初めてのSUVならこの車。タイプ別おすすめ7選
2023.02.07
ひと口にSUVといっても、燃費の良いコンパクトなモデルから、一般的な自動車では立ち入ることをためらうような悪路でも平気な顔して走れるモデルまで、得意とするフィールドはさまざま。
初めてSUVを購入しようとする方は、どんなモデルが自分に合っているのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、タイプ別におすすめSUVを7台ピックアップしてみました。
経済性、悪路走破性、多人数乗車、デザイン、いざというときに役立つ性能、軽自動車など、SUV選びで重視したいポイントを見つけるときの参考にしてみてください。
■初めてSUVを買うなら、どんなことに気をつける?
初めてSUVを購入するときは、まず車を使う目的、次にその目的に見合った性能を持っているのかを考えます。
たとえば、年間の維持費を気にするのであれば、自動車税の安いエンジン排気量が小さい車を選んだり、燃費性能に優れたモデルを選ぶのが吉。
また休日のアウトドアレジャーにガンガン使いたいというのであれば、おおきな荷室と四輪駆動があると便利です。
それらすべてを満たす車があれば最高ですが、そういった車は数少なく、さらに高額です。
少ない予算で楽しいSUVライフを送りたいなら、どのような目的で車を使うか、なにを重視するかで車選びを進めましょう。
以下ではタイプ別のおすすめSUVを7車種紹介します。
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■タイプ別おすすめSUV7選!
ここからは、タイプ別のおすすめSUVを7車種紹介します。車を選ぶときの参考にしてみてください。
・経済性で選ぶなら:トヨタ ライズ
2022年に販売されたコンパクトSUVのなかでもっと売れたトヨタ ライズは、ダイハツのロッキーの兄弟車です。
いずれも2019年11月のデビューで、昨年末にはスバルでもレックスという名前で販売が開始されました。
エンジンは、当初1.0Lターボエンジンのみのラインアップでしたが、2021年11月の改良で1.2Lガソリンと1.2Lハイブリッドを追加したことにともない、1.0Lターボはガソリンエンジン車の4WDモデルのみとなりました。
そのなかから経済性で選ぶなら、2021年まで販売されたFFモデルがおすすめ。1.0Lという排気量で年間の維持費を安く抑えることができます。
もちろん燃費性能だけを取れば、1.2Lハイブリッドのほうが優れていますが、中古車はまだまだ高値傾向。トータルで考えれば1.0Lターボの中古車を狙ったほうが安上がりです。
運転がしやすい5ナンバーサイズで、年間の維持費も安いSUVなら、2021年以前の1.0Lターボを搭載したFFモデルを狙いましょう。
・悪路走破性で選ぶ:スバル XV
スバル XVは、インプレッサをベースとするクロスオーバーSUVとして2010年6月に登場。以降、モデルチェンジを重ね、2017年5月に3代目となりました。
洗練された都会的なデザインと、アイサイトによる世界トップクラスの安全性能にくわえ、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDによるバランスの良い重量配分など、クラスを超えた素性の良さが美点です。
さらに、エンジン・トランスミッション・AWD・VDCを統合制御して悪路走破性を高める「X-MODE」を搭載して、滑りやすいダートや雪道を苦もなくクリアします。
水平対向エンジンの燃費を気にする方は、e-BOXERを搭載したグレードを選ぶと良いでしょう。
・多人数乗車で選ぶ:マツダ CX-8
サードシートを備えたモデルは国産にもいくつかありますが、ほとんどはエマージェンシー的な設計で、居住性は二の次。その点、マツダ CX-8は、7人乗り専用に設計されただけあって、3列目の居住性がすこぶる優れています。
2列目にキャプテンシートを備えた6人乗りと、ベンチシートを備えた7人乗りが設定され、ユーザーの好みよって選べるのも魅力です。
