古車相場価格は、約80万円〜270万円となっています。


気になるミドルクラスSUV 4代目フォレスター×現行エクストレイルを居住性&荷室で比較


いっぽう日産 エクストレイルは、約1年遅れの2013年12月の発売です。


「運転しやすくてガンガン使える機能」「手ごろな価格で買える本格4WD」がコンセプトの現行型(3代目)は、それまでの道具感の強いスタイリングから、都会でも映えるスタイリッシュなクロスオーバースタイルとなりました。


当初のエンジンは2.0Lのみで、ハイブリッドを2015年に追加。


CVTに、4WDモデルには電子制御式の「インテリジェント4×4」を装備して、悪路での走破性を高めています。


その走りだけでなく、プロパイロットをはじめとする数多くの先進技術も訴求ポイントです。


エクストレイルは、毎年のように小変更やマイナーチェンジが実施されており、中古車を探す際には、欲しい装備やグレードの装備の有無を確認しましょう。


中古車相場価格は、約80万円〜330万円です。



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■室内の広さは互角



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フォレスターのインテリア(内装)は、ゆったりとした広がりを感じさせるダッシュボードに、水平基調のアッパー部トリムや、金属調の加飾でソリッド感とスポーティさを表現。


インパネ上部やステアリング、ドアトリム、センターアームレストなど乗員の手が触れる部分にはソフト素材を使い、質感を高めています。


対するエクストレイルは、“羽ばたく鳥”をモチーフにしたという、インパネからドアトリムにつながる水平基調のラインが印象的です。


乗員を包み込むようにゆったりとしたラインで構成されたパネルの造形と、クロームやシルバー加飾の素材を組み合わせることで機能性と居心地の良さを演出しています。


気になるミドルクラスSUV 4代目フォレスター×現行エクストレイルを居住性&荷室で比較


室内の広さの指標となる寸法は、フォレスターが室内長2,095mm、室内幅1,540mm、室内高1,280mm、対するエクストレイルは室内長2,005mm、室内幅1,535mm、室内高1,270mmという数値ですが、ホイールベースはエクストレイルの方が長いので、室内空間の広さとしては、両車に大きな違いはありません。


前席シートの座面からルーフまでの距離、つまりヘッドクリアランスに影響する長さは、フォレスターが1,052mm、エクストレイルが1,015mm。


頭上のゆとりは、ややフォレスターのほうがありますね。


後部座席の居住性に影響する乗員のひざ周り寸法は、どちらも十分な広さがあり、大人4人のドライブでも問題はないでしょう。


エクストレイルのマイナー後モデル(2017年6月以降)のガソリン車であれば、2列シートの後部座席がスライド&リクライニング仕様となります(グレード別装備)ので、荷物の大きさや量に応じてアレンジしたり、自分の好きなポジションに変更することもできるので便利です。



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■室内のユーティリティはどうだ?



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フォレスターのシートは、バックレストの全高を上げてショルダー部分にボリュームを持たせることで、上体をしっかりと支えられるようにした形状になっています。


シート表皮はファブリックで、中間グレード以上であれば本革シートをオプションで選ぶことができます。


また、2013年に登場した特別仕様車「X-BREAK」には、撥水ファブリックが採用されています。


シートヒーターは前期型がフロントのみ、2015年10月登場のモデルから、リアにも設定されました(2.0iを除く)。


気になるミドルクラスSUV 4代目フォレスター×現行エクストレイルを居住性&荷室で比較


エクストレイルのシートは、ロングドライブでも疲れにくい中折れ形状の背もたれパッドを採用した「ゼログラビディシート」を採用しています。


防水シート、フロア、ラゲッジは3代目にも継承されており、アウトドアスポーツで汚れたギアをそのまま乗せても簡単に掃除をすることができるので、汚れを気にすることなく使えます。


後部座席は、フォレスターが6:4の分割可倒式で、2.0i以外のグレードはワンタッチフォールディング機能が付いています。


エクストレイルはグレードによって6:4、もしくは4:2:4の分割可倒式となります。


4名乗車で長尺物を積載する場合は、4:2:4のアレンジができるタイプが便利ですね。



■エクストレイルはクラストップレベルのラゲッジスペース



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フォレスターの荷室フロア幅は1,073mm、最大幅1,527mm、荷室高884mm。


5名乗車時の荷室容量は505Lで、大型のトランクケースなら4個、9インチのゴルフバッグなら4個を積載できる広さなので、家族で出かけるキャンプなら十分なサイズです。


また後部座席を倒したときの荷室フロア最大長は1,827mmと、長さも十分。


空間もフラットなので、車中泊でもゆったりとくつろぐことができます。


気になるミドルクラスSUV 4代目フォレスター×現行エクストレイルを居住性&荷室で比較


エクストレイルは、荷室フロア幅980mm、最大幅1,305mm、荷室高845mmと、数値上は狭く見えますが、5名乗車時のラゲッジ容量は565Lとクラストップレベル!


3列シート仕様でも、3列目シートを折りたたんだ状態で445Lの広さを確保しており、実用面でも問題ありません。


後部座席を倒した時の荷室フロア最大長は1,745mmで、フォレスターよりやや短く、少しシートバックが起き上がったような状態になるものの、車中泊にも十分使うことができます。


後部座席のパワーゲートは、インパネおよびリアゲートに設けられたスイッチ、またはリモコンキーで開閉操作をするタイプですが、パワーゲート装着車はリアクォーターにモーターが内蔵されるため、荷室容量が488Lと少なくなります。


エクストレイルのパワーゲートにはハンズフリー機能がありますが、前期型はリアゲートのガーニッシュ付近に手や物をかざすタイプ、マイナー後はバンパー下に足先を入れて引く動作で開閉操作を行うタイプに変更されました。


気になっている方は、このあたりも事前にチェックしたいポイントです。


快適で広々とした室内空間と、たっぷり容量のラゲッジスペース、いろんなシーンで実用的な2台のミドルクラスSUV。


より細かいシートアレンジで、室内を使い倒したいという方は、エクストレイルの4:2:4分割可倒式タイプ。


1人または2人の移動で、車中泊にも使ってみたいという方はフォレスターがおすすめです。




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