発売から3年、日産「セレナ」の売れ続ける理由とは?
2020.07.08
いまや日産の国内販売を支える存在となったセレナ。
3列シートミニバンの販売台数ランキングでも、つねにトップ近くにランクインしています。
そんなセレナの人気の秘密を探るべく、セレナについて調べてみました。
購入を検討している方は、参考にしてみてください。
■国内ミニバン販売台数トップランカー
1991年に初代がデビューしたセレナ。
当時は商用バンをベースにしたバネットコーチから独立するカタチで、バネット セレナとして登場しました。
その後2000年代に入り、日本市場でミニバンが隆盛を極めると、5ナンバーサイズでありながら、比較的広い室内空間を持っていたセレナは人気となります。
以降、長年に渡り国内のミニバン市場でトップを争い現在にいたります。
2020年5月現在、販売されているセレナは5代目にあたり、ボディは3ナンバーサイズとなったものの、日本の交通事情で使いやすいサイズに留まっており、依然としてもっとも売れているミニバンの1台となっています。
ファミリー層が求めるミニバン像に合わせて性能や機能を進化させてきた歴代セレナは、すべての人が楽しく快適に移動できることを目指し企画開発されてきました。
まさに、ファミリーカーの最前線を行くモデルなのです。
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■クラストップの先進性
現行モデルは2016年8月のデビュー。
発表当時大きく話題となったのが、日産が誇る先進運転支援技術である同一車線自動運転技術「プロパイロット」の採用です。
当時、ミニバンクラスでここまで進んだ先進運転支援技術を搭載したモデルは他にありませんでした。
あくまでも運転支援ではありますが、この技術の採用により高速道路走行時のドライバーの負担をグッと減らすことができます。
またクルマに触れずに開閉可能なハンズフリースライドドアや、バックドア上部のみの開閉が可能なデュアルバックドアなど、ユーティリティの面でも先進性が見られるのが特徴です。
車両がステアリングを操作して駐車をサポートしてくれるインテリジェントパーキングアシストや、上空から見下ろすように周囲を確認できるアラウンドビューモニターなどは、メーカーオプションで用意されます。
■選択肢が豊富なグレード
モデルの選択肢が数多くあるのもセレナの特徴です。
パワーユニットは、2.0Lガソリンエンジンとハイブリッドシステムが組み合わせられるスマートシンプルハイブリッドと、モーターで駆動しエンジンはバッテリー発電用とするe-POWERの2つ。
グレード展開は、下からX、XV、G、ハイウェイスター、ハイウェイスターV、ハイウェイスターGにくわえ、インテリアやエクステリアの専用装備だけでなく、ボディ補強や専用チューニングサスペンション、コンピューターが装備されたカスタマイズグレードのオーテック(AUTECH)がラインアップ。
乗車定員は、スマートシンプルハイブリッドが8人乗り、e-POWERが7人乗りとなります。
駆動方式はいずれもFFで、スマートシンプルハイブリッド(X、XV、G、ハイウェイスター、ハイウェイスターV)には4WDも用意されます。
■ファミリーユースを配慮した2・3列目シート
セレナのシートアレンジは、ファミリーでの使い勝手を一番に考えて作られているのが魅力です。
3列目は、使用しないときに跳ね上げるておくことが出来るのはもちろん、2列目は軽い力で操作可能なスライド機構により、2・3列目をフルフラットにしたり、2列目に乗る子供に目が届きやすくしたりなど、工夫次第で使い方はさまざまです。
また、シートベルトを内蔵することで、チャイルドシートを取り付けたままでスライド可能なこともポイントです。
それ以外にも2・3列目には、カップホルダー付きのテーブルや各種収納が用意されていて、搭乗者全員に対する細やかな配慮を感じます。
■ファミリーカーの流行を作るモデル
セレナは、シートアレンジや各種収納には素晴らしいアイディア力を感じますし、なによりハンズフリースライドドアやデュアルバックドアといった機構面には、ユーザーの「あったらいいな」に答えてくれるメーカーのこだわりを感じます。
さらにプロパイロットやe-POWERなど、先進技術も搭載されており、単なる流行のミニバンにとどまらないところも魅力なのです。
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