『人気のエアロミニバン対決。ステップワゴンスパーダ セレナハイウェイスター』
2021.01.03
ファミリーカーとして人気のミニバンですが、じつは各ミニバンともエアロバージョンが用意され、人気グレードとなっています。
ハイウェイスターが人気の日産はもちろん、トヨタ、ホンダ、三菱もラインアップにエアログレードを用意。
いまやエアログレードなしには、ラインアップが形成できないほどのシェアを持っています。
■ミニバンのエアログレードはいつから?
ミニバンはもともと商用ワンボックスに乗用車の装備を付けて販売したという成り立ちがあり、やや機能性重視のイメージが強いクルマでした。
しかし1990年代に登場したトヨタ エスティマや3代目日産 ラルゴなど、乗用専用のミニバンが登場するようになると、徐々に上級モデルの乗用車として選ばれるようになりました。
そして1995年、ラルゴにエアロパーツを装着した「ハイウェイスター」がリリースされると、ファミリー層だけでなく若い世代のユーザーにも人気となり、ミニバンカテゴリーがあらゆる世代に注目されるきっかけとなりました。
その後トヨタもエスティマにエアロパーツを装着したアエラスを設定して追従し、その後ミニバンがリリースされるたびに必ずエアロバージョンが設定されるようになりました。
いまではミニバン人気を支える欠かせないモデルと言えます。
そこでここでは、人気ミニバンのエアロバージョン、「ステップワゴン スパーダ」と「セレナ ハイウェイスター」をピックアップしてみましたので、購入の際の参考にしてください。
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※価格は支払総額
■セレナとハイウェイスターはどう違う?
セレナのハイウェイスターは、初代モデルから設定されていました。
当初はオーテックによる特別仕様車という形で販売されていましたが、1997年に正式にカタログモデルとなっています。
その後現行型となる5代目まですべてのセレナに設定されました。
5代目セレナ ハイウェイスターは、フロントからリアにかけて低く構えるようなエアロデザインで、フロントグリルは標準モデルより大きく、バンパー自体のデザインも押し出し感の強いものを採用。
リアもフロントと共通性のある造形とすることで、全体的に力強さとスタンスの良さを反映させています。
インテリア(内装)は、標準モデルが都会的で明るい雰囲気、ハイウェイスターは格調高く、またスポーティでスタイリッシュな雰囲気になるよう、カラーリングの組み合わせで棲み分けがなされています。
ハイウェイスターにもグレードが存在し、エンジン種別や装備に違いがあります。
構成は、エントリーグレードの「ハイウェイスター」、中間の「ハイウェイスター V」、最上級グレード「ハイウェイスター G」の3種類。
それぞれにシンプルスマートハイブリッドか、e-POWERが選べます。
ハイウェイスター自体がエアロパーツ装着車であるため、外観の違いはアルミホイールぐらいですが、エントリーグレードにはLEDヘッドランプやLEDフォグランプが装備されないので、先進性はやや薄れてしまうでしょう。
ハンズフリーオートスライドドアやプロパイロットなど、セレナの魅力を味わうには「ハイウェイスター V」以上、高級感のあるインテリアを味わいたいのであれば、シート表皮が合成皮革でラグジュアリーな雰囲気となる「ハイウェイスター G」がおすすめです。
特別仕様車が発売される際には、標準モデルとハイウェイスターそれぞれに設定されることが多く、内外装の好みでどちらかを選べるようになっています。
■ステップワゴンとスパーダ、どう違う?
初代ステップワゴンで設定されたエアロバージョン「スピーディ」が進化して、2代目から「スパーダ」と名乗るようになりました。
登場は2003年のことで、専用のエアロパーツに加え16インチアルミホイール、専用色の自発光メーター、3本スポークステアリングやファー調トリコットシート地などでスポーティな個性が表現されていました。
現在は、専用サスペンションチューニングやパドルシフトの装備など、走りを意識した機能がスパーダの特徴となっています。
スタリングは、ステップワゴンの標準モデルがシンプルな面の構成と造形でプレーンな印象であるのに対し、スパーダはグリル部分がメッキタイプで縦方向に大きく、LEDのヘッドランプやフォグランプなど先進的なイメージの強いフロントマスクになっています。
サイドとリアのボトム部分はそれほど目立つエアロパーツではありませんが、リアエンドにはスポイラーが装着され、全体的にスポーティな印象です。
セレナに比べるとやや大人しい雰囲気ですが、ホンダらしい機能美とバランスの良さが際立つクールなスタイリングです。
インテリアは、標準モデルが木目調加飾やブラウン・アイボリーといった温かく柔らかい雰囲気のデザインになっていのに対し、スパーダはメタル調加飾やブラックを中心にしたカラーリングで、ドライビングへの高揚感を駆り立てるデザインとしています。
グレードは、1.5L VTECターボとハイブリッド「e:HEV」それぞれに2つ設定されています。
ガソリン車は「SPADA」と「SPADA Cool Spirit」、ハイブリッドは「SPADA G」と「SPADA G・EX」となります。
外観は「SPADA Cool Spirit」のみ、ダーククロームメッキのフロントグリルや17インチアルミホイール(FF)が装着されます。
装備についてはそれほど大きな違いはありませんが、運転席&助手席シートヒーターや、1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムは上級グレードに標準装備です。
また、パドルシフトはガソリン車にのみの設定。
アダプティブ・クルーズ・コントロールの「渋滞追従機能」は、ハイブリッド車にのみ設定と、少しずつ違いがあります。
各メーカーがミニバンラインアップに用意するエアロバージョンのなかで、セレナのハイウェイスターは日産の先進的な装備や使い勝手の良さ、上質感をイメージさせるデザインがポイント。
いっぽうスパーダはクールでアグレッシブ、かつ走りの良さをイメージさせる機能美と個性がポイントと、それぞれ個性が異なるので、装備の細かな違いも見比べながら、次の愛車を吟味してください。