レクサス 3代目RXのグレードごとの違いは?
2022.03.02
レクサスの代表的なSUV、RX。
特に3代目のモデルは、大型化したボディと、シャープなエクステリア(外装)デザインで人気のモデルです。
中古車市場での人気も高く、さらに数が豊富なため、中古車選びをしやすいクルマでもあります。
今回は3代目RXの最終モデルである2014年モデルのグレードごとの違いを解説していきます。
■標準グレードに搭載される装備は?
迫力のあるエクステリアデザインを象徴するスピンドルグリルが搭載され、一目でレクサスとわかるクルマへと進化したRX。
圧倒的な存在感が際立つ、レクサスのクロスオーバーSUVです。
ベースグレードに搭載されるタイヤ・ホイールは235/60R18サイズでシルバー塗装の5本スポークアルミホイールです。
安全装備には滑りやすい路面でも走行安定性を高めてくれるVDIM(RX270標準のみS-VSC)や、ABS、ブレーキアシスト、VSC、TRC、ヒルスタートアシストを備えます。
ナビゲーションシステムとバックガイド&サイドモニターを備え、ナビゲーションはリモートタッチで操作します。
長距離走行に便利なクルーズコントロールも標準装備です。
シートは手触りの良い、ファブリック地となります。
2013年7月の一部改良では、ヘッドランプにLEDヘッドランプ(ロービーム)&クリアランスランプ(デイライト機能付)を装備、インテリジェントAFSも標準装備しました。
また、ITSスポットと双方向通信を行う、ITSスポット対応DSRCユニットを全車標準装備しています。
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※価格は支払総額
■刺激的な走りと安定感を得られるFスポーツ
Fスポーツは、ナビゲーション情報と連携してシフトチェンジのタイミングを調整するNAVI・AI-SHIFTを搭載し、Fスポーツ専用サスペンションで足回りを固めたグレードです。
車高が高く、ふわりとした乗り味のRXの走行性能を大幅に高め、ミドルサイズSUVとは思えない切れ味のいい走りを体感できます。
また、フロント・リアにパフォーマンスダンパーを設定し、ボディ剛性を高めながら走行中に発生する振動を軽減、電動アクティブスタビライザー(RX450h Fスポーツに標準装備)が車両のロールを抑え、フラットな走行姿勢を保ちます。
235/55R19サイズのタイヤに、Fスポーツ専用アルミホイールを装着。
専用形状の本革シートが採用され、ドライバーの姿勢を保持し、スポーツドライブで発生する大きな横Gを受けても、運転姿勢を崩しにくく、ロングドライブでも快適です。
2013年7月の一部改良では、Fスポーツ専用の外板色としてホワイトノーヴァガラスフレークを設定し、内装色にはサドルタン・ガーネットを含む4色を設定。
個性的なFスポーツをより強く意識できる仕様変更が行われました。
■レクサスの心遣いを感じられる上質なバージョンL
バージョンLは、Fスポーツと同様にNAVI・AI-SHIFTを搭載し、走行ステージに合わせたスムーズなシフトチェンジのタイミングを体感できます。
シートには触り心地も滑らかなセミアニリン本革を使用し、シート位置やドアミラーの確度を記憶できるメモリー機能を搭載。
メーター奥のフロントガラスに、車線情報や速度、シフトインジケーター等を表示するヘッドアップディスプレイを標準装備しています。
運転姿勢からの視線移動が少なく、快適な運転をサポートします。
インテリア(内装)には本木目+本革ステアリングとシフトノブを配置し、上質感をさらに高めます。
インパネやセンターコンソール部にも本木目が採用され、他グレードとは一味違う、上質な安らぎの空間を演出しました。
2013年7月には、本木目だけだったオーナメントパネルにバンブー(竹)を設定し、和のテイストを味わえる特徴的な装備を追加しています。
■快適な乗り味からスポーツまででこなす幅広さバージョンL・エアサスペンション
RX450hにのみ設定されるこのグレードでは、電子制御式エアサスペンションが装備されます。
柔らかな乗り心地を実現しながら、走行シーンに合わせて車高を上下に調整することができ、高速走行時には自動的に車高を下げることで、重心位置を下げ、安定した走行姿勢を作り出す装備です。
車高は3段階で調整が可能となり、停車時や荷物の積み込み時には最も大きく車高が下がり、重い荷物の積み下ろしなども楽にできます。
Fスポーツに搭載されるアクティブスタビライザー+19インチホイールの組み合わせでは、足回りの重量がかなり重くなるため、軽快にサスペンションを動かし、ボディを緩やかに動かした乗り味を体感するには、エアサスペンションがおすすめです。
乗り味はフワフワではなく、しっかりとした芯が残っているので、スポーティな走りも楽しめるのが魅力の一つです。
■Fスポーツがおすすめ
インテリアの質感を重視するならバージョンLでも十分ですが、RXらしい迫力のエクステリアや、運転姿勢の良さから生まれるロングドライブの快適性を考えるとFスポーツを選びたいところです。
SUVでも車高の低いセダンやステーションワゴンのような、安定感を感じられるところも良く、専用のインテリア装備も質感が高く、満足感が高いでしょう。
仕様が多く、どれを選べばいいか難しい3代目RXですが、グレードごとの違いに目を向けると、好みの仕様が見えてくるのではないでしょうか。
シート、タイヤ、足回りが中心の違いを理解し、ベストな一台を選んでいきましょう。