マツダ CX-8 XDとBMW X5 xDrive35d SEのスペック比較!
2018.09.11
マツダ CX-8とBMW X5
この記事では、日本のマツダ CX-8 XDとドイツのBMW X5 xDrive 35d SEのボディスペックやエンジンスペック、そして各種安全装備などを比較します。どちらもSUVタイプの車ですが、違いはどのようなところにあるのでしょうか。
※この記事は2018年8月時点で販売されているモデルについて解説しています。
※CX-8の画像はXD プロアクティブです。PRこの記事に関連するクルマ
※価格は支払総額
ボディのスペック比較
・CX-8 XD 7人乗り FF
全長×全幅×全高:4,900mm×1,840mm×1,730mm
ホイールベース:2,930mm
車両重量:1,860kg
乗車定員:7名
タイヤ:225/65R17
サスペンション:(前)マクファーソンストラット式/(後)マルチリンク式
トランスミッション:6速AT
駆動方式:2WD
・X5 xDrive35d SE
全長×全幅×全高:4,910mm×1,940mm×1,760mm
ホイールベース:2,935mm
車両重量:2,200kg
乗車定員:5名
タイヤ:255/55R18
サスペンション:(前)ダブルウィッシュボーン コイルスプリング/(後)インテグラルアーム式 コイルスプリング
トランスミッション:電子油圧制御式8速AT
駆動方式:AWD
ボディサイズは、全長、全幅、全高すべてで、X5がCX-8を上回っています。特に全幅は、100mmも広くなっています。とはいえ対するCX-8 でも、1,840mmの全幅なので、日本の道路では決して使い勝手が良いとはいえません。
乗車定員は、CX-8が2列目シートにキャプテンシートを採用しているモデルと左右6:4分割可動式のベンチシートのモデルがあり、前者は6名で後者は7名。X5は5名です。
CX-8の駆動方式はFFとAWDの2種類であるのに対して、X5はAWDのみ。FFよりもAWDのほうが悪路走破性や高速安定性に優れていますが、タイヤの消耗(交換スパン)、燃料代を考えたらFFの方が有利です。駆動方式に選択肢があるという点では、CX-8に分があります。
エンジンのスペック比較
・CX-8 XD FF
エンジン:2.2L 直列4気筒DOHC 16バルブ直噴ディーゼルターボ
最高出力:140kW(190ps)/ 4,500rpm
最大トルク:450Nm(45.9kgm)/2,000rpm
JC08モード燃費:17.6km/L
WLTCモード燃費:15.8km/L
・X5 xDrive35d SE
エンジン:3.0L 直列6気筒DOHCディーゼル ツインパワーターボ
最高出力:190kW(258ps)/4,000rpm
最大トルク:560Nm(57.1kgm)/1,500~3,000rpm
JC08モード燃費:14.0km/L
エンジンは、最高出力・最大トルク共にX5のほうが優れています。とくに560Nm の最大トルクをわずか1,500rpmで発生し、2tオーバーのボディを軽々と加速させてくれます。ちなみに、それぞれのパワーウエイトレシオはX5が8.53kg/ps、CX-8が9.79kg/psです。
日本国内の一般道・高速道路事情を考えれば、CX-8でも十分ですから、実用的なスペックでは燃費に優れるCX-8が一歩リードといったところでしょう。
標準装備される先進安全装備と運転支援装備
CX-8 XDとX5 xDrive35d SEに標準装備される機能は、以下のようになります。
●CX-8 XD(FF)の主な安全装備と運転支援装備
・アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS/SCBS R)&AT誤発進抑制制御[前進時/後退時]
・クルーズコントロール
・車線逸脱警報システム(LDWS)
・ブラインド・スポット・モニタリング[※リア・クロス・トラフィック・アラート機能付]
・ドライバー・アテンション・アラート(DAA)
・頸部衝撃緩和フロントシート
・後退抑制ブレーキペダル
・アクティブボンネット(歩行者保護システム)
・電子制御制動力配分システム(EBS)
・エマージェンシー・シグナル・システム(ESS)
・セカンドISOFIX対応チャイルドシート固定ロアアンカレッジ(左右席)&トップテザーアンカレッジ(左右席)
・SRSエアバックシステム(フロント/セカンド/サードシート)&フロントサイド
・プリテンショナー&ロードリミッター機構付きELR3点式×2(フロントシート/セカンドシート左右席)
・リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
・ハイ・ビーム・コントロールシステム
・ヒル・ローンチ・アシスト(HLA)
・ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム[横滑り防止機構](DSC)&トラクション・コントロール・システム(TCS)
●BMW X5 xDrive35d SEの主な安全装備と運転支援装備
・運転席&助手席エアバック/運転席&助手席サイド・エアバック/カーテン・ヘッド・エアバック(フロント&リヤ)
・ISOFIXチャイルドシート・アタッチメント(リヤ)
・ABS/アンチロック・ブレーキング・システム
・ASC/オートマティック・スタビリティ・コントロール
・DSC/ダイナミック・スタビリティ・コントロール
・CBC/コーナーリング・ブレーキ・コントロール
・DTC/ダイナミック・トラクション・コントロール
・DBC/ダイナビック・ブレーキコントロール
・HBC/ヒル・ディセント・コントロール
・ADB-X/オートマティック・ディファレンシャル・ブレーキ
・アダプティブ・ヘッドライト(バリアブル・ライト・コントロール機能)
・ダイナミック・ブレーキ・ライト(ブレーキ・ライト点滅機能)
・PDC/パーク・ディスタンス・コントロール(フロント・リア、ビジュアル表示機能付)
・リヤ・ビュー・カメラ(予想進路表示機能付)
・サイド・ビュー・カメラ
・ドライビング・アシスト・プラス
- ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
- レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警報システム)
- 前者接近警告機能
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
・レーン・チェンジ・ウォーニング
・アクティブ・プロテクション
・ボタン式パーキング・ブレーキ
・ロールオーバー・センター
・BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード
・セントラル・ロッキング・システム(クラッシュ・センサー付き)
・車両接近通知装置
・タイヤ空気圧警告システム
同じサイズのボディを持ったクロスオーバーSUVですが、その価格差は約600万円。エンジンを始め、安全装備、運転支援機能に大きな差があるのは、致し方ないところです。また細部のフィニッシュでも、BMW X5が上回ります。
とはいえ、最大7名乗車ができる室内、好燃費、扱いやすさを求めるのであれば、CX-8 XDがおすすめです。
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