ノアの「ダブルバイビー」ってどんなグレード?ノーマルとなにが違うの?
2019.08.15
親しみやすいデザインと高い実用性から、つねに安定した人気を獲得しているトヨタのミニバンが、ノア、ヴォクシー、エスクァイアの3兄弟です。そのなかのノアは、X、G、Siという3つの基本グレードに、いくつかの特別仕様車が用意されています。そのうち、”W×B(ダブルバイビー)”と呼ばれる特別仕様車は、2016年にラインナップに登場。現在は”W×B Ⅱ”に進化してします。ベースとなったSiグレードと比較しながら、”W×B Ⅱ”の装備を見て行きましょう。
※2019年8月時点の現行モデルについて解説しています。
ブラックを基調としたモノトーンでまとめられたエクステリア(外装)
ノアの特別仕様車”W×B”は、2016年からラインナップに追加されました。Wはホワイト、Bはブラックの意味で、車両はブラックを基調としたモノトーンでまとめられています。現在の”W×B Ⅱ”は、その第2弾にあたり2019年1月に登場しました。
ベースは、ノアの3つあるグレードのなかでもっとも上位に位置するSiで、それにW×B Ⅱ専用装備を追加することで商品価値を高めています。
エクステリアの変更点は、まずBi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプがブラックエクステンションからスモークメッキエクステンションへと変更。その下に配置されるLEDフォグランプは樹脂製のカバー部分に黒艶塗装を施して、フロントマスクに精悍な印象を与えています。
サイドでは、Siではボディ同色のドアハンドルをメッキとすることで、高級感と上質感を高めました。
後部のパワースライドドアは、運転席側と助手席側の両方に装備することも特徴で、スマートキーを携帯しワンタッチスイッチを押せば、解錠とドアオープンが簡単にできます。左右どちらからもスムーズに乗り降りができるパワースライドドアは、Siではオプションです。
リアは、バックドアガーニッシュとリヤコンビネーションランプガーニッシュが、メッキからスモークメッキに変更。それと同時に、バックドアにはメッキのW×B専用エンブレムがセットされます。
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※価格は支払総額
ブラック表皮やブラック&フロマージュなど特別感満載の装備‼︎
インテリアにも商品価値を高める変更がいくつも施されています。
シートおよび内装色は、ホワイトステッチが美しい合成皮革+ファブリックの「ブラック表皮」と、特別設定色となる背もたれと座面にブラックとフロマージュの縦縞のグラデーションをあしらった「ブラック&フロマージュ」の2タイプ。シート表皮は、消臭機能付きとなります。
ドアトリムは、目にも手にも触れやすい箇所ですから、室内の印象に大きな影響をおよぼします。”W×B Ⅱ”では、そのオーナメント部分をSiのファブリックから合成皮革に変更するとともに、インナードアハンドルをブラックからメッキに交換することで、質感をアップさせました。
またオプションとして設定される専用フロアマットは、インテリアのアクセントカラーに合わせ、フロント席用はシルバーの縁取りと、エンブレムをあしらっています。消臭・抗菌・吸遮音機能も備えており、上質な車内空間作りに役立ちます。
ダブルバイビーのドアトリムオーナメントはフロント・リヤ共に合成皮革巻きとなっており、安っぽさは全くありません。インサイドドアハンドルもメッキを使用し、さりげない高級感を演出。
コクピットセンターに高級感のあるピアノブラック塗装を採用
その他の室内の仕様は、コクピットセンターに配置される4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイのフードが、Siではブラックだったものが高級感のあるピアノブラック塗装に変更。
同時にオーディオまわりは、標準のフロンドドアスピーカーとスライドドアスピーカーに加え、薄型の天井スピーカーを追加した6スピーカーとすることで、迫力のサウンドを楽しむことができます。
また快適性といった観点では、クーラーとヒーターの両方が使用可能なリアオートエアコンを標準装備。リアシートの乗員も、快適に移動を楽しむことができます。
モノトーンを基調としたクールで上質な印象の特別仕様車”W×B Ⅱ”の車両本体価格は、ガソリンモデルが285.66万円、ハイブリッドモデルは338.04万円という設定。ベースのSiグレードのとの価格差は8〜9万円なので、その充実した専用装備を考えれば、お買い得な1台と言えるでしょう。