アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?

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アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?

2023.02.19

家族みんなが快適に乗れるミニバンは、いまやファミリー層にとっては欠かせない乗り物となりました。


そんなミニバンといえば日本車勢が主力と思いきや、じつは海外にも多くの傑作ミニバンが存在しています。


そんななかでもゆとりあるサイズと高級感で人気なのが、トヨタの誇るアルファードと、メルセデス・ベンツ渾身のVクラス。


出自の異なる2台には、どのような魅力があるのでしょうか。



■日本製ミニバンの頂点に立つトヨタ アルファード



アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


内外装の高級感や室内空間の広さ、使い勝手の良さやパワートレイン性能の高さなどが評判を呼び、ファミリー層はもちろん、いまや社用車や公用車としての需要も高いミニバンが、トヨタ アルファードです。


初代アルファードは2002年に登場し、この時点では姉妹車のヴェルファイアはまだ存在していませんでしたが、2代目からはアルファードVが独立して「ヴェルファイア」として販売されるようになりました。


現行型の3代目のアルファードの発売は2015年1月で、2017年にはマイナーチェンジを行ない、安全性能がアップグレードされたほか、フロントフェイスの意匠変更やメーター加飾、シート表皮、木目の色などが変更されています。


”大空間高級サルーン”というコンセプトを具現化したアルファードは、傑作ミニバンとして歴史に残る完成度と販売を記録しています。



■現行型で大幅に進化したメルセデス・ベンツ Vクラス



アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


メルセデス・ベンツ乗用車のラインナップで、唯一といえるワンボックスタイプのミニバンがVクラスです。 もともとは商用車のVitoをベースに開発されたミニバンで、日本では1998年に初代Vクラスがデビューしています。


2003年に2代目に進化したものの、この世代までは乗ると商用車ベースであることが見え隠れしており、ミニバン専用として開発された日本車と比べると、正直見劣りする部分もあったことは事実です。


そんなVクラスが大きく進化したのは、現行型にあたる2014年に発表された3代目からです。


日本では2015年から販売が開始された3代目は、日本向けに開発されたリアエンターテイメントシステムをはじめ、各種装備や安全性能などが乗用車的になり、国産からの乗り換えでも違和感を感じることが少なくなりました。



■存在感のあるボディと押し出し感のあるフロントマスク



アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


トヨタ アルファードのボディサイズは、初期が全長4,915mm×全幅1,850mm×全高1,880mm、ホイールベース3,000mmで、2017年12月のマイナーチェンジにより全長が4,945mm、全高は1,935mmへと拡大されています。


ロアグリルと一体化させて縦に厚みをもたせた大型フロントグリルが特徴的なエクステリアは、リアコンビネーションランプとライセンスガーニッシュを組み合わせた立体的なU字型の構成によってリアビューでも力強さを強調しています。


2017年12月のマイナーチェンジではヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リアコンビネーションが意匠変更され、よりプレミアム感を高めました。


アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


メルセデス・ベンツのミニバンに相応しいプレミアム感を備えるVクラスのボディサイズは、全長4,905mm×全幅1,930mm×全高1,930mm、ホイールベース3,200mmという大きさで、全長を5,150mmにまで拡大したロングボディ仕様(ホイールベースはレギュラー車と同寸)や、3,430mmのホイールベースに全長5,385mmのボディを合わせたエクストラロングボディ仕様車も用意されています。


エクステリアは、彫刻的なアローシェイプのボンネットがスリーポインテッドスターを中央に配したラジエターグリルと連なり、メルセデスらしい気品溢れるフロントマスクを形成しています。


ヘッドライトには走行状況や天候に応じて配光モードを自動で切り替えるLEDインテリジェントライトシステムが採用され、サイドビューではフロントから連なる立体的な2本のキャラクターラインが流れるようなダイナミズムを生み出します。


FRレイアウトを採用することで、取り回しやすさと安全性でも高い評価を受けています。



■室内の豪華さならアルファード、アレンジの豊富さならVクラス



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アルファードの室内レイアウトは、3列シート7名乗車が基本で、グレードによって8名乗車仕様もラインナップ。


フロア低床化によって従来型同様に室内高1,400mmのゆとりを創出しています。


アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


助手席は後席までスライド可能なスーパーロングスライドシートを採用し、助手席側に荷室長最大2,150mmの積載スペースを生み出せるエクストラロングラゲージモードを用意。


