スバルの安全技術「アイサイト」はここまで進化した。中古車を探すなら2014年以降か?
2020.11.18
数年前までスバルといえばボクサーエンジと4WDでしたが、いまやEyeSight(アイサイト)が代名詞です。
その先進運転支援システムで、世界をリードしてきたと言っても過言ではありません。
衝突回避ブレーキに精度の高いオートクルーズなど、安全・安心・快適をサポートしてくれる、本当にありがたい装備ですね。
その要は独自のステレオカメラを使ったシステムです。
■アイサイトの要はステレオカメラ
※画像は2018年式のレヴォーグです。
世界中で高評価を得ているスバルのアイサイトは、独自のステレオカメラ(2眼カメラ)を使った運転支援システムです。
ステレオカメラは歩行者や自転車などの認識がしやすいのが特徴で、いっぽうで人間の目と同じく天候や周辺の明るさの影響を受けるのが弱点でした。
そこで2020年10月に発表となる新型レヴォーグに搭載された最新型では、2個のカメラに4つのレーダーをプラスすることで、それまでの弱点をカバー。
衝突回避ブレーキ&ステアリング、クルーズコントロールなどを高精度に制御します。
1999年からスバルが追求してきたステレオカメラを軸とした技術は、2020年にさらに大きな飛躍を見せたというわけです。
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■アイサイトの前身ADAとSIクルーズ
※画像は2018年式のレガシィアウトバックです。
さて、ここまで読んで「1999年にアイサイトなんてあったっけ?」と思った方は、そうとうなスバリストかクルマ通です。
そう1999年にレガシィ ランカスターの最上級グレードに搭載されたスバルの先進技術は、アイサイトという名称ではなくADA(アクティブドライビングアシスト)と呼ばれていました。
このADAは、ステレオカメラ(前方認識技術)を使った運転支援システムで、車線逸脱・車間距離の警報、車間距離制御クルーズコントロール、カーブ警報/シフトダウン制御(コーナリング速度制御)などを行うものでした。
2001年には、ミリ波レーダーも併用してブレーキも制御するシステム(Ver.2)を発表。
2003年発表のレガシィ3.0Rに搭載されました。
2006年になるとカメラを廃止して、フロントグリル内に設けたレーザーレーダーを使ったシステムがレガシィツーリングワゴン/B4の2.0GTおよび3.0Rの特別仕様車「SI-Cruise」に搭載されました。
これは、ほぼ0−100km/hで先行車を追従するレーザークルーズコントロール、車間距離警報、先行車発進お知らせ機能、定速クルーズコントロールなどを行います。
と、ここまではオートクルーズを実現するための技術として進化しました。
■「ぶつからないクルマ」を目指したアイサイト登場
※画像は2011年式のレガシィ アウトバックです。
スバルの代名詞ともなっている「アイサイト」を搭載したレガシィ(アウトバック、B4、ツーリングワゴン)がデビューしたのは2008年でした。
アイサイトは、ステレオカメラで捉えた映像を3D画像で処理してスロットル、ブレーキ、操舵などの制御に生かして安全運転を支援するもので、プリクラッシュブレーキ(衝突回避ブレーキ・警告)、全車速追従機能付きクルーズコントロール(−100㎞/h)、AT誤発進抑制、車線逸脱警報・ふらつき警報、先行車発進お知らせなどで構成されます。
ステレオカメラだけでここまで制御するのは世界初で、ADAなどより価格を抑えたことで、さまざまなモデルに搭載可能になったことも大きな進化でした。
2010年に発表されたVer.2になると、プリクラッシュブレーキやクルーズコントロールなどを改良。
2014年にはステレオカメラがモノクロからカラーになり、視認性が上がり、視野範囲も40%拡大されたVer.3に進化してレヴォーグに初採用。
プリクラッシュブレーキ作動範囲が0−約160㎞/hになるなど、各機能が性能アップ。
電動パワーステアリングと連動した、アクティブレーンキープ機能と車線逸脱抑制機能も追加されました。
2017年には、高速道路などすべての車速域でスロットル、ブレーキ、ステアリング操作を自動アシストするアイサイト・ツーリングシストが登場し、レヴォーグおよびWRX S4に初採用されます。
くわえて後退ブレーキには4つのソナーが、視界拡大ではグリルと左ドアミラーのカメラがサポートするなど、スバルの予防安全システムは益々充実していきます。
■大きく進化したアイサイトX
※画像は2019年式のレヴォーグです。
2020年10月に発売になる新型レヴォーグに搭載された新世代アイサイトは、ステレオカメラに、前2つ(77GHz)後ろ2つ(24GHz)の計4つのレーダーをくわえることで、車両の周囲360度を監視できるよう進化しました。
同時にアイサイトの要となっているステレオカメラも、画角を従来比の約2倍にとして広範囲の情報をキャッチ。
広角化によって低下する遠くの対象物を検知する性能は、カメラの画素数を120万画素から230万画素にまで高めて対応しています。
さらに映像や電波で得た情報を処理する能力と、危険回避ブレーキ(電動ブレーキブースター、プリクラッシュブレーキ、前側方プリクラッシュブレーキ、緊急プリクラッシュステアリング)の性能を高め、見通しの悪い交差点での車両、自転車、歩行者との衝突回避性能をアップしています。
またアイサイトXでは、準天頂衛星「みちびき」やGPSなどからの情報と、車載3D高精度地図データを利用することによって、コーナー手前での速度制御、料金所手前の速度制御、70~120km/hでのアクティブレーンチェンジアシスト、渋滞時約50km/h以下でのハンズオフアシストと渋滞時発進アシストのほか、ドライバー異常時対応システム(ドライバーが急病時など)などが機能します。
人間の目の3D処理能力をクルマにも生かしたアイサイト。
最新型では目だけでなく電波も使います。
カメラ、情報処理能力、作動(スロットルや電動パワステなど)などのトータル性能で成り立つシステムは、あくまでドライバー主体で極自然にアシストする能力はさすが。
年々進化を遂げているので最新型が最高性能なのは当然のことですが、中古車で探すなら2014年発表のVer.3以降であれば、きっと満足のいく性能を備えているでしょう。
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