中古ならまだ買える おすすめ国産ディーゼル3選
2020.04.22
トルクフルな走りが楽しめるディーゼルエンジンは、SUVにこそ最適。
しかし最近では環境問題や電気自動車の普及などによって、その姿が少なくなりつつあります。
そこで今回は中古車ならまだ買うことができる国産ディーゼルを3台ピックアップしてみました。
■2代目 日産エクストレイル クリーンディーゼル(中古車相場 約70〜200万円)
日産自動車のミドルサイズSUV、エクストレイルにディーゼルモデルがラインアップされていたのは、2代目の2008年から2015年まで。
搭載されたディーゼルエンジンは、ヨーロッパの「ユーロ4」に準拠する基準をクリアし、DPF(粒子状物質現象装置)と、リーンNOxトラップ触媒を新たに追加した2.0Lディーゼルターボで、噴射圧1,600barのピエゾインジェクターをもつコモンレール式直噴システムを採用。
世界初のポスト新長期規制(平成22年排出ガス規制)の規準をクリアしたことから、「世界初のクリーンディーゼル車」とも呼ばれています。
性能は、3.5LのV6ガソリンエンジン並みの最高出力173PS(127kW)/3,750rpm、最大トルク360Nm(36.7kgm)/2,000rpmを発揮。
直噴化による燃費性能の向上も見られ、燃焼効率は10・15モードでは15.2km/L(20GT/6MT)を達成しました。
発売当初は、6速MTの20GTのみの設定で、2010年に6速ATを追加。
さらに2013年には、スポーツモデルの20GT Sがラインアップに加わっています。
2013年にエクストレイル本体は3代目へと移行しますが、ディーゼルモデルは継続して販売され、ハイブリッド車が登場する2015年まで生産されました。
PRこの記事に関連するクルマ
※価格は支払総額
■三菱 パジェロ(中古車相場 約140〜400万円)
三菱自動車を代表するSUVの草分け的存在のパジェロ。
その初代モデルは1982年に登場しており、以降フルモデルチェンジを繰り返しながら4代目まで進化を遂げ、2019年まで生産されました。
その40年近いその歴史の中でここでは、2006年から最終年まで生産された4代目のディーゼルモデルを取り上げます。
2008年秋に登場したディーゼルモデルは、3代目パジェロに採用されていた3.2L 直4ターボディーゼルをベースに、過給機をスーパーチャージャーへと変更し、コモンレール燃料噴射やNOxトラップ触媒、DPFなどを採用することで、新長期規制、平成27年度燃費基準をクリアしたエンジンでした。
2010年秋には改良が加えられ、パジェロ史上最強の最高出力140kW(190PS)/3,500rpm、最大トルク441Nm(45.0kgm)/2,000rpmを発生しました。
ショートボディとロングボディの2タイプがあり、ロングボディ車は平成22年度燃費基準+15%を達成、ショートボディ車でも平成22年度燃費基準+5%を達成し、平成17年度基準排出ガス75%低減レベル認定を取得しています。
パジェロらしいトルクフルな走りをオンだけでなくオフロードでも楽しみたい方にはぜひおすすめの1台の中古車相場を見ると、約140〜400万円と幅広くなっています。
そのなかの狙い目は、2019年に限定モデルとして登場した「ファイナルエディション」です。
■トヨタ ランドクルーザー100系(中古車相場 約140〜400万円)
日本だけでなく世界中でその実力が評価されているトヨタの傑作オフローダーことランドクルーザー。
その名前が初めて使われたのは1954年のことで、以来半世紀以上にわたって世界中で愛され続けてきたSUVです。
このランドクルーザーは年式によって型式で呼ばれることが多く、現在は2007年から生産されている200系が販売されていますが、近年では70系や「ハチマル」の愛称で知られる80系など、過去のモデルにも人気が集まっています。
この200系と80系の間に存在するのが、1998年から2007年まで生産された100系で、現在の高級感を高めたパッケージにコンセプトをスイッチしたモデルでした。
内装も、ウッドパネルやレザーインテリアを盛り込みプレミアム感を演出しています。
パワートレインは、4.7LのV8ガソリンエンジンに、バン用として4.2Lの直6ターボディーゼルを用意。
そのスペックは、最高出力144kW(196PS)/3,200rpm、最大トルク431Nm(44.0kgm)/1,200〜3,500rpmをそれぞれ発生。
2002年のマイナーチェンジでは、当時の排出ガス規制をクリアするとともに、燃費も向上しています。
トランスミッションは発売当初には4速ATと5速MTの設定。
2002年のマイナーチェンジ後は5速ATのみです。
中古車相場は約140〜400万円ですが、2002年以降のモデルでのディーゼルエンジンが進化しています。
低回転から大きなトルクを発生するディーゼルエンジンは、ラフロードはもちろん市街地でも大きく重いボディのSUVには、最適なパワーユニットです。
低速での大きなトルクは、電気モーターも得意とするところですが、ディーゼルにはモーターにはない魅力があるのも事実です。
当時、新車では憧れだったあの名車も中古車となった現在であれば十分に手が届くはず。
高根の花だった1台をぜひ現実のものにしてみるのはいかがですか。
PRみんながチェックしているクルマ
※価格は支払総額