『価格帯別おすすめ中古SUV』
2020.11.03
クルマを買うという行為は、つねに大きな出費になります。
ですから、予算内でできるだけ程度が良いクルマ=いい買い物をしたい、というのは誰もが考えるところです。
では、いま流行のSUVの場合、どんなクルマがおすすめになるのでしょうか?
そこで今回は、価格帯別にどんなSUVを選んだら良いのかを解説しましょう。
代表的な車種もいくつかピックアップしていきますので、ターゲットを絞り込むためにぜひ活用してみてください。
■100万円以下のSUVは無謀?そんなことはありません
流行りのSUVなので、市場価格は高値安定傾向にあります。
そのなかで100万円以下の予算ということあれば、まずコンパクトクラスのSUVがアタマに思い浮かびます。
しかし、トヨタ C-HRやホンダ ヴェゼル、マツダ CX-3といった流行りのコンパクトクラスは、いずれもモデルチェンジを行っていない現行型であること、さらには人気モデルであることから、100万円以下では程度の良い個体を見つけるのは困難です。
それでもコンパクトクラスにこだわるのであれば、日産 ジュークやトヨタ ラッシュといったカタログ落ちしたモデル、または三菱 RVRやスバル XVなどの型落ちモデルとなります。
またコンパクトクラスを選ぶ多くの人は、自動車税が安いことにも魅力を感じていますから、排気量は小さいほうが人気です。
そういった理由から、2.0Lクラス以上のミドルクラスに掘り出し物があります。
なかでもおすすめしたいのは、3代目のスバル フォレスターです。
2007年から2012年まで販売されていたモデルで、スタイリッシュなデザインと充実した装備が魅力。
2.0L 水平対向NAと、230PSを発揮する2.0L 水平対向ターボエンジンがあります。
このモデルだと、100万円の予算でも低走行で程度の良い個体が見つかります。
アウトドア志向の方にはおすすめですが、難点は燃費が悪いこと。
ここは覚悟しなくてはなりません。
他には7人乗り仕様もあるトヨタ ヴァンガード、クリーンディーゼルが評判の初代マツダ CX-5 XDなどが選べます。
PRこの記事に関連するクルマ
※価格は支払総額
■コンパクトクラスを狙うなら100-200万円から
100万円から200万円の予算であれば、コンパクトクラスを中心に選ぶと良いでしょう。
年式が新しく、走行距離の少ないモデルも選べます。
トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキーやホンダ ヴェゼルなら「登録済未使用車」も見つけることができるかもしれません。
ミドルクラスであれば、現行型(T32型)の日産 エクストレイルも選択肢に入ってきます。
ただし2017年のマイナーチェンジ前のモデルが中心ですが…。
おすすめ三菱のエクリプスクロス。
こちらは2018年に登場したばかりの新型モデルで、1.5Lのダウンサイジングターボや電子制御4WD、先進の予防安全装備と、新しいモデルならではの機能や装備が充実しており、安心して選ぶことができます。
他にはスズキ ハスラー、マツダ CX-3、トヨタ C-HRなど、人気モデルを選ぶことも可能になります。
■新車もターゲットになる200-250万円
200万円から250万円という予算になると、グッと選択肢が広がります。
コンパクトクラスなら、廉価グレードの新車乗り出し価格がこの価格帯ですし、ミドルクラスでも人気の中古車を狙うことができます。
たとえば、トヨタ ハリアーは、つい先日まで販売されていた3代目のガソリンモデルが候補に入ってきますし、日産 エクストレイルならVモーショングリルが大きくなり、プロパイロットも設定されるようになった2017年のマイナーチェンジ以降のモデルが狙えます。
また、マツダ CX-5、スバル XV、スズキ ジムニー、アウトランダー PHEVも良いでしょう。
安定した人気で相場の下落がないランドクルーザー プラドは、2013年以前の年式であれば程度の良い個体を探すことができそうです。
デザインは前期型になります。
このあたりは好みもあると思いますので、本格クロカンSUVが欲しい方は検討の余地ありです。
■輸入車もターゲットになる250-300万円
250万円から300万円の価格帯になると、輸入中古車もターゲットに入ってきます。
そのなかからあえて日本車を選ぶのであれば、3代目ハリアーのハイブリッドモデルや、唯一無二のSUV、三菱 デリカD:5のガソリンモデル。
現行モデルにこだわるのであればトヨタ RAV4。
ランドクルーザー プラドであれば、2013年以降の中期型デザインで、程度の良い個体を探すことができるでしょう。
またレトロスタイルが魅力の本格オフロードSUV、トヨタ FJクルーザーも視野に入ってきます。
2014年に販売を終了していますが、その個性的なデザインや高いオフロード性能が一部のファンを中心に支持されており、値段はなかなか下がりません。
数も少なくなってきていますので、探すならいまがチャンスです。
■高級SUVも狙える300-350万円
300万円から350万円を用意できれば、現行モデルから程度の良い個体を探すことができます。
たとえば、三菱 デリカD:5であれば、ディーゼルの「ダイナミックシールド」顔を選ぶことができますし、3列シート7人乗りのマツダ CX-8も良いでしょう。
CX-8は3列目も快適な広さがありますので、ミニバンからの買い替えを検討している方にもオススメです。
高級SUVをお探しの方にはレクサスNX、また日本で唯一新車で買えるピックアップトラック、トヨタ ハイラックスもこの予算で探せます。
■新車にするか中古の高級SUVにするのか。350-400万円
新車のミドルクラスを選ぶこともできる350万円から400万円の予算で、あえて中古車を選ぶなら高級SUVや人気モデルをターゲットにすると良いでしょう。
本格SUVのトヨタ ランドクルーザーは、200系でも2015年以前のモデル。
ランドクルーザー プラドは2017年のマイナーチェンジで直線基調のスタイリッシュなフロントデザインになり、全車LEDヘッドライトが標準装備にされた現行型。
また、レクサスの都市型コンパクトクロスオーバー、UXも程度の良いモデルを探すことができますし、これまでにピックアップしたモデルなら、より程度の良い個体や人気色を探すことができるでしょう。
■国産ならほとんどの車種が買える。400万円〜500万円
レクサスのミドルクラスSUV、RXや、ランドクルーザーの現行型を探すなら最低でも400万円プラスアルファの予算が必要です。
また2014年に限定で販売された復刻版のランクル70も、この価格帯でさがすことができます。
価格帯別でオススメの車種をピックアップしてみました。
人気のSUVなので、中古価格は高値安定傾向にありますが、あせらずじっくりと探せば予算にあった個体が見つかるでしょう。