また助手席からセカンドシート、サードシート乗員のケアが可能なダブルトライアングルモードなども備わり、ゆとりある室内空間を最大限活用できるようになっています。


ラゲッジルーム容量は通常時890Lを誇り、床下には148Lの収納スペースを用意しています。


アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


Vクラスの室内は、7名乗車のシートレイアウトや電動スライドドアなど、先代モデルの装備を継承しつつもデザイン面でアップデイトを果たしています。


インテリアは、ダイナミックな構成のインテリアトリムによって室内空間を広く見せるとともに、シート、ステアリングホイール、シフトレバーなど随所にナッパレザーを採用し、高級感を強調しています。


アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


シートは堅牢なシートレールを採用したフラットなフロアに、2列目はキャプテンタイプ、3列目は3座すべてが独立したシートを配置し、長距離ドライブでも高い快適性を実現しています。


ラゲッジルーム容量は通常版のフル乗車が720Lで、最大4,500L。ロングボディになるとそれが1,030L〜5,000L、エクストラロングボディでは1,410〜5,500Lとなります。


ちなみに2、3列目のシートは脱着可能で2列目を後ろ向きにセットして後席乗員5名が向かい合う状態にしたり、後席を2座のみにしてショーファードリブン仕様にしたり、2列目と3列目シートをすべて取り外すなどのアレンジができるようになっています。



■お国柄が反映されているパワートレイン



アルファードの発売当初のパワートレインは、2.5L直4と3.5L V6という2種類のガソリンエンジンと、2.5L直4+電動モーターによるハイブリッドの3タイプ。


トランスミッションはガソリン車が7速Super CVT-iおよび6速AT(Super ECT)、ハイブリッド車が6速シーケンシャルシフトマチック(CVT)となり、ドライブトレインはガソリン車が2WD(FF)とフルタイム4WD、ハイブリッド車はE-Four(電気式四輪駆動)によるフルタイム4WDのみとなっています。


2017年12月のマイナーチェンジによって、V6エンジンが刷新されるとともにトランスミッションが8速AT(Direct Shift-8AT)に進化しています。


対するVクラスのパワートレインは、日本専用に開発した2.2L直4BlueTECディーゼルターボエンジンを搭載しています。


トランスミッションは7速AT「7G-TRONIC PLUS」で、駆動はFRの2WDのみです。



2018年11月にはロングボディ車に2.0L直4ガソリンターボを設定。2022年2月には、改良を受けた2.0L直4ターボディーゼルへ換装され、トランスミッションも9速ATへと進化しています。



■国産には無い安全装備がVクラスにはある



アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


アルファードの安全性能は、衝突回避や被害軽減を支援する「インテリジェントクリアランスソナー(8ソナー)」をはじめ、進路上の先行車や障害物などをミリ波レーダーで検出し危険回避をサポートする「プリクラッシュセーフティシステム」などを装備。


また運転支援機能として、世界初採用となったドライバー視線でクルマを透かしたような映像を表示する「パノラミックビューモニター」を設定し、スイッチ操作だけでクルマを外側から見下ろしたような映像を表示するムービングビューと、シースルービューの選択ができるようになっています。


「レーダークルーズコントロール」は2017年のマイナーチェンジのタイミングで改良され、「レーントレーシングアシスト」を追加するなど、年を追うごとに充実化されています。


アルファードとVクラス。賢いパパはどちらを選ぶ?


Vクラスは、メルセデス ベンツの基本価値である「セーフティ&コンフォート」を体現する最新鋭の安全装備を搭載しています。


レーダー型衝突警告システム「CPA(衝突警告システム)」をはじめ、最適な車間距離を自動で維持し必要に応じて減速や停止を行なう「ディストロニック・プラス」、ドアミラーの死角範囲をレーダーでモニターする「ブラインドスポットアシスト」などのほか、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を70以上のパラメータで検知し注意力低下を警告する「アテンションアシスト」や、走行中の横風に対して車両片方のブレーキ制御を行なう「クロスウインドアシスト」といったハイスピードでロングドライブを行う欧州車らしい装備も目立ちます。


トヨタとメルセデスという2つの大メーカーが作る高級ミニバンは、発売から7年以上が経過して、中古車市場ではお手ごろ価格になった個体も目立つようになってきました。


2023年には、アルファード、Vクラスともにモデルチェンジがうわさされており、新型がデビューしたら話題になることは必至で、中古車もそれによって注目度が高まるでしょう。


そんな世間の注目が集まるまえに、望みの1台を見つけましょう。


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