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5代目オデッセイが4代目から進化した点とは?

2019.04.14

5代目オデッセイ

オデッセイは、ホンダの3ナンバーサイズのミニバンとして1994年に登場し、2000年には販売台数が累計50万台を超えるなど日本のミニバンブームを支えた車種です。発売開始から約四半世紀、一時期は人気の低迷があったものの、現行の5代目では大きな進化を遂げ、人気復活に期待がかかります。今回は、そんなオデッセイについて紹介します。

 

 

低床、低全高でヒットした初代

90年代、それまでスポーツカーやセダンの開発を得意としていたホンダは、バブル崩壊後のセダン離れの影響をもろに受けました。

 

また当時、拡大傾向にあったRV市場では、他メーカーより開発に遅れをとっており、一から開発するだけの資金と時間も無いなど、苦しい状況でした。そこで、既存の工場と設備で、アコードの部品を使って、最小限の投資で開発されたのがオデッセイです。

 

当時のワンボックスカーは、ディーゼル車が7割を占めており、他社にはスライドドアを備えたモデルがありました。オデッセイにはディーゼル車もなく、スライドドアも装備されなかったため、実のところ社内での評価はあまり高くありませんでした。

 

ところが、低床・低全高スタイリングによるアコード譲りの高い走行性能や、セダンタイプの4枚のヒンジ式ドアが他のミニバンとの差別化を生み、ヒットしました。そして、デビューした1994年には日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞、翌年にはRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、ホンダにとってはうれしい誤算だったようです。

 

 

2代目は好調、3、4代目から低迷

初代登場から、5年後の1999年12月にフルモデルチェンジされた2代目オデッセイは、4枚のヒンジ式ドアを装備しているスタイルは変えず、エンジンを3.0L V型6気筒と2.3L 直列4気筒の2種類としたこともあり、売上は好調でした。

 

その後、3代目、4代目のモデルチェンジではさらに全高を低くし、セダンのような安定した走行性能やスタイリングにこだわっていきましたが、全高を低くしたことで室内空間が狭まってしまったことや、スライドドアを求めるユーザーからの支持が得られなかったことが影響し、徐々に販売台数が減少。4代目終盤では年間1万台を切ってしまうほど、低迷することになります。

 

 

進化した5代目オデッセイ

2013年の5代目オデッセイは、当時並行して販売されていた車高の高い大型ワンボックスミニバン「エリシオン」との統合により、大きなモデルチェンジとなりました。

 

現行のオデッセイのサイズは、全長4,830mm×全幅1,800mm×全高1,695mm(G FF 8人乗り)。4代目のFFと比較すると、全高は150mm高くなり、フロアも骨格構造の改善や薄型フューエルタンクや排気システムのレイアウトの工夫などにより低床化。これにより室内高は1,325mmとなり先代より105mmも高くなりました。これは、エリシオンの1,265mmも上回り、外見以上に広い車内空間を実現したのです。

 

 

また、ヒンジ式ドアから歴代初となるスライドドアを採用し、3、4代目の大胆な低車高のこだわりも捨て、これまでの「ステーションワゴンみたい」「室内が狭そう」というマイナスイメージの払拭に成功したようです。

 

 

エンジンはK24W 直列4気筒DOHC16バルブの採用で総排気量は2,356cc、アブソリュート系グレードのFFの最高出力は140kW(190ps)/6,400rpm、最大トルクは237Nm(24.2kgm)/4,000rpmと中速トルクも向上させました。トランスミッションは5ATからCVTに変更されました。

 

 

それに加え、2016年2月の一部改良ではハイブリッドモデルが追加され、2017年11月のマイナーチェンジでは、デザインの変更、ホンダセンシングを全車に標準装備するなど、デザイン、動力性能、安全性能のあらゆる面を向上させ、大きく進化したのです。

 

 

エリシオンとの統合により、差別化が失われてしまうのかと残念に思うファンもいますが、全高アップやスライドドアの採用で使い勝手を向上させつつ、低重心の「走りのミニバン」というこだわりはしっかり受け継がれています。進化した5代目オデッセイの挽回に期待したいところです。

 

 

 

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