2代目日産 ムラーノのスペックを紹介
2019.06.01
日産 ムラーノは、現代的なクロスオーバーSUVの先駆け的存在と言えるでしょう。当時、斬新なデザインとスポーティな走行性能に加え、スイートルームを想像させるインテリアデザインが世界中で注目されました。現在、日本での新車販売はされていないムラーノですが、中古車市場ではいまだ根強い人気があります。今回は2代目日産 ムラーノのスペックを中心に紹介します。※2008年9月モデルについて解説します。
曲線美が印象的な存在感あるデザイン
2002年に登場し、2008年にフルモデルチェンジを迎えた2代目ムラーノ。標準グレードである250XL/250XL FOURのボディサイズは、全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,700mm、ホイールベース2,825mmとなっており、国内SUVのなかでは、ボディサイズが大きめのクロスオーバーSUVです。
ムラーノは、モダンアートデザインにより曲線美が印象的で、存在感のあるエクステリアを実現。スイートルームを想像させるような、上質な居住性を確保した5人乗りクロスオーバーSUVとなっています。
また、グレードにより装備品も異なっており、350XV FOUR/250XV FOUR/250XVではスタイリッシュガラスルーフやルーフレールを装備しています。他にも、350XV FOURの足元には235/55R20のオールシーズンタイヤと20インチ金属調塗装アルミホイールを採用。それ以外のグレードには、235/65R18のオールシーズンタイヤと18インチ金属調塗装アルミホイールが装着されています。
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※価格は支払総額
2.5L 直4、3.5L V6エンジンを用意
次にエンジンについて紹介します。
上位グレードに当たる350XVには、最高出力190kW(260PS)/6,000rpm、最大トルク336Nm(34.3kgm)/4,400rpmを発生する3.5L V型6気筒エンジンを搭載。その他のグレードには、最高出力125kW(170PS)/5,600rpm 最大トルク245Nm(25.0kgm)/3,900rpmを発生する2.5L 直列4気筒エンジンが搭載されています。
これらのエンジンに組み合わせられるトランスミッションはグレードにより変化。350XVには6速マニュアルモード付のエクストロニックCVT-M6を、それ以外のグレードにはマニュアルモード無しのエクストロニックCVTを搭載しています。それぞれのトランスミッションは、ギア比を変えることでパワートレイン別に最適化を図っているのです。
またムラーノには、オフロードドライブを積極的に愉しむことができる「オールモード4×4-i」を搭載。これは、FFの2WD、スタンバイ方式のAUTO、前後のトルク配分を固定したLOCKの3つのモードを備え、ドライバーが状況に応じて任意で選択することができます。
以前のオールモード4×4との違いは、アクセル開度や車速に加え、ハンドル操作、舵角、ヨー、Gなどをセンシングすることで、より高い制御を行えるようになったことです。
当時の標準的な安全装備を搭載
全グレード共通のムラーノの安全装備として、運転席・助手席SRSエアバッグシステムに加え、運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムやSRSカーテンエアバッグシステムが挙げられます。
その他にも、ABS(アンチロックブレーキシステム)やEBD(電子制御制動力配分システム)、VDC(ビークルダイナミクスコントロール[TCS機能含む])＋ブレーキLSD等も標準装備。危険な状態になりそうな時も、安全な状態に戻すようドライバーをサポートしてくれます。
また、ムラーノは乗員の安全を確保するだけでなく、対歩行者に対しても安全面が考慮されました。ムラーノは、万が一、歩行者と接触した際に備えてヒンジ部やロック部に衝撃吸収スペースを確保。フェンダーやボンネットにはエネルギーを吸収しやすいよう設計されており、バンパー部には衝撃吸収パッドを採用することで歩行者のダメージの軽減を図っています。
そのほかにも、助手席側ドアミラーに内蔵されたカメラにより、見えにくい左側前方をモニター表示するサイドブラインドモニター(カラー、左側車幅／前端表示機能付)や、シフトレバーをRに入れると、自動的にクルマの後方映像をカラーでモニターに表示するバックビューモニター(カラー、車幅／距離／予想進路線表示機能付)も標準装備されていました。
日産 ムラーノは、斬新かつラグジュアリーな内外装なだけでなく、優れた動力性能を備えつつ、安全性も高いクロスオーバーSUVでした。日本ではコンパクトサイズやミドルサイズのSUVが人気ですが、これらにはない魅力がムラーノにはあります。高性能で目立ちたいSUVをお探しの方はぜひチェックしてみてください。
