【ヴェゼルvsCX-3】荷室の広さを比較!
2018.05.31
ホンダ ヴェゼルとマツダ CX-3。ともに人気SUVであり、高い人気を誇ります。両車とも成人男性4名に十分な室内スペースを確保していますが、ラゲッジルームの積載性や使い勝手はどうなのでしょうか。この記事では、ヴェゼルとCX-3の2018年5月18日時点の現行モデルを比較しました。
ヴェゼルとCX-3の荷室の広さ
ヴェゼルのラゲッジ容量はラゲッジルームアンダーボックスを含め404Lを確保しています。セカンドシートを使用した状態で一般的な9.5インチゴルフバッグを横に3個収納可能です。
セカンドシートを畳んだ状態のFFで、荷室長はセカンドシートを使用した状態で800mm。荷室幅は1,180mmとなっています。
一方CX-3は、サブトランクを含めたラゲッジ容量が350Lとヴェゼルより-54Lと少々手狭です。ラゲッジの寸法はセカンドシートを使用した状態で幅960mm、奥行き690mmとなっています。ヴェゼルと比較するとかなり幅が狭く、高さも低くなっています。ラゲッジ容量はヴェゼルに軍配が上がります。
ただしCX-3にはフレキシブルボードが採用されています。ヴェゼルでは同じ類の装備は見られません。フレキシブルボードは、荷室と床下収納を仕切る板です。フレキシブルボードの取り付け位置を変更することで、荷室を高くしたり、フレキシブルボードの下に荷物を収納することができます。荷室の収納スペースが足りないときや、荷室の荷物と分けて収納したいものがあるときに便利です。
ラゲッジボードを使用すれば、またフレキシブルボードを立てて設置することで、ボールなど転がりやすい荷物を固定することも可能。アウトドアレジャーのグッズを積み込む時にも活躍しそうです。
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※価格は支払総額
ヴェゼルとCX-3のシートアレンジ
ヴェゼル、CX-3ともにセカンドシートは6:4分割可倒式のベンチシートを採用します。固定式でスライド機能はありません。シートバックの倒し方は両車とも「左座席のみ倒す」「右座席飲み倒す」「左右座席を倒す」の3パターンです。
さらにヴェゼルには座面のチップアップ機構があり、シートバックに座面を密着させて固定することができます。これによりセカンドシートの足元空間を活用することができます。片側の座席だけをチップアップすれば、成人男性がしゃがんで靴を履き替えることができます。また室内高を生かして背の高い観葉植物などを運ぶといった使い方もあります。セカンドシートの座面のチップアップ機構はCX-3では採用されていません。
さらにヴェゼルでは助手席シートのヘッドレストを外してを倒し、セカンドシートを畳めば、室内を荷室として最大限に活用できます。CX-3では同様のシートアレンジは物理的に不可能です。
ヴェゼルのセカンドシートを畳むと、シートバックは凹凸が少なく、荷室と水平な状態になります。シートバック上に荷物を搭載する場合でも、荷崩れを起こす心配は少ないでしょう。
一方、CX-3ではセカンドシートを畳むとやや角度が付き、荷室と水平状態にはなりません。シートバック上に積み込む荷物は、荷崩れへの配慮が必要です。
ヴェゼルの荷室は、コンパクトボディながら高い収納力と使い勝手を実現しています。コンパクトSUVの中では抜きん出た収納力と言えます。ヴェゼルなら週末のまとめ買いやレジャーグッズを積み込んでも困る場面は少ないでしょう。
一方マツダ CX-3はボディサイズなりのラゲッジルームと言えます。ゴルフバッグのような大きな荷物を積み込むよりは、日常の買い物や乗員の手荷物を積む使い方になるでしょう。