トヨタ アルファード(ハイブリッドモデル)の全グレードを解説
2021.06.19
2020年乗用車新車販売台数ランキングで5位に入ったアルファード。
ラージサイズミニバンとしては、ほとんど前例のない快挙です。
人気が爆発しているアルファードのハイブリッドモデルのグレードは全5種類あり、どのクルマを選べばいいのかを迷うこともあるでしょう。
今回は、人気のアルファード(ハイブリッド)の、グレード別特徴をそれぞれわかりやすく紹介していきます。
■基本情報
アルファードの基本情報を紹介します。
ボディサイズは全長4,945mm~4,950mm×全幅1,850mm×全高1,950mmです。
搭載されるエンジンは2.5L 直列4気筒エンジン+モーターで統一されています。
使用燃料はレギュラーガソリンです。
駆動方式には全車でE-fourを搭載します。
乗車定員数は7名がメインとなり、Xにのみ2列目シートがベンチシートとなる8名乗りが用意されています。
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※価格は支払総額
■エントリーグレード:X
Xはアルファードハイブリッドはベースグレードで、乗車定員は7名 or 8名です。
搭載される装備としては、トヨタセーフティセンス(プリクラッシュセーフティ(歩行者〔昼夜〕・自転車運転者〔昼〕検知機能付き衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)、レーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、ロードサインアシスト、先行者発進告知機能、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)が安全装備として、全グレードに標準装備。
また、ハイブリッドではアクセサリーコンセント(AC100V・1,500W)が3個標準装備です。
他にもエクステリア(外装)ではLEDフロントフォグランプ、LEDリアコンビネーションランプが、インテリア(内装)では、ステアリングスイッチ、LEDルーフカラーイルミネーション、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアが全グレードで標準装備です。
Xの主な装備としては、16インチアルミホイール、ノーマルフロントバンパー・リアバンパー、2眼+LEDクリアランスランプがエクステリアに装備されます。
インテリアにはメタルブラウンウッド+シルバー加飾のインパネ、本革巻ステアリング、ファブリックシート、大型スタンダードコンソールボックス(リヤエンドボックス付)※が用意されています。
オプティトロンメーターはハイブリッド車専用に変更され、ガソリンモデルのXよりコンソールボックスが大きくなっているなど、若干の装備充実感があるベースグレードです。
※ガソリンモデルのXはスタンダードコンソールボックスを装備
■必要十分な装備を備えたエアロタイプ:SR “C パッケージ”
ハイブリッド車のエアロタイプの上級グレードです。
ガソリン車に用意されているエアロタイプのエントリーグレードのSはハイブリッドモデルでは用意されていません。
Xとの変更点は、次の通りです。
17インチアルミホイール(ハイパークロームメタリック塗装)を装備、エクステリアにはエアロ専用フロントバンパー、エアロ専用リアバンパー、サイドマッドガード、ブラックエクステンションのLEDヘッドランプが標準装備されます。
ヘッドランプには3眼タイプになり、フロントとリアにはシーケンシャルターンランプを装備、LEDコーナリングランプも備えます。
オートマチックハイビームはアダクティブハイビームシステムへ機能がアップします。
インテリアはメタルウッド+スパッタリングインパネ、本革巻+メタルウッドのステアリングホイール、合成皮革シートに変更される仕様です。
防眩インナーミラーは自動のものに変わり、2列目シートはエグゼクティブパワーシートを装着します。
大径ホイールとエアロバンパーで、アルファードの風格がより強く出るグレードです。
■ガソリン車のSをベースとした特別仕様車:S "タイプ ゴールド2"
Sのないハイブリッドモデルでも、特別仕様車Sタイプゴールドは準備されています。
特別仕様車のエクステリアには、フロントグリルにスモークメッキと黒メタリック塗装を、ボンネットフードモールにスモークメッキを配置し、ハイパークロームメタリック塗装の17インチアルミホイール、ゴールドのフロントエンブレム、3眼LEDヘッドランプ(スモークメッキ+ブラックエクステンション)、LEDシーケンシャルターンランプ(フロント・リア)、サイドマッドガード(メッキモール付き)が特別装備です。
インテリアはブラックで統一され、サンバーストゴールドウッドのインパネ、ウルトラスエード+合成皮革のシートが用意されています。
スマートキーは専用デザインに変更され、ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能が備わり、パワーバックドアを加えるなど、快適装備も充実です。
■ノーマル顔の上級グレード:G “F パッケージ”
エクステリアはノーマル仕様となり、ハイパークロームメタリック塗装の17インチアルミホイールが装備されます。
インテリアにはメタルブラウンウッド+スパッタリングのインパネ、本革巻+メタルブラウンウッドのステアリングホイールに変更が可能です。
合成皮革シートと大型ハイグレードコンソールボックスが装備されます。
■静粛性の高い最上級グレード:エグゼブティブラウンジ
2列目シートに特徴があるエグゼクティブラウンジは、17インチスパッタリング塗装のアルミホイールを装備します。
インテリアにはブラウンオリーブ・アッシュバール木目調+スパッタリングインパネ、エグゼクティブラウンジ専用のオプティトロンメーター、本革巻+ブラウンオリーブ・アッシュバールの木目調ステリングホイール、プレミアムナッパ本革のシートが装着される豪華仕様です。
安全装備にはブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート、パノラミックビューモニター、インテリジェントパーキングアシスト2、デジタルインナーミラーを備えます。
2列目シートにはエグゼクティブラウンジシートを装備し、運転席側にマニュアルウォークイン機構を備え、格納式テーブルを装備し、快適性能を高めました。
ウィンドウには高遮音性ガラスを使用し、ハイブリッドで与えられる静粛性の高さがより際立つ仕様です。
その他グレードにはディスプレイオーディオが装着される中、エグゼクティブラウンジにはTコネクトSDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステムが標準装備されます。
また13.3インチリヤシートエンターテインメントシステムが備わり、極上の2列目空間を提供する一台です。
■最上級グレードのエアロタイプ:エグゼブティブラウンジ S
基本装備はノーマルタイプのエグゼクティブラウンジと同じです。
エクステリアにエアロ専用フロントバンパー・リヤバンパー・サイドマッドガード(モール付き)を備えます。
ヘッドライトにはブラックエクステンションのLEDヘッドランプを装備します。
室内空間だけでなく、エクステリアにもこだわりたいユーザー向けのグレードとなります。
アルファードハイブリッドの各グレードを紹介してきました。
ハイブリッドモデルでは、ガソリンモデルよりもエグゼクティブラウンジの人気が高く、セカンドシートでの極上の乗り心地や、静粛性の高い空間は、アルファードハイブリッドの最大の特徴と言えるでしょう。
ガソリンモデルと異なり、18インチタイヤを装備しないハイブリッドモデルでは、柔らかい乗り味と、快適性の高い移動空間を楽しみたいですね。