『2020年、国内SUVなんでもベスト3』

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『2020年、国内SUVなんでもベスト3』

2021.01.11

新車販売にとって厳しい年となった2020年、SUVカテゴリーにはいくつか話題のニューモデルが投入されましたが、市場はどんな反応を見せたのでしょうか?


ここでは、そんな新車販売台数を中心に、さまざまな角度からトップ3をピックアップして、そこから見えてくるトレンドや人気車種を解説。


ぜひ2021年の車選びの参考にしてみてください!



■販売台数トップ3(普通車新車販売台数:2020年1〜6月)



12月の数値が確定していないので、まずは2020年上半期(1月〜6月)のSUV販売台数ランキングを見てみましょう。


1位:トヨタ ライズ :58,492台

2位:トヨタ RAV4 :27,215台

3位:トヨタ C-HR :18,389台


『2020年、国内SUVなんでもベスト3』


驚いたことに、上位3車種はすべてトヨタでした。


なかでもライズは数少ない5ナンバーサイズのSUVでありながら、力強いデザインと上級モデルにも劣らないほど充実した装備、見た目以上に広い室内、買いやすい価格設定とコストパフォーマンスが高く、SUV一番人気を獲得しています。


下半期にはハリアー、ヤリスクロスも投入されましたから、2020年はトヨタがSUVカテゴリーをごっそり持っていった印象ですね。


ちなみに軽自動車販売カテゴリーで人気のスズキ ハスラーの上半期登録は37,413台で、全体の2位に食い込んできます。



■マンスリー3(普通車新車販売台数:2020年11月)



つづいて、2020年11月単月のランキングです。


1位:トヨタ ライズ :10,627台

2位:トヨタ ハリアー:9,897台

3位:トヨタ RAV4 :5,329台


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ハリアーは3位のRAV4とプラットフォームを共有する兄弟車の関係にありますが、開発コンセプトもデザインもパッケージングもはっきり異なります。


こうした幅広いラインアップによってSUV人気が支えられていることがよく分かりますね。


また6月の新車投入以降、販売台数でつねに上位にランクインする人気ぶりで、6月から11月の6ヶ月間で約8万台が販売されました。


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軽自動車に目を向けるとスズキ ハスラーが6,579台、ダイハツ タフトが6,503台で、ハリアーに次ぐ人気となっています。



■ビッグ3(大きいボディ)



SUVは大きさ、とにかく迫力のあるクルマに乗りたいと思っておられる方、お待たせいたしました。


2020年に販売されたSUVのなかで、大きい(※ここでは全長を基準に考えています)モデルです。


1位:トヨタ ハイラックス :5,335mm

2位:レクサス LX :5,080mm

3位:トヨタ ランドクルーザー200:4,950mm


『2020年、国内SUVなんでもベスト3』


全長5mを超すクルマ自体、日本ではほとんど販売されていないのですが、ハイラックスの5,335mmは驚きです。


偶然にも、トヨタの最高級車センチュリーと同じ長さ!


しかも日本で新車で買える唯一のピックアップトラックという、特別なSUVなのです。


汚れたギアや大きな荷物も難なく積めるのが魅力ですから、アウトドアレジャーの幅を大いに広げてくれるでしょう。



■スモール3(小さいボディ)



では、逆に小さいSUVモデルランキングはどうでしょうか?(軽自動車は規格が決まっているので除外しました。)



1位:スズキ ジムニーシエラ:3,550mm

2位:スズキ クロスビー :3,760mm

3位:ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ:3,995mm


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すべて5ナンバーサイズのコンパクトなSUVです。


ジムニー シエラは、堅牢なラダーフレームにFRレイアウト、機械式トランスファーを備えたパートタイム式4WDという本格クロスオーバーとして唯一無二の存在です。


ゆとりの1.5Lエンジンや迫力のフェンダーアーチなど、軽のジムニーにはない魅力があります。



■エンジンキャパ3(大排気量エンジン)



ダウンサイジングコンセプトがあらゆるモデルに次々と採用されている昨今。


時代に逆行するような大排気量エンジンは、もう作られないかもと言われています。


ですから、大排気量エンジンの図太いトルクを味わうのはいまが最後です。


少々高い税金を払っても、一度乗る価値あり。


おおきな排気量から生まれる余裕を味わってみませんか?


このランキングは、ガソリンモデルに絞ってみました。


1位:レクサス LX :5,662cc

2位:トヨタ ランドクルーザー200 :4,608cc

3位:トヨタ ランドクルーザープラド :2,693cc


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LXとランクル200は高級モデルですので大排気量でも当然です。


3位のプラドはランドクルーザーのライトデューティー系という位置付けで、日本の道路事情でも使いやすいサイズとバランスの取れた高級感で人気となっています。


少し前までは日産 スカイラインクロスオーバー(3.7L)やムラーノ(3.5L)といった大排気量のSUVもありましたが、日産がプレミアムクラスのSUVをランアップから外したことで、大排気量エンジンもトヨタのひとり勝ちになってしまいました。



■エコ3(燃費の良いSUV)



家計にも環境性能に優しい燃費の良いSUVはどうでしょうか?


WLTC燃費でランキングを見てみましょう。


1位:トヨタ ヤリスクロス :30.8km/L(ハイブリッド 2WD X)

2位:トヨタ C-HR :25.8km/L(ハイブリッド 2WD G/S)

3位:スズキ ハスラー :23.4km/L(ハイブリッド 2WD)


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想像通りハイブリッドが強いのですが、1位のヤリスクロスはダントツの数字です。


「SUVに乗りたいけどちょっと燃費が心配」と考えていた方にはピッタリのモデルです。



■EV3(電気自動車)



世界的には、内燃機関(エンジン)に変わる次世代の自動車の開発が進み、電動化の波がジワジワと押し寄せてきています。


SUVも例外ではなく、その橋渡し的な役割であるPHEVの人気が日本でも上昇中です。


最後にランキングという形式ではありませんが、PHEVも含め注目のSUVをピックアップしてみました。


・三菱 アウトランダーPHEV ハイブリッド燃料消費率16.4km/L/EV走行距離57.6km

・三菱 エクリプスクロスPHEV ハイブリッド燃料消費率16.4km/L/EV走行距離57.3km

・レクサス UX300e EV航続可能距離367km


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UX300eは、レクサス初のEV市販モデルです。


バッテリー容量は54.4kWhで、WLTCモードでの航続可能距離は367kmとなっています。


番外編として、2020年の7月に日産からEV専用モデルのミドルクラスSUV「アリア」もピックアップ。


こちらは、前輪駆動だけでなく4WDも用意され、航続可能距離も最大610kmのモデルが設定されるなど、その性能に注目が集まっています。


2021年の中ごろに発売される予定です。


SUVにまつわるさまざまなランキング。2021年はどんなクルマが登場するのでしょうか?


そしてどんなクルマが人気になるのでしょうか?


今年もSUVから目が離せませんね!




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