X1の後部座席の広さはどう?

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X1の後部座席の広さはどう?

2018.03.22

BMW X1の魅力のひとつである居住性の良さは、購入するユーザーがもっとも評価する部分です。とりわけ、後部座席はスタイリングで犠牲になることもなく、快適に過ごせるのです。そこで、その2代目BMW X1の後部座席の秘密を解き明かしていきましょう。

背の高い人でも窮屈に感じないスタイリング


2代目モデルは、全高が67mm高くなったとともに、後部座席の着座位置が64mmも高められたことで、後席における見晴らしがよくなりました。視界が広がったので、後部座席でも解放感が感じられ、室内が広く感じられます。オプションで電動パノラマ・ガラス・サンルーフを装備すれば、大きな窓との相乗効果で、より一層広々と感じられ、景色も堪能することができるでしょう。
ちなみに運転席の着座位置は36mm高められており、安全確認がしやすくなっています。 窮屈な後部座席はいくらスタイリッシュなデザインでも不満がたまるもの。その点BMW X1なら、背の高い人でも、長時間ドライブで快適に過ごせる室内スペースを確保しているといえます。

足元のスペースも広い

BMW X1は、駆動方式にFFを採用。 初代X1のレイアウトがエンジン縦置きのFRだったのに対し、2代目ではFFとしたことでエンジンが横置きになりました。これにより、初代モデルよりも全長が短くなったのにもかかわらず、室内長は長くなっています。 とくに後席居住性に貢献しているのが、スライディング・リヤ・シートです。シートは、60:40の2分割で、それぞれ前後130mmの調整が可能。バックレストの角度調節もできるので、必要に応じて足元のスペースや、ラケッジ容量を変えることができます。初代モデルのオーナーや、初代モデルを検討して後部座席に不満を持ったため購入しなかった方たちも、この広さには驚くはずです。
BMWと言えばFR。50:50の前後重量比でバランスがよい、スポーティーなクルマ作りを伝統としてきました。しかし、ローバーの買収を経て、FFのMINIを開発。最近では、MINIとBMWのプラットフォーム共有化も進んでいます。ここで取り上げている2代目X1も、MINIと同様のプラットフォームが使用され、室内のスペース効率向上に役立っています。
一見すると、2代目BMW X1は駆動方式をFFになったことで、BMW伝統のハンドリングやスポーツ性能をあきらめてしまったように思えます。しかし、BMWのブランドからFFをリリースするということは、ウラを返せばFFであってもBMWらしい性能を備えたクルマの開発が可能になったということ。BMWは、決して”freude am fahren(駆け抜ける喜び)”を諦めてはいないのです。
それは、ボディの軽量化と低重心化、空力特性の向上などのさまざまな対策によってもたらされた俊敏なハンドリングにも表れています。

まとめ

後部座席の居住性を求めるならばセダンを買えばいい。端的に言えばそういうことになります。BMW X1は、1.44mのコンパクトサイズのハッチバック、しかもスポーツ性も持たせたクロスオーバーSUV(BMWではSAVと呼びますが…)であり、近年のデザインの流れとしてリアウインドウは出来る限り寝かせたい。そう考えると、解決策としては必然的に後部座席は犠牲になります。
フルに後部座席は利用しないだろう。必要としている人は、BMWでいえばもっと大きなX3やX4そしてX5まであるのだから。
しかし、BMW最小であっても居住性能は犠牲にしない。後部座席に乗れるようになっている以上は、「狭い」といわせない。そんなBMWの流儀が表れた小さくても、しっかりBMWであるクロスオーバー、それがBMW X1なのです。

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