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ランドクルーザーの乗り味が特徴的な理由

2019.03.08

トヨタ ランドクルーザー ZX サンルーフ 後席モニター モデリスタエアロ 2016

 

ランドクルーザー、通称「ランクル」は長年にわたり世界中で愛されている人気SUVです。舗装路、悪路に関係なく、走破性と乗り心地を両立するという特徴的な乗り味のランクル。今回は、ランクルの不思議な乗り味を生み出す理由を解説していきます。

 

 

車高の高さに比例しない乗り味

トヨタ ランドクルーザー ZX サンルーフ 後席モニター モデリスタエアロ 2016

 

ランクルの特徴的な乗り味の一つに、オンロードでの高い安定性が挙げられます。ラダーフレームシャシーを採用した本格クロカンSUVは、オフロードの性能が高いものの、オンロードでの安定性を少々犠牲にしているクルマが多いものです。

 

しかしながら、ランクルは舗装路面でスピードを上げても車高が高いクルマにも拘わらず、まるで重心が低いクルマの様な安定した走りをします。

 

これは、4-Wheel AHC & AVS (4輪アクティブ・ハイト・コントロール・サスペンション&アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システム) から生み出されるもので、油圧式のサスペンション車高調整機能が備わっているため、車高を自在に変えることができます。

 

オフロード走行時には車高を上げ、高速走行時には車高を下げて走行安定性を高めます。

 

また、走行状態に応じて、ショックアブソーバーの減衰力を自動制御するAVSが備わってます。乗り心地を重視した減衰力から、コーナリング時にはボディのロール変化を抑え、姿勢変化を小さくする制御に切り替わり、ランクルのような大型SUVが苦手なコーナリング性能を向上させているのです。

 

 

先進のスタビライザー機能

トヨタ ランドクルーザー ZX サンルーフ 後席モニター モデリスタエアロ 2016

 

クルマのスタビライザーは、車体の傾きを抑える働きをしています。海外では、「アンチロールバー=ロールを抑制するバー」とも言います。舗装路での旋回中には、スタビライザーの効力が高いと、走行安定性を高めるのにとても役立つのですが、オフロードとなると話が変わってきます。

 

 

スタビライザーは、左右のサスペンションの伸びに差が出ると、その差をできるだけ均等にしようと働きます。そのため、岩場や段差の大きな悪路では、左右のタイヤを接地させたいにもかかわらず、サスペンションの動きを制限してしまうため、接地性を失ってしまうのです。

かといって、スタビライザーを無くしてしまうと、舗装路でのコーナリングで車体の傾きが大きくなってしまい、走行安定性が失われます。

 

これを解決したのがKDSS (キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム) という機構です。前後のスタビライザーを油圧システムで結び付け、走行状態に応じて、スタビライザーの効力をつけたり、無くしたりすることができるシステムです。

 

これにより、舗装路ではスタビライザーが効力を持ち、安定した旋回性能を確保しながら、前後のサスペンションストロークが逆相に動くような悪路ではスタビライザーの効力を無くし、4輪が独立してストロークして、悪路走破性を高めます。

 

ランドクルーザー は、遠心力と路面の起伏を両方ともにいなし、ボディをどのような状態でもフラットに保つことのできるKDSSにより、オンロードでのフラフラ感を圧倒的に無くすことに成功しています。

 

ランドクルーザー の特徴的な乗り心地は、主にこの2つのシステムから生み出されています。オンロードとオフロードという全く性質の異なる路面を、心地よくかつダイナミックに走行していくランドクルーザー は、これからも本格クロカンSUVでありながら、ラグジュアリーSUVとしても世界のトップグループに君臨し続けることでしょう。

 

 

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