税金が安いダウンサイズエンジンを積んだSUV7選

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税金が安いダウンサイズエンジンを積んだSUV7選

2022.11.02

排気量に応じて変わる自動車税。


毎年のことで慣れてしまっている方も多いと思いますが、排気量区分がひとつ変わるだけで年間約5000円の節約になります。


エンジン排気量を小さくしてターボ過給で上位のエンジンと同じ性能を実現するダウンサイジングターボは、ヨーロッパを中心に広まった技術ですが、日本でも徐々に増えています。


そのなかから、いまおすすめの7台を紹介しましょう。



■ダウンサイジングエンジンとは



税金が安いダウンサイズエンジンを積んだSUV7選


ダウンサイジングエンジンとは、エンジンの排気量を小さくしてターボチャージャーやスーパーチャージャーなどを使って、小排気量のパワー不足を補っているエンジンです。


CO2排出量を抑えるためにヨーロッパのメーカーを中心に世界に広がった技術ですが、日本では節税対策にもなるというメリットも持っています。


またモーターが駆動を補うハイブリッドでも同様に、エンジン排気量を小さくして環境性能の向上と軽量化に寄与しています。


いずれもエンジンの排気量が小さいため、自動車税が安いことがメリットです。



■ダウンサイジングエンジンを搭載するSUV7選



ダウンサイジングエンジンを搭載するSUVには、どのようなモデルがあるのでしょうか。ここからは、エンジン排気量1.5L以下のダウンサイジングエンジン搭載SUVを7車種紹介します。


・日産 エクストレイル(1.5Lターボ+モーター)


税金が安いダウンサイズエンジンを積んだSUV7選


2022年7月に4代目(T33)となった日産 エクストレイルは、タフさとエレガントさを両立した内外装が特徴のSUVです。2段になったヘッドライトや水平基調のワイド感あるインテリアにより、上質感あるデザインとなっています。


ボディサイズは、先代(T32)と変わらない全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mmというものですが、パワートレインには日産が世界で初めて量産化に成功した1.5L(1,497cc)の可変圧縮比エンジン”VCターボ”で発電し、モーターを駆動させる「e-POWER」を採用しました。


パワートレインのスペックは、フロントモーターが最高出力150kW(204PS)/4,739-5,623rpm(4WDモデルは4,501-7,422rpm)・最大トルク330Nm(33.7kgm)/0-3,505rpmで、2WDのWLTCモード燃費は19.7km/L。


4WDのe-4ORCEでは最高出力100kW(136PS)/4,897-9,504rpm・最大トルク195Nm(19.9kgm)/0-4,897rpmのリヤモーターが加わり、WLTCモード燃費は18.3km/Lといずれも優れた数字を残しています。


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・ホンダ CR-V ガソリンモデル(1.5Lターボ)


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2018年8月に発表されたホンダ 5代目CR-Vは、力強く精悍なエクステリアに、広い室内空間や使い勝手をプラスし、快適な走りも実現しているSUVです。また、ガソリンモデルには3列シート7人乗り仕様を設定しています。


全長4,605mm×全幅1,855mm×全高1,680-1,690mmというボディは、以前なら1.8~2.0Lエンジンが搭載されていたミドルクラスのSUVです。


そのボディに搭載されるのは、2.0Lハイブリッドと1.5L(1,496cc)VTECガソリンエンジンの2種類。


1.5Lエンジンモデルの駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WDを用意。エンジンは専用開発のターボチャージャーにより、最高出力140kW(190PS)/5,600rpm、最大トルク240Nm(24.5kgm)/2,000-5,000rpmという2.4L自然吸気エンジンに匹敵するトルクとWLTCモード燃費は13.6〜14.2km/Lを達成しています。


先進的な運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全グレードに標準装備されているのも魅力となっています。


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・トヨタ C-HR ガソリンモデル(1.2Lターボ)


税金が安いダウンサイズエンジンを積んだSUV7選


トヨタ C-HRは、2016年12月に販売を開始したグローバルモデルのコンパクトSUVです。


トヨタ独自のシャープな横一文字のフロントフェイス「キーンルック」に、質感の高いインテリアとドライバー側に少し傾けられたセンタークラスターなどを組み合わせ、内外装ともにエレガントなスタイルとなっています。


パワートレインは、ガソリンモデルとハイブリッドを用意。ガソリンエンジンは、1.2Lのダウンサイジングターボとなっています。エンジンのスペックは、最高出力85kW(116PS)/5,200-5,600rpm、最大トルク185Nm(18.9kgm)/1,500-4,000rpm。WLTCモード燃費は14.3〜15.4km/Lです。


ボディサイズは、全長4,385〜4,390mm×全幅1,795mm×全高1,550〜1,565mmと日本の道路でも運転しやすい大きさになっています。また、2WD(前輪駆動)と4WDをラインナップしているだけでなく、6MTを選べるのもC-HRの特徴です。さらに、スポーティな「GR SPORT」を選ぶこともできます。


