日産セレナのインテリアの特長、居住性をご紹介!
2018.05.07
セレナが歴代モデルを通じて、ファミリー層に絶大な人気を誇る理由に、広い室内スペースと豊富なシートアレンジが挙げられます。ユーザーがミニバンに求めるこれらの要素を、巧みに取り入れたことでセレナは子育て世代を中心に今でも人気車種となっているのです。
そこでこの記事では、最新のセレナのインテリアの特長と居住性を中心にご紹介します。※この記事では、2016年8月発売モデルと、2018年3月発売のセレナ e-Powerついて解説します。
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※価格は支払総額
■広大な室内空間
セレナは、全高1.8m以上の1.2~2.0Lクラスの 7/8人乗りミニバンでは、ナンバーワンとなる3,240mmの室内長と,1,545mmの室内幅を誇っています。これにより、1列目から3列目シートそれぞれのひざ周りスペースにゆとりを生み出し、豊富なシートアレンジも可能にしているのです。
室内長/室内幅/室内高の比較
セレナ:3,240/1,545/1,400(mm)
ノア/ヴォクシー/エスクァイア:2,930/1,540/1,400(mm)
ステップワゴン:3.220/1.500/1.405(mm)
シートアレンジ
セレナの豊富なシートアレンジの一つに、2列目シートの「超ロングスライド+横スライド(グレード別設定)」があります。全車標準装備のロングスライドでも、大人が脚を伸ばしてリラックスした姿勢を取れるほど、かなりのスライドが可能なのですが、キャプテンシートを車内中央に向けて、横スライドさせることで、最大690mmもの超ロングスライドが可能になります。車内で着替えがしたいといった場合でも充分なスペースがあります。
ちなみに、横スライドさせることで、ドアとシートの間に余裕が生まれ、3列目に乗り込みやすくなるという効果もあります。
また、8人乗り仕様では、スマートマルチセンターシートを2列目から1列目へ移動させることで、2−3列目シートのウォークスルーを可能にします。こちらは、S-HYBRID車、ガソリン車の専用装備です。
e-POWER車には、両側アームレストが付いた「キャプテンシート」が標準装備されます。こちらはe-POWERの専用装備となります。
グレードによるシートの素材
シートの素材はグレードによって異なります。
ハイウェイスター シリーズのシート地は、ジャカード織物/トリコットで、カラーはグレージュとブラックから選択できます。それ以外のグレードは、織物/トリコットのシート地で、カラーはフェザーグレーとブラックから選べます。
メーカーオプションでは、ダークブラウンとモカベージュの2色が配色されたプレミアムインテリアを選択することができます。こちらはシート地がグラデーション織物/ 合成皮革となります。※このオプションはセレナ ハイウェイスター、セレナ X、セレナ S、セレナe-POWER ハイウェイスター、セレナe-POWER Xには装備できません。
また、オーテック扱いメーカーオプションでは、防水シートを装備することができます。カラーは、ブラックで、シート地は、ネオソフィール/ パートナーコンビシートとなります。※こちらは、セレナ ハイウェイスターG、セレナ ハイウェイスター、セレナ G、セレナ X、セレナ S、セレナe-POWER ハイウェイスター、セレナe-POWER Xには装備できません。
スライドドアの機能
・ハンズフリーオートスライドドア〈両側〉(グレード別つ設定)
セレナのスライドドアには、ハンズフリーオートスライドドアがグレード別設定されており、こどもを抱いていたり、荷物などで両手がふさがっていても、インテリジェントキーをバッグやポケットに持っていれば、スライドドアの下に足先を入れて引くだけで、ドアを自動開閉させることが出来ます。
キーを取り出したり、ドアハンドルにさわる必要がないことで、日常の生活の中で非常に役に立つ機能となっています。もちろん両側に装備され、挟み込み防止機構付なので安心です。ハンズフリーセンサーは、スライドドアのサイドと下部の2ヶ所に内蔵されており、すねと足先の動きを同時に検知する「Wセンサー方式」で、乗り込む人を判断し、インテリジェントキーを持っていない人や犬などには反応しません。
・全ドア連動ロック機能(グレード別設定)
スライドドアが開いているときに車内のロックノブを施錠側にすると、スライドドア以外のドアが連動し、一斉にロックされます。また、スライドドアも車外に出てからクローズ操作を行えば、ドアが完全に締まりきったときに、施錠されるのでドアの側で待つ必要はありません。
・ドアストップ機能(グレード別設定)
スライドドアが開いている最中や閉まる途中に、ドアの一時停止ができる機能です。車内に雨が降り込むのを防ぎたい場合に、最小限の開口で乗り降りすることができます。
3列目も開放的
補助シート的なイメージを持たれることの多い3列目シートですが、セレナは狭さを感じない工夫がされています。3列目に座っても明るく開放感を感じられる工夫として、2列目のシートベルトをシート内蔵式にしたほか、視線の位置を高めるための座面の高さをアップしたり、1・2列目シートに穴開きヘッドレストを採用するなど、3列目シートに座っても開放感のある快適な室内空間を実現しています。また、3列目シートにもスライド機構を採用しているので、足元のスペースも確保することが出来ます。
また、シートベルト内蔵式の2列目シートは、3列目の乗り込みの邪魔になることがなく、チャイルドシートを装着したままでも3列目への乗り込みが可能です。それに加え、サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ(グレード別つ設定)や、フットペダルも設定するなど、セレナは3列目シートの居住性能以外に、乗り降りのしやすさもこだわっています。
ミニバンにおいて、シートアレンジの豊富さや、両側電動スライドドアが装備されるのは、今ではあたりまえの装備となっていますが、その一つ一つに一工夫できるかどうかが、ユーザーを満足させることが出来るかが、売れるかどうかの分かれ目となります。セレナはプロパイロットやe-POWERが注目されていますが、スマートマルチセンターシートなどに代表される、細かな工夫が商品の魅力になっているのです。
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