中古で狙うクリーンディーゼルSUV5選
2020.08.19
クルマの環境性能が世界的な問題になると、ハイブリッドと並んで国内で注目されるようになったのが、クリーンディーゼルエンジンです。
低速トルクと燃費に、環境性能までも高めたクリーンディーゼルエンジンは、おおきく重いSUVには最適なパワートレインでもあるのです。
日本では数少ないクリーンディーゼルを積んだ、中古SUVをいくつか紹介しましょう。
※2020年6月11日の中古車情報を参照しています。
■クリーンディーゼルのメリットとは?
ディーゼルエンジンの魅力のひとつとして、経済性が挙げられます。
燃料の軽油はガソリンより安く、燃費にも優れるという特徴があります。
また同じ排気量のガソリンエンジンと比較して、トルクが大きいという特性がありますので、発進加速や登り坂などで頼もしい走りが味わえます。
車重が重くなりがちなミドルサイズ以上のSUVであれば、特にそのメリットを感じやすいでしょうし、多人数乗車でのドライブが多い方にもおすすめです。
さらに、いくつもの技術革新により、従来よりも窒素酸化物や粒子状物質の排出量が低く、環境に優しく、振動や騒音も少なく、非常に快適です。
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■ガソリンよりディーゼルの方が人気のマツダ CX-5
CX-5は、マツダの新世代技術「スカイアクティブ・テクノロジー」を全面採用したミドルクラスSUVです。
2012年に登場、2017年には2代目へとモデルチェンジしました。
CX-5には、2.2Lのクリーンディーゼルモデルとガソリンモデルがありますが、ディーゼルのパワフルで快適な走りはすこぶる評判が良く、ガソリンよりもディーゼルのほうが販売比率が高くなっています。
中古車本体価格は、初代モデルであれば約80万円〜、現行型となる2代目であれば約180万円〜です。
■コンパクトSUVのMTモデルが選べる、マツダ CX-3
CX-3は、2015年にデビューしたコンパクトクロスオーバーSUVです。
当初は1.5Lクリーンディーゼル専用モデルとして登場し、2017年に2.0Lのガソリンエンジンが追加されています。
トランスミッションはATとMT、全グレードでFF(前輪駆動)と4WDの選択が可能です。
2018年に実施されたマイナーチェンジで、ディーゼルモデルは1.5Lから1.8Lに排気量を拡大。
従来モデルよりパワーが上がり、さらにゆとりのある走りが楽しめます。
中古車本体価格は、初期モデルで約100万円〜、1.8Lは約160万円〜となっています。
また、AT比率の高い日本における数少ないMTモデルでもありますから、MTをお探しの方にとっては貴重な選択肢となるでしょう。
■道具感の強かった人気の2代目にディーゼルモデルがあった!日産 エクストレイル
“気軽に使える道具感”が人気となったエクストレイルには、2代目にクリーンディーゼルの20GTが用意されていました。
20GTは、2008年の登場で、2013年にガソリンモデルが3代目へと進化した後も、販売が継続され2015年まで生産されていました。
中古車本体価格は約80万円〜190万円。
初期モデルはトランスミッションがMTのみでしたが、2010年のマイナーチェンジでマニュアルモード付ATが追加されました。
■“ヨンクの代名詞”でもあった往年の名車、三菱 パジェロ
本格的なクロスカントリー性能を有しながら、オンロードでの快適な走行性能やアウトドアレジャーに適した利便性などで人気の高かったパジェロは、1982年登場の初代モデルからディーゼルエンジンが搭載されていました。
そのエンジンがクリーンディーゼルに置き換わったのは、2010年の3.2Lエンジンからで、エンジンの改良とトランスミッションの制御最適化などにより、従来よりパワーと燃費を向上しています。
中古車本体価格は、約140万円〜400万円。
程度の良い個体は年々減少しますから、程度の良いモデルを探すなら、いまがチャンスです。
■ディーゼルが本来の性能を引き出している!?トヨタ ランドクルーザー プラド
クロカン4WDの王者ランドクルーザーのライト版として登場したプラドは、世界的に人気の本格的なクロカンSUVです。
ガソリンモデルの設定もありますが、大きなボディやモデル上の性格からディーゼルの人気が高く、中古車でもたくさんの個体を探すことができます。
プラドに新開発のクリーンディーゼルが搭載されたのは、2015年の改良時からです。
2.8L 直4ディーゼルターボの最高出力は130kW(177PS)/3,400rpm、最大トルクは450Nm(45.9kgm)/1,600〜2,400rpmというスペック。
2トンを超える車重でも頼もしい走りを提供してくれます。
中古車本体価格は約260万円〜となっています。
クリーンディーゼルのSUVは、ガソリンエンジンとは違うエンジン特性に、優れた環境性能が魅力です。
ガソリンモデルに比べると、やや割高になるものの、その魅力を味わえば戻れなくなるかもしれません。