【ヴェゼル vs CX-3】スペックを比較!
2018.05.21
Cセグメントに属するコンパクトボディのクロスオーバーSUVで高い人気を維持し続けるヴェゼルとCX-3。車両キャラ、ボディサイズ、新車販売価格的にも直接の競合車であるこの2台。この記事では2018年5月16日時点の現行モデルのスペックを比較します。
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ヴェゼルとCX-3のボディサイズ
まずはボディサイスを比較してみます。ヴェゼルがCX-3をやや上回っており、全長で+55mm、全幅+5mm、全高+55mm、ホイールベース+40mmです。とはいえ大きな違いではありません。ただし考慮しなくてはならないのが全高で、ヴェゼルは1,550mmを超えており、立体駐車に駐車できない場合があるので、注意が必要です。
ホンダ ヴェゼル
・全長×全幅×全高(mm):4,330(RS系は4,340)×1,770(RS系は1,790)×1.605
・ホイールベース(mm):2,610
・地上最低高(mm):185(FF)/170(4WD)
・車両重量(kg):1,180
・乗車定員(名):5
マツダ CX-3
・全長/全幅/全高 (mm):4,275/1,765/1,550
・ホイールベース(mm):2,570
・地上最低高 (mm):160
・車両重量 (kg):1,240~1,330
・乗車定員 (名):5
ヴェゼルとCX-3のエンジンのスペック
ヴェゼルに搭載されるエンジンは1.5L直列4気筒iのガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドエンジン です。
一方のCX-3は2.0L直列4気筒のガソリンエンジンと1.5L直列4気筒直噴ターボのディーゼルエンジン。CX-3はデビュー当初ディーゼルターボのみ搭載しており、2.0Lガソリンエンジンは2017年7月のマイナーチェンジで追加されました。
ガソリンエンジンで比較すると、最大トルク発生回転数が1,800回転ほどCX-3の方が低くトルク重視の設定と言えます。排気量も500cc多いためトルクの数値もヴェゼルより高く、スムーズな発進が期待できます。燃費に関してはヴェゼルが19.6~21.2(km/L)、CX-3が16.4~17.0(km/L)になりなり、ヴェゼルに軍配が上がります。
一方ヴェゼルのハイブリッドとCX-3のクリーンディーゼルターボでは、ハイブリッドシステムの最大トルクが公表されていないため、容易に比較できませんが、CX-3の最大トルクは2.5Lガソリンエンジン並み。コンパクトクラスのボディには余りあるパワーで、発進からスムーズに加速します。燃費に関しては、ヴェゼルが21.6~27.0 (km/L)、CX-3が21.0~25.0 (km/L)で、こちらもヴェゼルの方が上回っています。
ホンダ ヴェゼル(ガソリン車)
・エンジン名:1.5L i-VTEC
・種類:水冷直列4気筒DOHC
・総排気量 (cc):1,496
・エンジン最高出力 (kW[PS]/rpm):96[131]/6,600
・エンジン最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm):155[15.8]/4,600
・JC08モード燃費 (km/L):19.6~21.2
マツダ CX-3(ガソリン車)
・エンジン名:SKYACTIV-G 2.0
・種類:水冷直列4気筒DOHC
・総排気量(cc):1,997
・エンジン最高出力(kW[PS]/rpm):109[148]/6,000
・エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):192[19.6]/2,800
・JC08モード燃費(km/L):16.4~17.0
ホンダ ヴェゼル(ハイブリッド車)
・エンジン名:1.5L i-VTEC+i-DCD
・種類:水冷直列4気筒DOHC+交流同期電動機
・総排気量(cc):1,496
・エンジン最高出力 (kW[PS]/rpm):97[132]/6,600
・エンジン最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm):156[15.9]/4,600
・モーター最高出力(kW[PS]/rpm):22[29.5)/1,313-2,000
・モーター最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm):160[16.3]/0-1,313
・JC08モード燃費(km/L):21.6~27.0
マツダ CX-3(クリーンディーゼルターボ)
・エンジン名:SKYACTIV-D 1.5
・種類:水冷直列4気筒DOHC
・総排気量(cc):1,498
・エンジン最高出力(kW[PS]/rpm):77[105]/4,000
・エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)/rpm:270[27.5]/1,600-2,500
・JC08モード燃費 km/L:21.0~25.0
ヴェゼルとCX-3の安全性能
ヴェゼルは予防安全装備「ホンダセンシング」を全グレードに標準搭載しています。ガソリン車の”G”と”X”、ハイブリッド車の”HYBRID”と”HYBRID X ”では非装着車も選択できます。「ホンダセンシング」の内容は、以下の通りです。
・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
・LKAS(車線維持支援システム)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・後方誤発信抑制機能
・オートハイビーム
一方CX-3ベースグレードの20S(ガソリン車)とXD(クリーンディーゼルターボ)では先進安全予防装置は限定的な搭載に留まり、ASVに該当する装備は先進安全装備パッケージ仕様の”PROACTIVE”と、豪華仕様の”L Package”に標準搭載されます。ベースグレードに標準装備されるのは、以下の通りです。
・アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)
・AT誤発進抑制制御(前進時)
・【先進ライト】ALH・HBC
・車線逸脱警報システム(LDWS)
・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(後退時)(SCBS R)
・AT誤発進抑制制御(後退時)
・ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
・リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
・リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
・ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)
・車線逸脱警報システム(LDWS)
“PROACTIVE”及び”L Package”には加えて、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)&マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)、ドライバー・アテンション・アラート(DAA)、交通標識認識システム(TSR)、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)が標準装備されベースグレードではオプションでも設定されません。またスマート・ブレーキ・サポート(SBS)&マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)はガソリン車の20S PROACTIVEにはオプション設定となります。先進安全装備が一般化しつつある情勢下で、全グレードに標準装備されるヴェゼルは安全意識は高いと言えます。
価格帯は、CX-3が210.6万~303.4万円、ヴェゼルは207.5万~292.6万円とほぼ変わりません。購入の際の参考になれば幸いです。
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