手ごろな見栄張りSUVを探せ!
2020.09.09
高級ブランドの車両は、一世代前のモデルであったとしても、装備と性能が新車を上回ることがあります。
また高級車は新型が出ると買い換える人が多いため、生産中止モデルや旧型は中古車相場で価格の下落が大きく、かなり手ごろな価格になるという特徴もあります。
そこで今回は、ちょっと古い、狙い目高級SUVを探してみました。
■元祖高級クロスオーバーの進化形、レクサス RX(3代目)
初代と2代目がハリアーとして販売されていたレクサス RXは、2009年に3代目がデビュー。
その内容はまさに高級車と呼ぶにふさわしい贅沢なものでした。
発売当初のラインアップは、ハイブリッドモデルのRX450hと、3.5L V6ガソリンエンジンモデルのRX350。
のちに2.7L 直4ガソリンモデルのRX270も追加されています。
RX450hには、3.5L V6ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムが搭載され、4.5L車並みのパワーとクラストップレベルの燃費性能を両立させています。
またLEDヘッドランプや19インチアルミホイールなど、最新モデルと比較しても見劣りしない装備が充実しています。
2012年にはレクサスの新しいフロントフェイスデザイン「スピンドルグリル」の採用をはじめ、L字型LEDクリアランスランプ、テールランプなど存在感の強いデザインに変更され、各種装備の充実やボディ剛性の向上も図られていますので、中古で探すなら後期モデルがオススメです。
2012年当時の新車価格は、ハイブリッドモデル(FF)で559万円〜、3.5L V6モデルが475万円〜、2.7Lモデルが430万円〜。
中古車市場では、在庫が豊富な2.7Lガソリンモデルが狙い目。価格は、約140万円〜300万円です。
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※価格は支払総額
■モダンアートを思わせるようなデザインが色褪せない、日産 ムラーノ(2代目)
ムラーノは北米市場のために開発されたクロスオーバーSUVで、その先進的でモダンなデザインが話題となり、日本をはじめ世界の他の地域でも販売されるようになったモデルです。
2008年に発売された2代目のボディサイズは、全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,730mm。
デビュー当時は、そこそこ大きな印象でしたが、現代の基準では過度に大きすぎず、日本でも扱いやすいサイズだと言えます。
ムラーノの特徴は、なんといってもモダンアートを思わせるような陰影と、スポーティでありながらエレガントな佇まいを感じさせるフォルムで、現在でも古さを感じさせません。
いっぽうインテリアは、”良い家具でくつろぐ”かのような上質な空間と、感覚的なゆとりを感じさせる質の高いデザインとなっています。
エンジンは、3.5L V6ガソリンと、2.5L 直4ガソリンの2種類で、発売当初は、ヨーモーメントコントロール付の4WDシステム「ALL MODE 4×4-i」が採用された4WDモデルのみでしたが、2010年には2WDモデルが追加されました。
新車価格は、350XV FOUR(4WD)が404万2,500円、250XV(2WD)が339万1,500円です。
現在の中古車相場は約40万円〜160万円となっています。
■流麗なクーペスタイルのSUVで熱い走りが楽しめる、日産 スカイラインクロスオーバー
スカイラインクロスオーバーは、日産を代表するスポーツクーペ、スカイラインの名を冠したラグジュアリークロスオーバーSUVとして、2009年から2016年にかけて販売されました。
エクステリアはエレガントな曲線と力強いフェンダーで構成された、まさに”流麗”と表現するにふさわしいスタイル。
SUVとしての力強さを感じさせながら、全体的なフォルムはクーペの印象が強く、スポーツカーとしての走りを予感させる独特のものとなっています。
インテリアは曲線を組み合わせたデザインで優雅さを演出。
高級車らしい雰囲気が細部にわたって感じられます。
ベーシックグレードはシート地がモケットですが、上級グレードはブラックの本革シートです。
ボディサイズは、全長4,635mm×全幅1,800mm×全高1,600mmと日常での使いやすさも考慮したパッケージングです。
エンジンは、最高出力243kW(330PS)/7,000rpm、最大トルク361Nm(36.8kgm)/5,200rpmの3.7L V6を搭載。
トランスミッションはマニュアルモード付電子制御7速ATを採用し、ゆとりのパワーと高いシャシー性能により、あらゆる路面で思いのままにクルマを操る楽しさが堪能できます。
新車価格は370GT タイプP(2WD)が472万5,000円、370GT FOUR タイプP(4WD)が499万8,000円。
中古車相場は約50万円〜210万円ですが、走行距離が少なめのものを選ぶのであれば、100万円〜の予算で見ると良いでしょう。
高級モデルは、搭載されている装備やメカニズムにかけるコストに制約が少ないため、乗り心地や快適性という面で新しいモデルと比べても、見劣りするものではありませんし、本革シートや高級オーディオなど、新車時にはかなり高額なオプションが装備されているクルマも少なくないので、お得感もかなり高めです。
なかでも今回の3モデルは、中古車相場で価格がこなれてきたものばかりなので、ぜひチェックしてみてください!