【ヴォクシーvsセレナ】インテリアの特長、居住性を比較!

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

【ヴォクシーvsセレナ】インテリアの特長、居住性を比較!

2018.05.20



ファミリー層を中心に支持されている2.0Lミニバン。その中で人気を集めるのがトヨタ ヴォクシーと日産 セレナです。ともに標準グレードは5ナンバーサイズであり、ボディサイズはほぼ同じです。はたしてこの2台に室内の広さ、使い勝手に違いはあるのでしょうか。2018年5月時点の現行モデルを比較してみました。





ヴォクシーとセレナの室内の広さ

まず、ヴォクシー V 2WDとセレナ S 2WDの室内の広さについて比較します。ボディサイズはさほど変わらないヴォクシーとセレナですが、室内長はセレナが+240mmとヴォクシーを大きく引き離します。ちなみにセレナにサードシートスライドを装着した場合には310mmにまで差が拡大します。室内幅ではセレナが5mm上回ります。室内高に違いはありません。


ちなみにセレナの室内長3,240mm(サードシートスライド装着車)、室内幅1,545mmは、全高1.8m以上の1.2~2.0Lクラス 7/8人乗りミニバンのなかでNo.1(2018年2月時点 日産調べ)の長さです。室内の広さは、ヴォクシーよりもセレナの方が広くなっています。


ヴォクシー V 2WD

全長×全幅×全高(mm):4,695×1,695×1,825

室内長×室内幅×室内高(mm):2,930×1,540×1,400


セレナS 2WD

全長×全幅×全高(mm):4,690×1,695×1,865

室内長×室内幅×室内高(mm):3,170※×1,545×1,400

※ サードシートスライド付きの場合3,240




ヴォクシー、セレナのセカンドシートのシートアレンジ


ヴォクシーのセカンドシートは、7人乗りはキャプテンシート、8人乗りは6:4分割チップアップシートとなります。8人乗りはガソリン車にしか設定されていないので、8人乗りを選択すると必然的に6:4分割チップアップシートを選択することになります。



キャプテンシートは、横と前後のスライド機能があります。キャプテンシートを中央に向かって横スライドさせ、一番後ろに下げれば、810mmの超ロングスライドが可能になり、足を投げ出したり着替えなどをする際にも十分なスペースが生まれます。


シートアレンジは他にもあり、以下のような使い方ができます。

・フロントシートに近づけてフロントシートの乗員と会話を楽しむ

・片側を後ろに下げて、セカンド・サードシートのお子様の世話をする

・停車中に片側を前と横にスライドさせ、運転席から後席のお子様の世話をする

・フロントシートを倒してセカンドシートと合わせて横になる

・セカンド・サードシートをすべて倒してフラットにして横になる


6:4分割チップアップシートのスライド量は580mmm。こちらもシートを下げれば膝周りに窮屈さを感じることはありません。

シートアレンジには以下のような使用方法があります。

・フロントシートを倒してセカンドシートと合わせて横になる

・セカンド・サードシートをすべて倒してフラットにして横になる


セレナのセカンドシートは、7人乗りはキャプテンシート、8人乗りは3人掛けシートとなります。ガソリン車とハイブリッド車にはキャプテンシートの設定がないため、3人掛けシートを選択することになります。e-POWER車はキャプテンシートが設定されます。



キャプテンシートを横スライドさせ、一番後ろに下げると最大690mmのスライドが可能です。室内長はセレナの方が長いという特長がありますが、キャプテンシートのスライド量はヴォクシーの方が120mm上回ります。


セレナのシートアレンジにはほかにも以下のようなものがあります。

・フロントシートに近づけてフロントシートの乗員と会話を楽しむ

・停車中に片側を前と横にスライドさせ、運転席から後席のお子様の世話をする

・セカンド・サードシートをすべて倒してフラットにして横になる


ヴォクシーのようにフロントシートを倒して、セカンドシートを合わせることはできません。また、キャプテンシートの場合、セカンド・サードシートをすべて倒してフラットにして横になるとき、中央に隙間ができてしまいます。3人掛けシートの場合は、上記のシートアレンジに加えて、スマートマルチセンターシートが装備されるため、隙間はできません。


スマートマルチセンターシートはセカンドシートの中央席で前後のスライドが可能です。フロントシート中央からセカンドシート中央に移動させることができます。折りたたんだ状態で運転席と助手席の間にセットすれば、セカンドシートとサードシートを行き来できる、ウォークスルースペースが生まれます。セカンドシートにセットすれば運転席からセカンドシートへのウォークスルーが可能になります。また、サードシート前まで下げればサードシート用のテーブルになります。ヴォクシーには、スマートマルチセンターシートは装備されません。




ヴォクシー、セレナの乗り込みやすさ


乗降性については、ヴォクシー、セレナとも甲乙つけ難いところです。共に両側スライドドアを採用しています。また開口部が大きく、形状もスクエアで乗り込みやすくなっています。セカンドシートはともに前後にスライドするほか、横スライドさせることで開口部を広げることができるのでサードシートへの乗降も楽々行えます。


両側スライドドアの使い勝手としては、セレナに軍配が上がります。その理由がハンズフリースライドドアです。インテリジェントキーを身につけている人がドアの下に足を差し込むと、ドアが開くシステムです。こちらはe-PowerハイウェイスターV、ハイウェイスターVセレクション、ハイウェイスターGに標準装備されます。ハンズフリーオートスライドドア〈助手席側〉はe-Powerハイウェイスター、ハイウェイスターではメーカーオプションです。こちらはベースグレードでも選択出来るようにして欲しいところです。



ヴォクシー、セレナの快適装備


ヴォクシーでは、エアコンは左右独立温度調節機能を備えたオートエアコンを全車に標準搭載。リア席にはリアクーラーをガソリン車に標準搭載、”HYBRID V”にはオートエアコンが標準装備となり、その他グレードではオプションとなります。



セレナではパワーユニットによらず、FF車にオートエアコンとリアクーラー、4WD車でデュアルエアコンを標準装備します。デュアルエアコンはオプションでFF車にも装備できます。




ヴォクシー、セレナのシートの素材

ヴォクシーのシート表皮は全車ファブリックを採用。グレードにより、ファブリックの種類が異なります。ベースグレードの”X”ではファブリック、上級グレードの”V”ではハイグレードファブリック(消臭機能付)、スポーツグレードの”ZS”ではエアロ専用ファブリック(消臭機能付)が用意されます。シート表皮のカラーはブラックのみですが、”ZS”にはオプションでブラッドオレンジ&ブラックが用意されます。

セレナでは標準グレードのシート素材は織物/トリコットのコンビシートで、カラーはフェザーグレーとブラックが用意されます。ハイウェイスター系のグレードにはジャガード織物/トリコットのコンビシートが標準装備され、グレージュとブラックが用意されます。オプション設定ではe-PowerXV、e-PowerハイウェイスターV、X Vセレクション、G、ハイウェイスターVセレクション、ハイウェイスターGではグラデーション織物/合成皮革のコンビシートが選択できます。さらにe-PowerXV、e-PowerハイウェイスターV、X Vセレクション、ハイウェイスターVセレクションではネオソフィール/パートナーコンビの防水シートが選択できます。



セレナとヴォクシーをご検討の際は、室内の広さ、シートアレンジなどを比較し、ご自分に合った車種を選択することをオススメします。



➡まずはヴォクシーから探す
➡セレナの登録済み未使用車をみる

SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る