両側スライドドアになったオデッセイとはどんなミニバン?
2018.12.19
両側スライドドア!オデッセイとはどんなミニバン?
オデッセイは、初代が1994年に発売されてから、2018年で24年を迎える、ホンダの主力モデルの1台です。2017年には、安全装備ホンダ センシングが装備されるなど、現代的なアップデートも抜かりありません。今回は、人気のアブソルート(ハイブリッド)を題材に解説します。
※ここでは2018年12月販売中のモデルを参考にしています。
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※価格は支払総額
ボディスペック(アブソルート ハイブリッド)
全長×全幅×全高:4,840mm×1,820mm×1,685mm
ホイールベース:2,900mm
車両重量:1,880kg (7名) 1,830kg (8名)
乗車定員:7名/ 8名
タイヤ:215/55R17
サスペンション:(前)ストラット式/(後)トーションバー式
2013年に投入された5代目オデッセイは、初代から4代目までは、こだわり続けてきた低いルーフにヒンジ式ドアを捨てて、1,700mmに迫る車高に、両側スライドドアが採用されました。
超低床プラットフォームに、独自のハイブリッドシステムを組み込み、バッテリーなどはホンダで初めて1列目シート下に搭載しています。
快適な室内空間を作るとともに、重いものを車体センターの低いところへ配置することで、運動性能の向上にも寄与しています。
エンジンスペックをチェック!
エンジン:水冷直列4気筒 DOHC チェーン駆動
総排気量: 1,993cc
最高出力:107kW(145ps)/6,200rpm
最大トルク:175Nm(17.8kgf・m)/4,000rpm
モーター
最高出力:135kW(184ps)/5,000-6,000rpm
最大トルク:315Nm(32.1kgf・m)/0-2,000rpm
JC08モード燃費:24.4km/L (7名) 25.2km/L (8名)
WLTCモード燃費:20.0km/L (7名) 20.2km/L (8名)
トランスミッション:CVT
駆動方式:2WD
ハイブリッドモデルは、モーターのみで走るEVモードを発進時にくわえて走行中にも積極的に活用しています。そのおかげで、様々な場面で優れた燃費性能を実現しています。
また、力強い加速が必要な時や高速道路を走行するシーンなどはエンジンも活用しながら走行するので、スポーティな走りをもたらしてくれます。
主な先進安全装備をチェック!
2017年11月にマイナーチェンジを果たし、ホンダ センシングが全タイプに標準装備されました。ホンダ センシングは、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いて、前方の車両を認識しながらブレーキとステアリングを制御してくれる安全装備で、以下の機能が搭載されています。
・衝突軽減ブレーキ<CMBS>
・誤発進抑制機能
・ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>
・LKAS<車線維持支援システム
・先行車発進お知らせ機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・標識認識機能
ハイブリッドモデルでは、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能が追加されています。この機能は、先行する車両がいない場合は自身で設定した車速を自動で維持し、先行車がいる場合は、自動で加減速をしながら適切な車間距離を保ってくれるシステムです。
燃費だけでなく高速道路でとても便利なこの機能は、ハイブリッドを積極的に選びたいポイントになるでしょう。
また、衝突安全性能にこだわったボディには、衝突時の衝撃をコントロールするG-CON技術を採用。自車はもちろん、他車、歩行者にも衝撃を少なく済むようにとホンダ独自の安全に対する考えと技術が詰まっています。
また衝突が発生した場合は、運転席と助手席、1列目シート、さらには窓側にも覆いかかるようにカーテンタイプのSRSエアバッグシステムが採用されているため、万が一の時にも安心です。
今回はホンダの屋台骨のひとつ、オデッセイを紹介しました。
ミニバンというと背が高く、横風やコーナリング中のふらつきに不安に感じる方もいるかと思いますが、誕生からどのミニバンよりもルーフが低く低重心なミニバンとして販売されてきたオデッセイは、現行型でも超低床フロアによってその伝統を守り続けています。
他とはひと味違ったスポーティなミニバンをぜひ、体験してみてください。