新型ハリアーとRAV4。兄弟車の居住性と荷室をチェック

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新型ハリアーとRAV4。兄弟車の居住性と荷室をチェック

2021.01.07

トヨタのミドルクラスSUVであるハリアーとRAV4は、ともにTNGAに基づくGA-Kプラットフォームを採用する兄弟車です。


それでいて両車は、ハリアーが高級路線、RAV4はカジュアル路線と、まったく異なるクルマに仕上がっており、ユーザーはどちらを選べば自分にとって便利で幸せなのか迷ってしまいます。


そこでここでは、現行型ハリアーとRAV4それぞれの荷室の寸法や容量、シートアレンジなど、使い勝手というポイントから両車を比較してみたいと思います。


新型ハリアーとRAV4。兄弟車の居住性と荷室をチェック



■室内長ではハリアーだけど、居住性はRAV4



新型ハリアーとRAV4。兄弟車の居住性と荷室をチェック




同じプラットフォームを使うハリアーとRAV4の室内寸法は、ハリアーが室内長1,965mm/室内幅1,480mm/室内高1,220mm、RAV4は室内長1,890mm/室内幅1,515mm/室内高1,230mmです。




新型ハリアーとRAV4。兄弟車の居住性と荷室をチェック


室内長で見るとハリアーですが、幅や高さはRAV4が広く、またホイールベースも、ハリアーの2,660mmに対してRAV4は2,690mmと30mmほど長いRAV4は、後席の居住性が高くなっています。



また十分な前後座席間距離をキープすることで、後席の膝周りにも余裕がありますし、フロントシート下の足入れスペースも広いので、ゆとりが感じられます。



ハリアーの後席も快適性や実用性は十分備えていますが、ルーフが後ろに行くほど下がっているクーペスタイルを採用しているので、背の高い大人には頭上に窮屈さを感じるかもしれません。



さらにRAV4のリアシートは、シートバックの角度を調節できるリクライニング機構付ですが、ハリアーは固定式となっているので、ロングドライブでの居住性というポイントではRAV4のほうが有利です。



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■ラゲッジの使い勝手比較



リアのシートアレンジについては、ハリアーとRAV4両方ともに6:4分割可倒式が採用されおり、5名フル乗車に加え、片側を倒して長尺物を積載したり、両側を倒して大きな荷物を積載することが可能です。



ただしRAV4のラゲッジ部分は、上下二段に切り替えができる「2段デッキボード」を備えており、ラゲッジルームの床面の高さを変えることが可能。 長い荷物や重たい荷物を積むときには、ラゲッジルームをフラットな空間にできる上段に、背の高い荷物を積むときには下段にするなど、シートアレンジと合わせて使い勝手の幅が広がっています。



それぞれのラゲッジ容量と寸法は以下のとおりです。


●ハリアー


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・リアシート使用時:409L

・リアシート格納時:1,045L

・リアシート使用時:長さ985mm×幅1,265mm×高さ750mm

・リアシート格納時:長さ1,805mm



●RAV4


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・リアシート使用時:532L(デッキボート上段)、580L(デッキボード下段)

・リアシート格納時:1,150L(デッキボート上段)、1,185L(デッキボード下段)

・リアシート使用時:長さ1,015mm×幅1,355mm×高さ880mm(デッキボード上段)、935mm(デッキボード下段)

・リアシート格納時:長さ1,880mm



リアシート使用時・格納時どちらの状態であっても、RAV4がかなり広く、9.5インチのゴルグフバッグ積載では、ハリアーは3個まで、RAV4は4個までと、ここもスタイリングの違いによる影響が現れています。




■室内ユーティリティ。高級感では断然ハリアー



収納&ユーティリティは、ハリアーがグローブボックス、センターコンソールボックス、ドアポケット(フロント・リア)、リアセンターアームレスト(カップホルダー2個付き)、コンソールカップホルダー、センターオープントレイ、アクセサリーコンセント(メーカーオプション)、「おくだけ充電」(メーカーオプション)というのに対し、


RAV4は、グローブボックス、センターコンソールボックス、フロントカップホルダー、ドアポケット(フロント・リア)、助手席シートバックポケット、リアセンターアームレスト(カップホルダー2個付き)、センターオープントレイ、カードホルダー、運転席・助手席オープントレイ、アクセサリーコンセント(メーカーオプション)、「おくだけ充電」(メーカーオプション)、デッキサイドポケットと豊富です。



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どちらも、十分な収納スペースですが、ハリアーは高級車らしく、外部から見えるオープントレイはひとつだけです。


室内のイルミネーション機能は、ともに用意されますが、ハリアーがウェストラインから下に効果的にランプを配置するのに対し、RAV4は足元だけの装備。



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またハリアーにのみ調光パノラマルーフが用意されるなど、上質さにおいてはハリアーがうわまわります。


さらに質感の高い素材や立体的なトリムデザインなどで、乗員を柔らかく包み込むような演出がなされており、実用性よりも上質感や高級感が優先されています。


大人2名+お子さん2名のファミリーや、大きな荷物を積む機会はそれほど多くない、と言う方にはハリアー。








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RAV4は機能性、実用面を優先して設計されているので、大人4名でのロングドライブ、アウトドアレジャーが多いという方には、使い勝手のいいクルマになってくれると思います。



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