『車中泊なら断然8人乗りミニバンがおすすめ。』

SUVバイヤーズコラム

2020.12.23

ファミリーでのロングドライブやレジャー、さらには車中泊での移動と、使い勝手に優れることが魅力のミニバン。

購入する際に悩ましいのは7人乗りが良いのか、8人乗りが良いのかというところですよね。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、多用途性なら8人乗りが断然オススメなんです。

『車中泊なら断然8人乗りミニバンがおすすめ。』

メリット1：多人数乗車が便利

8人乗りは、2列目シートがベンチシートとなります。

小さなお子さんの世話するときに、ベンチシートはベッド代わりにも使えますし、最大8人まで乗れるというのは意外と重宝するものです。

また5名＋荷物という移動が必要な状況では、3列目シートをたたんでラゲッジスペースを作ることができますから、7人乗りより便利に使えるでしょう。

メリット2：車両本体価格がお得

7人乗りは2列目シートがキャプテンシート(独立したシート)になります。

キャプテンシートはそれぞれに独立したリクライニング機構やシートスライド機構、アームレスト等が搭載されるため、ベンチシート1脚よりもコストが高くなり、結果8人乗りのほうが少しリーズナブルな価格設定となっています。

『車中泊なら断然8人乗りミニバンがおすすめ。』

※トヨタノアの場合、8人乗りは7人乗りに比べて3万800円安価です。

メリット3：車中泊に便利なシートアレンジ

車中泊をする場合は、2列目と3列目シートを倒してフラットにする必要があります。

2列目シートがベンチシートであれば、倒す操作が簡単で便利です。

さらに重要なのは、倒した際になるべく隙間や段差ができないことです。

『車中泊なら断然8人乗りミニバンがおすすめ。』

キャプテンシートの場合、座席間の隙間を埋めるためにクッションや物を置く必要があり、ぴったりサイズのクーラーボックスなどがあれば便利ですが、ほとんどの場合は少し段差ができてしまいます。

対して8人乗りのベンチシートは、倒した際の段差や隙間が少なくフラットに近い状態なので、ゆっくり休むことができるでしょう。

メリット4：荷物を多く乗せることが可能

2列目のベンチシートをチップアップ(はねあげ)させる機構があれば、3列目シートも倒して広大なラゲッジスペースを作ることが可能で、車種によっては自転車やサーフボードといった大きな荷物も積載可能になります。

キャプテンシートの場合、チップアップ機構は付いていないことが多いため、ベンチシートに比べて荷室長が短くなってしまいます。

ただし、ベンチシートであればかならずチップアップできるというわけではありません。

たとえばステップワゴンはオプションでベンチシートが選択可能ですが、チップアップ機構は搭載されていませんので注意が必要です。