また魂動デザインを全面的に採用した、上質かつ洗練されたパッケージと、SKYACTIV(スカイアクティブ)技術による街乗りから高速走行まで余裕のある走り、3列目を含むすべての乗員が楽しめる快適性と静粛性が特徴です。
国産SUVでは少ないディーゼルエンジンを選ぶこともできるので、多人数乗車でもパワー不足を感じにくいでしょう。
家族や友人などと出かけることが多く3列目の居住性にもこだわるのであれば、CX-8はおすすめです。
・格好良さで選ぶ:トヨタ ハリアー
トヨタ ハリアーは、高級乗用車の基本性能とSUVの機能性や機動性をあわせ持つ新しいジャンルのクロスオーバーSUVとして1997年12月に登場しました。
以降、2003年2月に2代目、2013年11月に3代目、2020年4月に4代目とモデルチェンジを重ね、そのたびにスタイリングが洗練されてきました。
現行型は、3代目を基本としながら各部をブラッシュアップした結果、クオリティとエレガントが昇華されたスポーティでラグジュアリーなシルエットが特徴です。
室内もエクステリアのスタイリングと同様にラグジュアリーな印象で、馬の鞍をイメージしたセンターコンソールを中心に、快適で居心地の良い空間が広がっています。
海外メーカーにも影響を与えた初代からぶれることなく高級さを追求しているハリアーは、格好良さだけではないバランスの良い高い完成度が魅力のSUVです。
・いざというときに役に立つ:三菱 アウトランダーPHEV
三菱 アウトランダーPHEVは、2012年12月に登場したプラグインハイブリッドシステムを搭載したSUVです。
i-MiEVで培ったEV技術、ランサーエボリューションで鍛えた4WD技術、パジェロで築いたSUVのノウハウを結集したアウトランダーPHEVは、EVの優れた環境性能や静粛性、4WDによる走行安定性や意のままの走り、SUVならではの充実したユーティリティを融合していることが特徴です。
なかでも最大1500Wの電気が取り出せる「100V AC電源」は、アウトドアで炊飯器や電気ケトル、ホットプレートなどが使えるほか、V2H(Vehicle to Home)を用意しておけば災害時には自宅の電源としても活躍してくれます。
バッテリーへの充電は、AC200Vの普通充電のほか、急速充電とエンジンによる発電に対応。
バッテリーが満充電の状態でエンジンの発電(ガソリン満タン状態)を組み合わせれば、一般家庭なら最大で12日分をカバーすることができます。
・クロカン性能で選ぶ:スズキ ジムニーシエラ
ジムニーシエラは、軽自動車の本格派SUVであるジムニーをベースとするコンパクトサイズのSUVです。
ジムニーシエラの原点は、1977年に発売された0.8Lの「ジムニー8」で、本格的に使える小型の四輪駆動車として海外でも人気があります。
2018年7月に登場したジムニーシエラには、1.5LのK15B型エンジンを搭載し、軽自動車のジムニーではちょっと辛い高速道路を使った移動も難なくこなします。
また、5ナンバーサイズであるため、狭い場所での行き違いや駐車場の取り回しも楽にできることが魅力となっています。
ジムニーシエラは、長い歴史と世界中からの信頼に裏付けされた本格的なコンパクトサイズのクロスカントリーといえるでしょう。
・軽自動車から選ぶ:スズキ ハスラー
年間のランニングコストだけを考えれば、軽自動車は第一候補です。
なかでもスズキ ハスラーは、ワゴンタイプの乗用車とSUVを融合させた新しいジャンルの軽乗用車として2014年1月の登場以来、高い人気を維持している車です。
他メーカーからはハスラーの牙城を狙ったライバルが次々と発売されています。
2020年デビューの2代目は、マイルドハイブリッドシステムを追加して燃費性能を改善。スタイリングは、キープコンセプトながら各部のブラッシュアップで、使いやすさを進化させました。
ハスラーは初代、2代目とも中古車として流通している台数が多く、好みの1台を見つけることが容易です。
初めての車を選ぶときはSUVに限らず、年式、走行距離、装備だけでなく、これまでの整備記録がしっかりと残っているか、修復歴や修理した跡がないかなど、細かな部分までチェックしてください。
そして、どんなタイプが自分に合っているのか見極めてから車を選ぶと納得できる1台に出会うことができるますよ。