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日本最終モデルの5代目 フォード エクスプローラー

2020.01.08

2019年のデトロイトショーで新型が発表されたフォードのミドルクラスSUV、エクスプローラー。

 

日本では、2016年にフォードが日本市場から撤退。現在、手に入れることができるのは、それまでに正規輸入されたモデル、つまり中古車が中心です。そこで、ここでは日本導入最終モデルとなった5代目エクスプローラーについて紹介します。

 

 

 

■2011年5月に日本に上陸


 

 

それまでのエクスプローラーから、大きく路線を変更。北米では、コンスタントに年間15万台以上を売り上げるヒットモデルとなった5代目は、2011年に登場しました。

 

一番の違いは、4代目まで採用されていたラダーフレーム構造から、モノコック構造へと変更されたこと。これにより、クロカン4WDからスタイリッシュなクロスオーバーSUVに生まれ変わることになりました。

 

エクステリア(外観)は、大型のグリルや太いCピラーなどでエクスプローラーらしさを表現しつつも、切れ長のヘッドライトやLEDブレーキランプなど、現代的なテイストを上手に取り入れ、モダンで都会的なデザインとなりました。

 

パワートレインは、FRからFFレイアウトベースとなり、同時にエンジンは縦置きの4.6L V8から、横置きの新開発3.5L V6もしくは、エコブースト(EcoBoost)と呼ばれる2.0L 直噴ターボに変更されています。

 

それぞれのスペックは、3.5L V6が最高出力216kW(294PS)/6,500rpm、最大トルクは345Nm(35.2kgm)/4,000rpm。2.0Lエコブーストが、最高出力179kW(243PS)/5,500rpm、最大トルク366Nm(37.3kgm)/3.000rpmです。 いずれも6速ATで、燃費は3.5L V6が7.6km/L、2.0Lが8.1km/L(いずれも10.15モード)となります。

 

どちらも2トンを超すヘビー級で、燃費も決して良いわけではありませんが、少しホッとするのはレギュラーガソリン仕様であるというところでしょうか。

 

4WDモデルに新たに導入されたテレインマネージメントシステムは、ノーマル、砂地、岩場、雪道、泥という5つのモードをダイヤルで選び、路面状況に応じて走行環境を最適化してくれるシステムです。

 

また、スロットルコントロールとABSを組み合わせ、カーブでの安全な走りをサポートするカーブコントロールや、リアビューカメラ、7個のエアバッグを各種センサーによる制御で最適に作動させるパーソナルセーフティシステムといった安全装備も搭載されています。

 

 

 

 

■2015年10月にマイナーチェンジ


 

 

5代目エクスプローラーは、2015年10月のマイナーチェンジによって、大幅なフェイスリフトを受けています。

 

大きく変わったのはフロントフェイスで、グリルとヘッドライトのデザイン変更で、コンサバでありながら存在感と高級感が強調されたものとなり、それが全体に落ち着いたバランスをもたらしています。

 

また、リアスポイラーの形状などを工夫することにより、空力特性も高められています。 2.0Lエコブーストエンジンは、2.3Lに排気量を拡大。それにともない、最大出力が192kW(261PS)/5,500rpm、最大トルクは420Nm(42.8kgm)/3,000rpm、燃費は8.6km/Lと、それぞれ向上しています。

 

その他実施された変更として、スマートキーレスエントリーシステムや、ウォッシャー機能付きリアビューカメラ、バンパー下に足を入れるだけでテールゲートを開閉できるハンズフリー・パワーリフトゲート(グレード別装備)など、利便性を向上させる装備が充実しました。

しかし、そのわずか4ヶ月後の2016年1月にフォードの日本撤退が発表され、その年のエクスプローラーは在庫限りの販売となってしまいました。

 

 

 

■現在は6代目が登場


 

2019年1月のデトロイトショーで発表された6代目エクスプローラーは、新開発のFRシャーシとなったことがトピックです。 エクステリアは、力強いグリルと切れ長のライト、複雑なプレスラインにより、精悍でスポーティな印象。

 

インテリアは、センターパネル上部に10.1インチの縦型タッチスクリーンを配置。このディスプレイで、最新のインフォテインメントシステム(SYNC3)や、FordPassコネクトと呼ばれるコネクテッドシステムを操作できます。

 

パワートレインは、2.3Lエコブーストに、出力の異なる2種類の3.0L V6エコブースト、そして3.3L V6を積んだハイブリッドモデルをラインアップ。 組み合わせるトランスミッションは、すべて10速ATで、4WDシステムには最大7つのモード切り替えが可能な、進化したテレインマネージメントシステムが備わっています。

 

現行モデルの6代目はまだ登場したばかりなので、5代目でも比較的新しいモデルであると言えます。正規輸入車であればメンテナンスや修理も問題ないようですから、中古車はいまが狙い目かもしれません。

 

アメリカンサイズの存在感と高級感、余裕のある走りと乗り心地をぜひ味わってみませんか。

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