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・VW T-クロス(1.0Lターボ)


税金が安いダウンサイズエンジンを積んだSUV7選


フォルクスワーゲン T-クロスは、2019年11月から日本への導入が開始されたコンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。


左右のライトを繋ぐガーニッシュによってワイド感を演出しているエクステリアやクラス最大級の広さと使い勝手を両立したインテリアなどが特徴で、2021年輸入SUV登録台数1位を獲得しました。


全長4,115〜4,125mm×全幅1,760〜1,785mm×全高1,580mmという日本でも扱いやすいボディに搭載されるのは、1.0L(999cc)のガソリンターボ。


スペックは、最高出力85kW(116PS)/5,000-5,500rpm、最大トルク200Nm(20.4kgm)/2,000-3,000rpmで、WLTCモード燃費は16.9km/Lとなっています。


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・ トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー(4WD)(1.0Lターボ)


税金が安いダウンサイズエンジンを積んだSUV7選


トヨタ ライズは、2019年11月に販売を開始したコンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。


開発と生産はおもにダイハツが行いトヨタへはダイハツ ロッキーのOEMというかたちで供給されています。


トヨタ ライズとダイハツ ロッキーは、ダイハツのDNGAプラットフォームをベースとするなど基本設計は同じ。エクステリアをインテリアの意匠が異なる程度です。


エンジンは1.2Lが中心ですが、4WDモデルにのみダウンサイジングの1.0L(996cc)ターボを搭載。最高出力72kW(98PS)/6,000rpm、最大トルク140Nm(14.3kgm)/2,400-4,000rpmという同社の1.2Lエンジンをうわ回るパワーと、17.4km/L(WLTCモード)という好燃費を達成。


全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmという狭い道でも余裕のボディサイズに、「衝突回避支援ブレーキ」をはじめ基本的な先進運転支援も揃っています。


排気量が1.0L以下になったことで、毎年の自動車税が安くなるほか購入時に発生する環境性能割も3%減税されます。


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・日産 キックス(1.2L+モーター)


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日産 キックスは、2020年6月から日本市場での販売を開始したコンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。


シャープでダイナミックなエクステリアや上質感あるインテリアが特徴のキックスは、1.2Lガソリンエンジンで発電した電力でモーターを駆動させる「e-POWER」を搭載しています。


スペックは、フロントモーターが最高出力100kW(136PS)/3,410-9,697rpm・最大トルク280Nm(28.6kgm)/0-3,410rpm、リヤモーターが最高出力50kW(68PS)/4,775-10,259rpm・最大トルク100Nm(10.2kgm)/0-4,775rpmです。


WLTCモード燃費は19.2〜23.0km/Lとなっています。


ボディサイズは、全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,605mmと運転しやすい大きさです。また、先進的な運転支援システム「プロパイロット」を搭載し、2WD(前輪駆動)と4WDを用意していることもキックスの魅力です。


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・スズキ エスクード(1.4Lターボ)


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エスクードは、1988年から販売されているスズキの世界戦略車です。


現行モデルは歴代4代目にあたり、2016年に欧州のダウンサイジング化の流れに乗った1.6Lのガソリンエンジンにアイドリングストップを追加してデビューしました。


2017年になると2.0LNAエンジン並の性能を発揮する1.4Lターボを追加設定。


翌年には1.6Lが廃止され、1.4Lターボのみになりますが、2022年のマイナーチェンジでふたたびエンジンを見直し、1.5Lのマイルドハイブリッドになっています。


トランスミッションは、いずれも6速ATですが、駆動方式は1.6L時代にあった2WD(FF)が廃止され、1.4L以降は「ALLGRIP(オールグリップ)」が搭載された4WDのみとなっています。


「ALLGRIP(オールグリップ)」は、電子制御4WDシステム、4モード走行切替機能、車両運動協調制御システムという3つの技術を統合制御して悪路走破性と走行安定性を高めるスズキ独自の制御技術です。


全長に対して全幅が広い欧州車的なパッケージのボディサイズは、全長4.175mm×全幅1,775mm×全高1,610mmというもので、日本国内の道路でも扱い安い印象。


シンプルなデザインのインテリアは、いかにも欧州の大衆車的なものですが、日本車の加飾を見慣れた目には物足りなく感じるかもしれません。


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ダウンサイジングエンジンを搭載するクルマには、エンジンの排気量を小さくしてターボなどで過給するタイプと小排気量のエンジンで発電した電力でモーターを駆動させるタイプなど、いくつかのバリエーションがあります。


毎年の税金は安く抑えたいけど、必要十分なパワーも欲しいという方は、ダウンサイジングエンジン搭載車を選択肢に入れてみるのもよいのではないでしょうか?



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